本書は、ジェホヴィの娘エスに与えられた言葉として、神の光の中で定命の人間と天使の階級と割合を定めたものです。
【1章】
- これらは、ジェホヴィの息子である神が遺した審判の言葉であり、人間の復活のため、エスにより与えられました。
- 「人間よ、あなたの神の言葉を聞きなさい!
私は数万年の経験を持つあなたの兄です。私の知恵を糧とし、あなたの神の教えを学びなさい。 - 万物の創造主であるジェホヴィは、あなたの神である私にこう仰せになりました」
:この周期における地球とその天界の私の大使である神よ、私の言うことに耳を傾けてください。
私の命令に従い、人間と下天の天使たちに、私を知り、私の創造物を喜ぶように教えなさい。
今、あなたの霊感と天使たちの光が地球全土とその天界にまで及ぶ時が到来しました。 - 過去のすべての周期において、私の神々は地球のそれぞれの管区に対処しなければいけませんでした。
私の啓示は、今や間近に迫った特別な時のために、それぞれの神々に与えられました。
私はこの地を、神や救世主、そして主神たちによって蹂躙されることなく、剣によって強制的に整備しました。
こうして、今日、私の啓示は公表され、抑圧されることはありません。そしてあなたは、私の世界の計画、そしてあなたが何者であるか、そして地上と天界の王国におけるあなたの霊感と統治の方法を、人間たちに明らかにしなさい。 - あなたはしばらくの間、天界の門を開いたままにしておきなさい。そうすると死者の霊魂は、善人も悪人も、賢者も愚者も、人間と交わるでしょう。そして人間は彼らを見て、顔と顔を合わせて語り合うでしょう。
彼らは、自分の親族、息子や娘、父や母、兄弟や姉妹、死者や生者を見分けるでしょう。 - そして天使たちは、物質的なものの繊細さと、ある固体が別の固体を無傷で通り抜ける能力を示すでしょう。
- そうです、天使たちは遠いところから重い物を運んで来て、それを人間たちの前に投げ落とすでしょう。人間たちはこれらの事が行われるのを見て、証言します。
- そして人間は、植物や樹木、魚、蛇が私の天使によって操られるのと同じように、ウイルスや疫病も闇の天使によって運ばれ、人間を死に至らしめることを理解するでしょう。
- あなたたちは悪霊、あらゆる種類のドルジャ、吸血鬼、そして僭称者たちがやって来て人間の前に姿を現し、人間は、私の啓示が天地の事柄を明らかにしたと知るでしょう。
- 人は、私が「地上で生きるように、天界でも刈り入れする」という言葉が何を意味しているかを理解するでしょう。
- 富、結婚、自己、好奇心、軽薄さ、あるいは地上のあらゆる事柄について、利益のために天使に尋ねる人間を、あなたは闇に陥れるでしょう。
彼らは一時的に繁栄しますが、最終的には愚かさと虚偽に直面します。 - 偉人の霊魂を求める者は、ドルジャやあらゆる種類の偽の霊魂に惑わされるますが、そのまま放置しなさい。
- 偉大な人物、モーゼ、イエス、クリステ、あるいは古代の有名人の名前について、サルギスに尋ねる者は、悪霊と欺瞞者たちから答えを貰うことを許しなさい。
- 利益のために天使を欲し、サルギスの力を持つ者には、ドルジャと吸血鬼の悪党を与え、彼らに奇跡と兆候に関する大いなる力を与えなさい。
- 天使に尋ね求めながら、自らを善い人間になろうとしない者は、偽の霊魂の虜になりますが、そのまま放置しなさい。
- 魚や肉を食べる全ての人間には、吸血鬼が宿ります。
- 酒を飲んで酩酊したり、煙草を吸ったり、麻薬を摂取する者には、胎児と転生者が憑依します。
- 親から生まれ、地上の利益のために同族と結婚した跡取りには、強迫観念の霊魂が憑依するので、そのまま狂うがままにさせなさい。
- なぜなら、彼らは、下天に適用される「地獄」という言葉の意味を知ることになるからです。
- 奇跡によって神や救世主を崇拝する者には、穢れた霊魂や、下等な霊媒師を通して、多くの奇跡と兆候を与えなさい。
そうです、闇の霊魂がこれらの神々を騙るので、教会や神殿にどのような悪霊が宿っているか人間は知ることができるでしょう。 - 金持ちで、自ら正義を装いながら、貧者に対しては自分のように振る舞わない者には、偽善と嘘付きの霊魂の眷族を与えなさい。そうすれば、その者は天界において、自分の霊魂がどのような仲間と交流していたのかを悟るでしょう。
- 清い者と同様に、汚れた預言者にも兆候と奇跡を与えなさい。
また、正直者と同様に、嘘吐きや詐欺師にも兆候と奇跡を与えなさい。 - なぜなら、私は、奇跡を根拠とする全ての神や主神、救世主への崇拝を滅ぼしたいからです。
- あなたは大嘘吐きの者たちを連れて、嘘吐きの霊魂を与え、この霊魂を通して霊感と幻惑によって語らせなさい。
この霊魂は、遠い昔に死んだ偉人たちの名を唱えるでしょう。彼らは雄弁と知恵と真理を披露しますが、それでもなお、彼らの説法は正義や善行にとって、ほとんど役に立ちません。 - 彼らを称賛する聴衆は、貧しい人々に施しをすることも、古の教えに何らかの改善を見出すこともしないでしょう。
- なぜなら、彼らを通して語る霊魂は、第一の復活者となるからです。彼らは私や上天の王国を知りません。
