本書は、『ジェホヴィの息子オシリスの書』と同時代に編まれた書です。
オシリスが上天に関する存在であるのに対し、『主神の書』は、同一の時代における下天および地球について記した書です。
【1章】
ヒンドゥー聖典の部。
- 神は、山々を座とする天界ノエチ弧のセムの部族のために、
地上のある部分を割り当てました。
そして全き叡智を備えた主神たちは、
その叡智によってヒルトを彼の牧草地へと導きました。 - ヒルトはネフの子であり、
卵より生まれ、
最も高き上天より降臨しました。
彼はきわめて慈悲深き主神であり、
オムに敬意を表して天界の岩々を打ちました。
そのとき卵が割れ、
殻の半分は上昇し、
残る半分は世界の基礎となりました。 - 邪悪な声(サタン)が人の子らに語りかけ、彼らを汚しました。
これにより偉大なる霊魂は天界の大空において語り、こう宣言しました。
「ネフの子ヒルトに、我はセムの部族を永遠に遺します。
彼らは我が永遠の敵アンラメイニュアスに耐え抜いたからです。
ゆえにヒルトはセムの主神となり、
アンラメイニュアスを地底へ追放しました。
彼は地獄の炉のために火を築くことに忙しく、
その煙と炎は地中を通って上昇し、
人々に『アグニ(火山)』として知られるでしょう。
彼の存在が人に知られるためです」 - かくして、悪は善のうちより生じました。
しかし永遠の知恵が
定命の者と天界の霊魂のうちに保たれるよう、
”万光”は、永遠に存続する創造の原理として、
ヴィシュヴァスリジ(法、または自然法)を創造しました。
それ以前、世界には二つのものがありました。
一つは虚無、もう一つはヴァチスです。
ヴァチス(ヴァチ)が世界でした。
こうして虚無は、
「見える世界」と「見えない世界」に分かれました。 - 「見えない世界」は風の中で
三つの音、すなわち E-O-IH を発し、
定命の者たちによって 風の神エオリンと呼ばれました。
エオリンは自らを三つの色によって示しました。
最高の色である黄色、
最も冷たい色である青、
そして最も暖かい色である赤です。 - エオリンは言いました。
「すべての音は、私の三つの音から作られます。
すべての色は、私の三つの色から作られます」
彼は ”万有の主” でした」 - 彼は言いました。
「私は三つの世界を造りました。
定命の者たちのための”地上の世界”、
純粋で賢明な天使たちのための”すべての上天”、
そして地上に寄り添う”中間世界”です」 - エオリンは言いました。
「私は三つの光を造りました。
昼を治める太陽、
夜を治める月、
そして人が用いるための燃える火です。 - また、私は三つの霊的な光を造りました。
私の霊魂より発する”ルッチ”、
天界の主神たちから人の魂にもたらされる”セム”、
そして中間世界の霊魂からもたらされる”ヴァス”です」 - エオリンは言いました。
「私は三つの状態にあります。
常に存在し、変化することのない”幽体”の状態、
地球・星・太陽・月のように場所に留まる”物質”の状態、
そして永遠に変化し続ける”運動”の状態です。
この三つの状態において、
あらゆる場所、あらゆる時を力強く支配するのが、
この私、エオリンです」 - 卵が割れ、その殻が散らばると、
卵のセムは留まる場所を失い、
結合を欠いたまま虚無の世界に散在し、
見えなくなりました。
そこで上天の最高主神ヒルトは旋風を四方へ送り出し、
旋風は卵の物質を集め、
それを雨のように地上へ降らせました。 - エオリンの子ウズは素早く走り、
アンラメイニュアスの火を北の方へと向けました。
そしてエオリンがその生命を与える手で地に触れるや否や、
ただちにすべての生き物が創造されました。 - そこでエオリンは言いました。
「私の最初に生まれし子よ、
永遠にこれを管理するのはあなたです。
また、他にいかなる神もあってはなりません」 - しかし時が経つにつれ、
邪悪な声(サタン)が、
人や天使のように語る蛇とともに地を覆いました。
その蛇たちは、
アンラメイニュアスの父であるすべての悪と友となり、
アス人の女たちは
最初の人間であるイヒン人を誘惑しました。
こうして、世界に悪しき子孫が生まれました。 - 地上の主神ヒルトは、最初の人類を光の領域から追放し、
上天の門に当たるチンヴァットの境界に、
高貴に生まれた天使たちを置き、
以後、信仰者の部族を守らせました。
それにもかかわらず、
悪は足を得て、すぐに地上に蔓延しました。
そこでヒルトは両手を腿に置き、
世界とすべての生き物を溺れさせると、
万光に誓いました。
主神の誓いに応じ、
熾天使――強力な火の船が太陽の領域から降臨し、
天界の洪水の門を開いて大海を放ち、
地上の主神の友である聖なる民イヒン人を除く、
すべての人々を滅ぼしました。 - そこで主神はその掌のくぼみに民を乗せ、
彼らに鳩の翼を与えました。
