【OAHSPE-考察】霊魂が衰えるとき:過信・病気・前世の罪

創造主と一つになる――それは霊魂の健やかさと信仰心の先にある

天使や定命の者たちはそれぞれ自分と一体化することはできません。しかし全ての者は御父と一体化し,誰もがそれぞれの方法で自分を完全化できるのです。
その後で,人々は互いに一体化していくのです。
自分の概念を『至高の御方All Highest』にささげ,しもべとして仕える者は誰であれ,正しい道を歩んでいると言えます。『宇宙における計画the plan of the universe』の中で,自分にてきした団体associationへと流れ着くことでしょう。
そうして一体化したものは,彼らの周囲に対して強い影響力を与えていきます。
『至高の御方』への不信感は,病気や出生前の罪,もしくは『自分の力を過信することlaudation of one’s own self』により霊魂が衰弱することによって引き起こされます
自分こそが『至高の御方』と思っているような人々に協調などできるわけがありません。彼らには力もなければ団結力も自己犠牲sacrificeもなく,天界や地球においてほとんど善行を施せずに
います。

OAHSPE-19『フラガパッティの書』24章-11-13


『OAHSPE』では「創造主と一つになる」という表現がよく使われます。
『ジェホヴィの書』には「全にして一」「一にして全」という言葉があります。
これは、人間は個として存在しながらも、創造主と一体である――また逆に、創造主から分かれて個として存在している――ということを意味しています。

このような関係にあるからこそ、人が「一体化」するためには、まず自分を創ってくださった創造主と“ひとつ”になることが大切です。
そのうえで初めて、他者との調和――「共にある」ことが可能になるのだと言います。

しかし、霊魂が衰えると創造主への信仰心も薄れやすくなります。
霊魂が衰弱する原因としては、以下のようなものが挙げられています。

  • 病気
  • 生まれる前(過去世)の罪
  • 自分の力を過信すること


たとえば、「自分の力を過信する」人について考えてみましょう。
人生における困難を乗り越えていく中で、多くの人は「自分ひとりでは生きていけない」と気づいていきます。
しかし中には、あらゆる困難を一人で乗り越えてしまう“超人”のような人も存在します。
こうした人々は、「自分には神など不要だ」と感じてしまうことがあります。
そうなると、他者と協力することを避け、自分ひとりで何でもやろうとするようになります。
そして、神への信頼や信仰が薄れていくのです。

ですが、人間には誰でも霊魂があり、その霊魂は神のしもべである守護天使(アシャール)に見守られています。
どれだけ「神など不要」と豪語しても、神の恩寵を拒むことは霊的な庇護を失うことにもつながります。

守護天使の加護が弱まれば、霊魂は次第に衰えていきます。
霊魂が衰えると、どれほど優れた人であっても判断を誤ったり、時には闇の霊魂の力に手を出してしまうようになります。

闇の霊魂とは、神の庇護を失った者たちです。
正義からは程遠く、彼らの影響を受けた人はしばしば悪の道に引き込まれます。

病気もまた霊魂を弱らせます。
また、前世の罪を持つ者は、生まれた時点で霊魂が弱った状態にあります。
こうした人々もまた、弱ったままでは生きていけず、闇の霊魂の力を借りてしまうことがあります。

こうした悪循環を断ち切るには、自分を見つめ直し、奢らず、日々少しずつでも善行を心がけることが大切です。
それが、霊魂の衰弱を防ぐ手立てになるのではないでしょうか。

参考文献, 使用画像

図書著者出版社
OAHSPE ”A New Bible in the Worlds of Jehofih and His angel embassadors.”John B. NewbroughOAHSPE PUBLISHING ASSOCIATION

画像:stable diffusion(model:XSMerge-RealisticVisionV3-ForArchi)より生成


 

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