彼らは遠くへ飛び去り、
主神の住まう地へと至りました。
それゆえ彼らは、
全世界への証としてセムと呼ばれました。 - その時代、神は定命の者の近くにおられ、
正直な人が語りかけると、
主神はそれに答えました。
同様にアンラメイニュアスも近くにおり、
悪しき者が語ると、
邪悪な声が応えました。
このため主神は、
最も純粋で高潔な女性を選び、
最も賢く、強く、信仰深い男子を選び、
律法に従い、一人の男に二人の女を与えて結婚させました。
その結果、最も賢明で高潔な男女の子孫は、
親よりもさらに賢くなりました。
主神はこの秘儀を神の家にいる民に授け、
彼らはその知識を選ばれし民に伝えました。 - ヒルトは言われた。
「愛する者たちよ、
あなたがたの種が汚され、
その子孫がアンラメイニュアスとともに地獄へ堕ちぬよう、
地に穴を掘る闇の民ドルク族と結婚してはなりません」 - しかし悪の創造者アンラメイニュアスは、
ドルク人の女たちのもとへ行き、
暗がりでこう語りました。
「ババオの根を持って来て、
それで人を惑わせる飲み物を作れ。
鳩の翼で来た白き民にそれを与えよ。
彼らは食べ、飲み、酔うであろう。
若い男たちが酔ったなら、彼らのもとへ行け。
それが、私の贈り物である」 - こうして、ノエチ弧より出た者たちの中に、
最初の罪が生まれました。
ドルク人は、彼らが酔っている場所に入り、
こう言ったからです。
「白き民と黄色き民が私たちに襲いかかり、
私たちの種が地上で滅びぬよう、
肉体と親類、骨と骨、血と血によって、
私たちを一つにしてください」 - 主上神ヒルトは闇の中を見通し、
憐れみをもって言いました。
「このことのため、
私はアンラメイニュアスに大いなる罰を与えます。
彼は悲しみによって頭を垂れるでしょう。
しかしイヒン人については、
酔っていたゆえに赦します。
また、そこで生まれた新しき民については、
闇と光の双方から生まれたがゆえに、
全世界の民の中で最も強き者となるでしょう。
彼らの内なる闇は、
あらゆる闇と戦い、
やがて彼らの内なる光が、
その闇を支配するでしょう。
しかしドルク人については、
永遠に闇の中に留まります」
【2章】
- セムには多くの部族があり、
ハヴェンティとガッツの海の境界に定住していました。
主神(ヒルト)は彼らとともに住み、
主席預言者ター(タエ)を通して語りました。
ターは主神の言葉を石や木、布に記録し、
これらは神のヴァレンス(ヒルトの家)に保管されました。 - ターが年老いて死ぬと、
主神の賜物である外套はターの息子に受け継がれました。
彼もまた主神の声を聞く力を持ち、
父と同じように主神の言葉を記録しました。 - やがて彼も死に、
その子が同じように継承しました。
この真実のゆえに、
主神は彼らすべてを聖なる名”ター”と呼ばれ、
その系統は百世代にわたって続きました。
こうしてイヒン人は国内の遠近の地に町を満たしましたが、
地上・水中・空中に生きる、呼吸するすべての命を、
彼らは一切殺しませんでした。 - イヒン人の初期の時代、
主神は主席預言者を通して語りました。
「ある町や部族の者が、
別の町や部族の者と結婚するなら、
父と母の名が子孫に与えられるのは、
ただそれだけのことです」 - しかし当時、人々は闇の中にあり、神を理解していませんでした。
そのため住民たちは近隣部族の名を組み合わせました。
すなわち、ある部族は小麦を「ウト」と呼び、
別の部族は同じものを「ヤト」、
また別の部族は「ワト」、
さらに別の部族は「フート」と呼びました。
こうして後の世代は「ウトヤトワトフート」と言い、
これをイーハ語と呼びました。
その結果、用いられた言葉の数も長さもあまりに増大し、
古代預言者の書は誰にも理解されず、
失われていきました。 - 主神は言いました。
「私は選ばれし者の系図を保とうとしたのに、
あなたたちは、
私の目には価値のないものにまで法を適用しました。
あなたたちは雑音、――言葉の塔を築いたため、
舌は互いに混乱しました。
多くの言葉で天に届こうとしましたが、
結果として堕天(地獄)を養ったに過ぎませんでした」 - 主神は言いました。
「さあ、ムルダン(霊魂の輪)に入りなさい。
そうすれば、私はあなたたちを救いましょう」
人々は三日月の形に座り、
主神は二つの角の間に現れて言いました。
「見なさい、
あなたたちはタウですが、
私はシリ(霊魂)です。
私の言葉は、全世界に抗して立つでしょう。 - 「神(ハウトゥ)の掟を聞きなさい。
あなたたちは言葉の塔を築いたため混乱しました。
しかし私は怒りによって来たのではなく、
あなたたちを救うために来ました。
これ以上、私は
書くことも、書かれた言葉を教えることもしません。
それらは、学ばぬ者にとっては
愚かさに過ぎないからです。 - 私は口伝によって教えます。
あなたたちは、私の後に続いて唱えなさい。
それらは、世界の終わりまで聖なる言葉となります」 - 主神は神殿で人々と向き合い、口頭で教え、
彼らは言葉とその意味を学びました。 - 最もよく学んだ者たちを、
主神は「リトヴィジ(教師)」と名づけました。
主神は言いました。
「あなたたちは古代の言語を混乱させました。
ゆえに、私は新しい言語を与えます。
それは完全(ヴェーデ)であり、
私の敵に対抗するものとなります。
これ以上、誰も私の与える言葉に干渉してはなりません」 - ヒルト(主神)は言いました。
「あなたの神である主神のみを、全霊をもって愛しなさい。
あなたのもとに来る天使たちから顔を背けなさい。
彼らはアンラメイニュアスの使者です」 - ヒルトは言いました。
「太陽と月、そして地上のすべてのものを愛しなさい。
それらは主神からの贈り物です。
霊魂とは何か。
それは飛び去るものであり、形あるものではありません。 - 預言するドルジ(霊魂)を打ち倒しなさい。
彼らは偽りしか語らず、
アンラメイニュアスの使者です。 - 太陽、月、星々によって預言することを学びなさい。
それらは偽りを語りません」 - 主神は次に、地上と天界の風、寒暖、
太陽、月、星、春夏秋冬を司る星座の徴を与えました。
しかしこれらは今日に至るまで人類の歴史に知られているため、
本書では省略します。 - 主神はコスモンの時代である今日、こう言います。
「見なさい、人間よ。
オシリスの時代、
私は多くの哲学者を地上に起こし、
古代の伝承を成就させるためだけでなく、
人間を使い魔との交信から遠ざけるため、
論争の書を書くよう霊感を与えました」 - 卵の問題、またアンラメイニュアスの問題について言えば、
それらは証明されたことがなく、
地上の主神ヒルトの権威によって語られたものでもありません。
偉大なる霊魂が神々と主神たちに世界を分け与え、
地球 (ブー) がヒルトの分となったと考えるのが合理的です。
星々もまた同様に、
他の神々や主神たちに与えられました。
だがアンラメイニュアスのような悪しき神を、
誰が見たことがありますか。 - 主神ヒルトについては、
私自身が見てきましたし、
何千人もの正直な預言者たちもまた彼を見てきました。
主神が語ったのは愚かな物語ではなく、
人が幸せに生き、
偉大なる霊魂の栄光となるための生き方でした。
主神が、人間の霊魂以上の存在であると主張したことを、
私は一度も聞いたことがありません。
私の考えでは、
主神は地球と、他のすべての霊魂の長です。
しかしそれを知ることよりも、
正義を行う方法を知ることの方が、
より偉大な真理なのです。 - ゆえに人は、
証明できず、望むときに見つからぬ霊魂よりも、
見ることができ、聞くことができ、証明できるものを、
何よりも学ぶべきです」
【3章】
- 主神は言いました。
「農夫がある畑に小麦を植え、別の畑に米を植え、
また別の畑に亜麻を植えるように、
主神である私も、人の種とともに地上に住みます。
賢き者であれば、
『これらのことは偶然に起こったのであり、
ヤフェト(中国)にはたまたまある民が、
ビンドゥ(インド)には別の民が、
アラビーニャ(アラビア)にはまた別の民が定住したのだ』
とは言わないでしょう。
主神が言うには、
これこそがわが敵どもの議論なのです。
彼らは、
ただ一日のように見えるわが業のうちに叡智を見いだせず、
わが計画の幾千年にも及ぶ時の中へ
判断を延ばすことができません。
そのゆえに彼らは、
頑なにも無知の中へ自らを閉じ込めて、
『神などいない』と言うのです。 - なぜなら私は地の広さを前もって見通し、
それが人の栄光のために従えられるべきことを
知っていたからです。
そして初期の日々に、
私は叡智によってわが軍勢を分割しました。 - 私はハムに、地上の移動する部族の基礎を割り当てました。
見なさい、
ハムの部族の中から、
私は多くの色の人々を選び出しました。
そのため、私は「ハム」という名が世の終わりまで生きた
証言として立つよう、あらかじめ定めました。
私は、諸国が我が民の歴史を求めて振り返る時代が来ることを予見し、
地の後の時代における証しとなるべき
幾つかの言葉と印とを、あらかじめ備えたのです。 - ハムの部族は、黒、白、黄、銅、赤、茶と、あらゆる色を備えていました。
それにもかかわらず彼らは、
平らな爪と短い腕を持つイヒン人(信仰者)であり、
知識を獲得することを望む者たちでした。
私は彼らを、
砂地の野と、豊かな牧草地が交互に広がる国へ連れて行きました。
そこには、短髪の闇の民である原住民は、
ほとんど住んでいませんでした。
そして私は、
人の頭の髪に至るまで、
わが言葉の証しを備えずに、
何事も省くことはしませんでした。 - イヒン人のうち、私は地上のあらゆる地域において、
ジェホヴィを崇拝する部族には長髪という証しを与えました。
それは、コスモン時代の人が、
自分たちの発祥の地が水の上にある地ではないことを悟るためです。 - 見なさい、
セムの部族の多様なる(イーハ)言語を。
私はヤフェトの部族と並べて彼らを育て上げました。
そして見なさい、
ヤフェトは今日に至るまで、
パニック語の派生語を用いています。 - なぜなら私は、これら二つの異なる土地の部族に、
わが十の掟と十の祈祷を与えましたが、
それらは書かれるためではなく、
口から耳へと語られ教えられて、
与えられた言語のうちに聖なるものとなるためのものだったからです。 - そのことによって人は、
卵の物語や、世界における悪の起源の物語といった同じ話が、
定命の者たちによっては伝達し得なかったことを悟るでしょう。 - なぜなら私は、後の世に証しとして発見されるよう、
ヤフェトの中にパニック語を
十分に封じ込めておいたからです。
それは、ハムやセムとは異なり、
一つの強大な国が、
一つの言語を幾千年にもわたり保持し得ることを示しています。 - なぜなら私は、
哲学者たちが、言語は定命の者に由来すると証明しようとし、
また人の中の知識の成長に応じて言語が変化してゆくのだと主張しようとすることを、
あらかじめ見通していたからです。 - 見なさい、
私はすべてのわが民に経典を与え、
そのうちのある者には、その文言に従うよう命じました。
こうして私は、わが手の業を保ったのです。 - ハムの部族には、
あらかじめ西へ移住することを好む性質が定められていました。
ヤフェトとセムの部族には、
自国に留まることを好む性質が定められていました。
グアタマの部族には、
東へ向かうことを好む性質が定められていました。
そこで私はグアタマの部族に境界を設け、
彼らが東の海へ到達しないようにしました」 - 主神は言いました。
「私とわが支配域のことを、
野蛮なる世界に教えるためにハムを設計しました。
また、彼らの子孫を通して、
男女の髪が、真っ直ぐでも短くもなく、
長く巻き、そして赤、白、茶となるように備えました。
それによって、後の時代に
諸国の系譜が辿られ得るためです」 - さて、ヤフェト、セム、ハムという三つの大国のただ中に、
イフアン人の主要な場所があり、
彼らはそこに新しい国家を建てました。
主神は彼らをパーシィと呼ばれました。
これは「戦士の信仰者」を意味します。
それは主神が、選ばれし者イヒン人を守る盾として彼らを造ったからです。 - イフアン人とパーシィ人の違いは、
イフアン人がイヒン人の近く、その周辺に住んだのに対し、
パーシィ人は自分たちだけの国に住んだことでした。 - それにもかかわらず彼らは皆、同じ血と親類であり、
イヒン人と、原住のドルク人との間に生まれた混血でした。
彼らは大柄で、その多くは新しい銅の色をしていました。 - 彼らが主神に寵愛されたゆえに、
主神は彼らに別個の法を与え、
ドルク人と交わらぬよう命じられました。
そしてこの命令を、
彼らは千年以上にわたり守り続けました。 - しかし時が経つにつれ、
パーシィ人はドルク人に誘惑され、
高き地位から堕ち、ついに人食い族となりました。 - 主神はガン人を遣わし、
彼らに口伝の聖典を授け、
わが民を探して旅をさせました。
すると見なさい、
主神の民のうち十の部族が荒野で道に迷いました。
そこはパーシィ人の国であり、
その地は野生の山羊で満ちていました。
これにより、
その地は「山羊の地」と呼ばれるようになりました。 - 道に迷った部族は肉食をしなかったので、食べ物に窮しました。
そして彼らは言いました。
「さあ、山羊の乳で生きよう」 - 彼らは山羊を飼い慣らし、群れを保ちつつ、
長き季節の間そのように暮らしました。
そして群れを引き連れて各地をさまよったので、
その理由によって彼らは
「羊飼いの王」という名を帯びました。 - 主神は彼らに目を留め、
好意をもって言いました。
「自らを羊飼いの王と呼ぶこれらの者たちが、
この国を得るでしょう。
見なさい、
この民の子孫から、
私は力ある奇跡をなすでしょう」 - 主神は言いました。
「人が発見し得ることについては、
主神である私は、
それを人が発見し得るように残しておきました。
人が発見し得ないことについては、
主神である私が人に教えました。 - 私は羊飼いの王たちに、
毛皮から皮革を作る方法を明かしました。
人にはこの発見に至るいかなる手段もありませんでした。
羊飼いの王たちは皮革の袋を作り、
その中に乳を入れて携えました。
乳はそこで撹拌され、
彼らはバターを作りました。
それはこの世界で最初に作られたバターでした」
【4章】
- 神は言いました。
「悪がなくとも、私はイヒン人を、
わが光の礎として保ってきました。
そこから、闇の部族へ手を差し伸べることができるためです。 - なぜなら、私は闇の中へ入ってそれと戦うようには、
あらかじめ定めなかったからです。
そうではなく、闇の外に立ち、
人が見て学ぶべき正義の模範を示すためです。 - また、わが選ばれし者が、
正義の町や正義の王国という模範もなく労することを、
私は初めから計画していたのではありません。 - サタンとその軍勢に隷属する悪人や悪の司祭は、
悪の中に留まりながら、
模範となる町も王国も持たぬまま正義を説きます。
しかしわが選ばれし者は、
御父への信仰の証しとして、自ら去り、彼らの町を建てます。 - そして彼らは、互いに向ける自らの生活そのものによって、
わが掟の全き実践を行います。 - 『これは私のものだ』と言う者に対して、
私はそれを語っていません。
『我が家だ、我が土地だ』と言う者に対しても、
私はそれを語っていません。 - それらの物が彼らに属する限り、
そのような者は、私に属するのではなく、それらの物に属しているのです。 - この真理を示すために、
私は正義の生ける模範としてのイヒン人を、
世の人々から分けて起こしました。 - しかし、イヒン人が男としても女としても
完全であったと思ってはなりません。
彼らは発達した種族ではなく、
また自らの知識ゆえに正義であったのでもありません。 - わが上位天使たちが常に臨在したことにより、
彼らは正義へと強く向けられ、
悪から抑え隔てられていました。
地上を覆ったドルク人や人食い族の諸部族の前で、
彼らは私の生ける教えでした。
そして、御印と奇跡と、無抵抗の力とによって、
私は彼らを守り保ちました。 - なぜなら、人は自分自身のままでは、
悪において力へと進化するだけだからです。
それゆえ、人よ、
正義と善意をなすために、
私が人間族をいかに支配するかを、あなたは見ておきなさい。 - そして、私が据えた模範は野蛮人の魂にも届きました。
それゆえ後の時代、
彼らがわが声を聞き、
わが掟を理解するように、
私は備えをなします。 - なぜなら、私の臨在も、わが軍勢の臨在もなくして、
彼らが徳と知識を理解し、自ら進んでそれを実行する時、
そこにこそ人々の間に光が満ちるからです。
その時、人は、互いに向ける正義と平和と愛とが、
霊魂の幸福の礎であり、
その復活のただ一つの光であると悟るでしょう」 - 主神は言いました。
「私がただ一つの国にのみ来て、
他の国々を闇の中に残したと思ってはなりません。
私は一つの国のみにではなく、
地上のすべての地域に来たのです。
その時々に彼らに必要とされたことに応じて、
私は手をかざし、彼らは初めから定められていたことを成し遂げたのです。 - 人が永遠に導かれ続けることはジェホヴィの御心ではありません。
なぜなら、まことに主神が言うには、
人はついには、
幼少の時より、自ずから善行を行う
光を持つに至るべきだからです」 - 主神は言いました。
「生徒のためにあらゆることをしてしまう教師は、
生徒をも犠牲にします。
生徒に誤りを教える者は、
御父に対して罪を犯します。
生徒に何も教えぬ者は、
悪の共犯者です。
このようにして、
あなたがたの神である主神は、人の子らの上に立っているのです。 - 見なさい、
私は、選ばれし者が野蛮人の中にあっても害されず自らを保ち得ること、
また、縛りなき結婚によって聖なる民が
野蛮人の中ですみやかに失われることを、
示してきました。 - なぜなら、人が恐るべき争いを目の当たりにすると、
殺戮の働きを多くなすために、
強靭な手足と腕、そして狡猾な知力を持つ息子を、
むしろ望むからです。
そのような状態からは、
霊魂の栄光のために、
優しさと愛において向上しようという
動機は生まれ得ません。 - それゆえ、あなたがたの主神である私は
後の世代に示したいのです。
第一に、私の手がその業に加わらなければ、
人々の間に善も平和も来ないこと。
第二に、御印と奇跡を通して、
わが力の模範となるイヒン人という種族によってのみ、
野蛮人は彼ら自身の益のために届かれ得ることを。 - また、あなたがたがイヒン人の証しを得るために、
私は門のない町の廃墟や、
入口に扉のない家々を残しただけではありません。
むしろ、野蛮人をより高い進化へ導くには、
そのような手続きによるほかないことを、
あなたがたに示したのです。 - 人よ、
偉大なる霊魂がかつて地上に主神を置いたのかどうかを、
人が疑う時代が来ることを、
私が予見しなかったと思ってはなりません。
そして人は言うでしょう。
「見よ、主神も神もいない」と。
ゆえに私はこの時代を見通し、
前もって天使たちを遣わして示しました。
第一に、
人間族の進化は最も低い闇の中から生じたこと。
第二に、
その進化の原因は偉大なる霊から来ており、
正義へと向けられていたこと。
そして、
それがそうであり得たのは、
あなたがたの神である主神があったがゆえです。 - なぜなら私は、今日に至るまで、
闇に住む部族を十分に残したからです。
人食い族すらも。
それは、彼らが自分たち自身の内には、
知識と平和と勤勉と愛と互いへの善行へ向かって
進化しようとする欲求を生じさせるものを、
何一つ持ち合わせていないという証しです。 - 人は、
『ある民が隣人の存在によって、
主神も神もなく、
天界の天使もなくして高められた』
とは言わないでしょう。 - さあ見なさい、
私はあなたがたの門口に野蛮人を置いてきた。
だがあなたがたは彼らを高めず、滅ぼします。
それによって、
あなたがたのうち最も賢く最も学んだ者でさえ、
復活させる力を持たぬことが示されるのです。
私は、正義と奇跡を実践する信仰者(イヒン人)の模範によるほか、
野蛮人の復活への道を残していません。 - そして、これらを行う者たちが起こされ、
彼らは成功するでしょう。
その成功ゆえに、
彼らもまたイヒン人の証しとなります。
イヒン人のうちに、
私が全地球の救済の礎を置いたからです」
【5章】
- こうして主神は、パンから救われた五つの民団を確立し、
彼らにそれぞれの国において
パニック語の言葉を保存するよう命じました。
彼らはその通りに保存し、
その多くは今日に至るまで残っています。 - さて、これらのイヒン族がその後どうなったかを、
以下に述べます、
すなわち――。 - グアタマに来た者たちは二万一千年生き残りましたが、
その後、絶滅しました。 - ヤフェトに来た者たちは二万一千年生き残りましたが、
その後、絶滅しました。 - セムに来た者たちは一万二千年生き残りましたが、
その後、混交によって絶滅しました。 - ハムに来た者たちは二万一千年生き残りましたが、
その後、混交によって絶滅しました。 - グアタマの人々は、大都市一千、小都市三千に達し、
霊魂の数は四百万を超えていました。
そして彼らには、町の父長たちを通して彼らに仕える主神以外に、
王も女王も、その他の統治者も一切いませんでした。
彼らは最後まで、グアタマという神聖な名を保持しました。
しかしイフアン人は彼らを、
別の世界の人々という意味で「オエクロパン」と呼びました。 - 時が経つにつれ、
彼らは小柄になり、結婚を望まなくなりました。
そして地上に、大いなる闇(オクゴック)が臨み、
灰が降り、熱と熱病(発熱)が起こりました。
それゆえ主神は彼らを上天へ引き上げました。 - ヤフェトの人々は、大都市二千、小都市七千に達し、
霊魂の数は八百万を超えていました。
彼らは最後まで「ヤファ」という名を保持しました。
しかしイフアン人は彼らを、
霊魂の光の民という意味で「トゥア・ギット」と呼びました。 - そして地上にアジが来て、
彼らに無力を触れさせたため、彼らはもはや子孫を生まなくなりました。
それゆえ主神は彼らを手許に連れ帰りました。 - セムの人々は、大都市六百、小都市二千に達し、
霊魂の数は二百万を超えていました。
彼らには王がなく、
町の父長たちを通して主神に仕えました。
彼らは最後まで「セム」という名を保持しました。
しかしイフアン人は彼らを、
「真の光の民」、しかも「女性のような」という意味で「シリヴェデイィ」と呼びました。
そして無力が彼らを襲い、
彼らは太陽の光の中の一滴の水のように消え去り、
いつ彼らが絶えたのかを知る者は誰もいませんでした。 - しかし主神は彼らの種を残したいと望まれ、
その多くがイフアン人と結婚しました。
だが彼らの子どもはイフアン人となり、
イヒン人の絹のような髪も、音楽的な声も、
そして上天の光も持っていませんでした。 - ハムの人々は、大都市一千二百、小都市三千に達し、
霊魂の数は四百万でした。
しかし彼らは色が混じっていたため、
無力にはなりませんでした。
だが彼らは温血であり、
他のいかなる信仰者よりも神の法を破り、
イフアン人と大いに混じり合いました。
彼らには王も女王もなく、
町の父長たちを通して主神のみに仕えました。
そして彼らは、イフアン人との併合によって
一つの独立した民として存在し得なくなるその最後まで、
「ハム」という名を保持しました。 - 二艘の船で北の地(日本)へ行った部族については、
千年の後には、誰も彼らとイフアン人との間に線を引くことができませんでした。
彼らがイフアン人と混じり合い、
イヒン人としては失われてしまったからです。
それにもかかわらず彼らは、
野蛮人を叡智と平和へと贖い入れたのでした。
【6章】
- 神は言いました。
「オシリスの時代、あなたがたの主神は、
イヒン人とともにあった光と知識を、
新しい種族――ガン人とイフアン人――へと
融合させるために備えました」
そして、そのような基礎は、
主神とその天使たちによって据えられました。 - この時より以前には、
イヒン人は、野蛮人に皮革や布を作らせることを
感化することができませんでした。
また、美徳と平和という道において、
いかなる種類の産業へも彼らを感化することができませんでした。 - 主神は地上の住民のために、
神託の家々を備えました。
そこでは主神が定命の者と
顔を合わせて語ることができました。
主神はこの目的のために選ばれた天使たちを通して、
かくして定命の者を教え導きました。 - そして、イヒン人の仕方に倣いながら、
産業と平和と正義へと彼らを勧め導きました。 - また、星と太陽と月について教え、
地上の時間と季節を見いだす方法を示しました。 - さらに、星を観察し、
それらに名を付けるよう彼らを感化しました。
その名は今日に至るまで保存されています。 - 主神は言いました。
「私は指標を据えました。
私のすることを、人はすることができません。
私は野蛮人を引き上げます。
彼は私の命令によって、
その残虐な慣行を捨て去ります。 - 私は彼を星の観察へと招きます。
すると彼は、私の声に耳を傾けます。 - 見なさい、
主神などいないと言う者たちよ。
私は野蛮人の残党を残しておきました。
さあ、あなたがたも試してみなさい。
人間の進歩の原因を見いだした者たちを地上から起こし、
野蛮人を育て上げてみなさい。 - 私が人に、
『死者の霊と交信せよ』と言えば、
人はそれを行います。
私が、
『そのような崇拝から離れよ、そして星々の前にひれ伏せ』と言えば、
人はそれを行うのです」 - ジェホヴィは仰せになりました。
「わが主神、わが神よ、行きなさい。
今日は人を一つのものへ呼び寄せ、
それを崇拝させなさい。
明日は別のものへ呼び寄せ、
それを崇拝させなさい。
人は天と地のあらゆるものにひれ伏し、崇拝するからです。
それらを試すことによって、人はそれらを知ります。
なぜなら、わが栄光の日――コスモン――において、
人は創造主である私のみを残し、
あらゆる崇拝されるべきものを退けることになるからです」 - 主上神は言いました。
「崇拝し得る性向を通して、
人は高められます。
大いなる学問でさえ、
人はまずそれを崇拝しない限り、
追い求めようとはしません」 - オシリスの時代、主神は天上の星々に、
伝説的な神々や主神たちの名にちなんで名を与えました。
そして主神は、人がそれらを崇拝するべきだとは教えず、
むしろ天空においてそれらの栄光と威厳を学ぶべきだと教えました。 - しかし人は、その御業の驚異ゆえに創造主を忘れました。
今日に至るまで、人は目に見えるものを実体的で現実的だと見なし、
目に見えぬ”全能者”を退ける傾向があります。 - これは神(オシリス)の命令でした。
人は霊的なことと同じく、物質的なことも学ぶべきだからです。
そして主神である私は、死者の霊魂を運び去り、
人と天使とが互いに交信することを許しませんでした。
以前、彼らはそのようにして交信し、
双方とも上天(より高き天)を退けていたからです。 - ジェホヴィは仰せになりました。
「死者の霊魂が永遠に地上に留まり、
定命の者の奉仕や修練に従事することは、
わが天界の計画ではありません。 - 見なさい、
わが王国への道は上向きです。
地上の人は、
天の天使が下へ降りることを求めるよりも、
むしろ自ら上へ向かって上昇することを求めるべきです」 - それゆえ主神は死者の霊を運び去り、
人の関心を、下位の王国(物質界)の栄光を
学ぶことへと向け替えました。 - こうして人は大いなる学びにおいて進歩しました。
太陽・月・星々についても、
また地表にあるあらゆる物についても。 - 主神は言いました。
「人がその創造主の周期を理解できるように、
私はこれらの御印を与えました。
霊的研究が人のうちで主要となる時、
人は地上に属する科学や技術、発明において前進しません。
しかし人が霊的向上心を失う時、
人は物質的知識と発明と探究において前進します。 - これらの御印は、
神々と主神たちを通して”全能者”の御手によって、
定命の者たちにもたらされる変化を予示しています」 - 神は言いました。
「見なさい、
私は地上に偉大な王と女王を起こしました。
そして天界のあり方に倣い、
盛儀と儀礼と式典を彼らに与えました。
これらは大衆の憧れとして私が設けたものであり、
大衆が万物の嗜好品を自ら整えることを学ぶためでした。 - なぜなら私は、
地と、あらゆる種類の野蛮な獣や蛇が従えられるまで、
人が霊的になることを望まなかったからです。
そうでなければ、人は無力へと落ち、
地上で失敗していたでしょう。 - これらの証言を、私は今日に至るまで
あなたの前に残しておきました。
霊的な人は隠遁と祈りに閉じこもる傾向があります。
しかしオシリスの徒は、男らしく外へ出て働きます。 - 当時、主神は王と女王の間に互恵関係を定めました。
その仕方は次の通りです。 - 中央の王国は”太陽の王国”と呼ばれ、
他の国々は”衛星国”と呼ばれました。
そして最高統治者は”太陽王”または”太陽の王”と呼ばれました。 - 王は、太陽・月・地球・星々の時間と季節を定めるため、
天文台を維持しました。
その天文台の名は”星々の神殿”(オキィゲトハイ)でした」 - 主神は人に言いました。
「星々の神殿の内に、
”神のための部屋”を建てなさい」 - 人はその通りに建てました。
そして主神は予見者を選び、
各々の星の部屋に一人ずつ置きました。
予見者はその中で、前に机を置いて座り、
その机の上には砂が撒かれていました。
主神は指で砂に、天と地の法を書きました。 - こうして神は人に、星々の名とそれらの季節、
また太陽と月と地球の季節を与えました。 - 予見者はそれを王に渡し、
王はその言葉を布告しました。
また神は、月と星々の時間に従って
祝宴・儀礼・式典を行わせるため、
人に「聖なる日」を与えました。 - 王は神の命によって、
民に星と月と太陽を見張らせ(観察させ)、
それにより聖なる日を知るようにさせました。 - 主神は言いました。
「私には田植えの日があり、
刈り入れの日があり、
船出の日があり、
男と女の日があります。
大空の星々によって、また月の変化によって、
人は私の時間と季節を知ることを学びなさい」 - それゆえ人は、神の御心を確かめるため、
星と月と太陽から学ぶようになりました。 - そして世界のいかなる場所においても、
オシリスの哲学において、
パーシィとヤフェト(中国)ほど人が繁栄した地はなく、
ことに最も繁栄したのは「羊飼いの王たち」でした。
【7章】
- その日、人の叡智は偉大なものとなり、
その力と栄光は、
世界中でかつてないほど大いなるものとなりました。
人は、ヤフェト、セム、パーシィ、そしてアラビーニャの地にわたり、
強大な王国と副王国を打ち立てました。 - 人は寺院や宮殿を建てることに優れ、
またあらゆる種類の発明において卓越しました。
すなわち、亜麻布や絹布や羊毛、そして上質な革の織物において、
また書物や銘板を書き記すことにおいて、
数学において、
法と取引の規範において、
航海術において、
内陸の旅において、
温度計や気圧計、磁針、望遠鏡や顕微鏡を作ることにおいて、
化学と植物学において
――そのすべてにおいてです。 - まことに、当時の哲学者たちは、天と地の神秘を知っていたのです。
- しかし人はもはや神とその主神たちに感謝しなくなりました。
かえって人はうぬぼれ高ぶり、こう言いました。 - 「神々は愚か者だ!
万物は自然であり、成長の産物である。
人は神や主神たちにもかかわらず賢くなったのだ。
万物はより高次の状態へと進化する。
それが自然の秩序である。
そして全人格ジェホヴィなど存在しない!
彼は風のように空虚なのだ」 - 神は人のこのうぬぼれを見て、言いました。
「見なさい、
私が育て上げた者が、私に敵対しています。
今、まことに、わたしはしばらくの間、
人から離れましょう。
人が叡智を学ぶためです。
見なさい、
人はまた、自分が育て上げる同朋の多くが、
自分自身に敵対することを知るでしょう」 - そこで主神は星の部屋から去りました。
すると見なさい、
その場所は、新しく死んだ者たちの霊で満ちあふれました。
彼らは上なる天界を知らず、
また全能者へ至る道をも知りませんでした。 - 人は彼らに問いかけました。
「見なさい、
あなたは今や霊です。
教えてください。
神や主神やジェホヴィは存在するのですか?」 - 霊たちは人に媚びようとし、
しかも天界の王国を知らなかったので、
こう答えました。
「否、神も主神も全人格ジェホヴィもいない!」 - そこで王たちは勅令を出し、
民に命じました。
「もはや神も主神もジェホヴィも崇拝してはならぬ!」 - しかし、ああ、王と女王の裁きは災いでした。
人はその霊魂の内に生来の崇拝心を持つがゆえに、
実際に神と主神たち、さらにはジェホヴィへの崇拝をやめたのです。
しかしその代わりに、
人は星々を崇拝するようになりました。 - その頃、寺院に現れる霊たちは、
一人の予見者を通しては一つのことを助言し、
別の予見者を通しては別のことを助言しました。
彼らは知識が乏しく、
まったく組織立っていなかったからです。 - やがて王たちは互いに戦争を始めました。
無政府状態が起こり、
人は自分が築き上げたあらゆる栄光を、
みずから破壊するに至りました。 - こうして再び、三千年の後、
人は闇へと落ち込み、
再びドルジャたちの憑依の下に倒れ、
再び野蛮人となりました。
原文:OAHSPE – The 1882 Edition (English Edition)


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