本当に、彼らは教会や神殿で奉仕する霊魂と同じ階級の者たちであり、いまだに地上から解放されていない霊魂なのです。 - ある者が「聞け、私は神だ!」と言ったとします。
ある者は「聞け、私は主神だ!」と言ったとします。
またある者は「聞け、私はジェホヴィだ!」と言ったとします。
中には、地上で偉大な力を持っていた人間の名を称する者もいるでしょう。
どうか彼らにこれらのことをやらせてあげなさい。 - なぜなら、私は人々に、名前を唱えただけでは、天使や人間からも何も受け取れないことを理解させたいからです。
彼らは、知恵と真理、そして人々を暗闇、貧困、犯罪から救い出すような良い教えを行った功績によってのみ、口から語られる言葉や、書き記された言葉が受け入れられるのです。 - 彼らは善行のために組織化しようと試みますが、失敗します。なぜなら、多くの者が利己的な考えに支配され、人からの称賛を望み、指導者になろうとするからです。
- 彼らは自由を主張しますが、公共の利益のために金銭や意見を犠牲にすることはしません。
- 彼らの行いから善はほとんど生まれず、霊魂の平安はなおさら彼らには訪れないでしょう。
彼らはあらゆる思想、哲学、感情、そして私の王国に対する理解という点で分裂し、争い、口論するでしょう。 - というのも、こうすることによって、あなたは、彼らがまだ組織化されていない霊界の霊感のもとにあることを示し、さらに私が彼らのために創造した、私の復活に入っていない霊魂たちの霊感のもとにあることを示すからです。
しかし、私の啓示の光の時が来たら、あなたは各方面に、”万光”に通じる少数の者を起こさなければいけません。
そしてこの者たちに、地上における私の王国の基盤を築かせなければいけません。 - 彼らは全ての神、主神、救世主を捨て、偉大なる霊魂である私、ジェホヴィを信仰しなければいけません。
- 彼らは兄弟姉妹として互いに誓いを立て、財産を共有するものとします。
- 自分自身と他者を霊魂において完成させるために、そして善行を行うために生きること。
- 彼らは魚も、命の息をした全ての生き物の肉も食べてはいけません。
- そして七日目を、私と私の天使の眷族との交流の日として守りなさい。
- この世のあらゆる教義を説明する儀式と式典とともに。
- 悪に対して善を行ない、迫害や虐待に抵抗しないこと。
- そして、戦争も放棄しなさい。必要ならば、戦争に参加するよりも死を選びなさい。
- そして彼らは、十人、二十人、数百人、数千人からなる有機的な共同体となるでしょう。
- しかし彼らには指導者はおらず、創造主のみが存在します。
彼らは善行のための有機的な共同体となります。 - しかし、彼らは罪人たちに懺悔、説法するために巡回することはありません。
- 貧者に対しての慈善活動のために説法することもありません。
- しかし彼らは、罪人や貧しい人、無力な人、孤児を集めて快適な家に住まわせ、彼らに生き方を教え、私と私の王国に栄光をもたらします。
- そのような人々のもとには、第二の復活から私の天使たちが来て、私の名において世俗の喜びのために奉仕するでしょう。
- そして、そのような者たちは、地上で死を迎えたら第一の復活を免れ、第二の復活に迎え入れられるでしょう。
- 世界中のいかなる民も、第一の復活の場から逃れることはできません。
- 王であれ、女王であれ、乞食であれ、バラモンであれ、仏教徒であれ、キリスト教信者であれ、イスラム教徒であれ、あるいは天界や地上の他のいかなる偽善者であっても。
- ご覧なさい、説法や信仰の時代は終わったのです。
私が求めるのは”実践”だけです。 - 地上の私の有機的な王国にいない者は、天界の私の無機的な王国に入るでしょう。
- 私は、天界と地球、そしてそこにある全てのものを、同じように創造しました。
【2章】
- ジェホヴィの大使である神はこう言いました。
「あなたたちは天使との交流のために定期的に集まり、彼らと交流を持つように。
なぜなら、他の方法では、あなたたちは霊魂の不滅性を証明することはできないからです。 - ジェホヴィの御名において、また霊的な事柄に関する霊的な光のために、次のことを行いなさい」
- 地上の事柄について霊魂に尋ねる者は、暗闇に陥ります。
- しかし、あなたたちが集まるとき、いかなる人も霊魂も、他の人々の見せ物となってはいけません。
全ての人が畑で収穫のために働くように、集会に参加する全ての成員は、祈りと音楽によって御父に栄光を捧げなければいけません。 - たとえ言葉が足りなくても、心を尽くして捧げるなら、最も謙虚な祈りは、最も優れた雄弁と同様に、神に対して力強いものとなることを心に留めなさい。
- 全ての人から、霊魂は、その創造されたところに従って、御父に賛美を注ぎ出すでしょう。
これ以上のことは、誰にも求められていません。 - しかし、多くの人には次のことが起こるでしょう。
彼らは、魅了されたり、霊感を受けたりして話すことを学び、自分たちが天使に操られていると思い込みますが、実際には、肉体の感覚から排除された彼ら自身の霊魂に過ぎないということを。 - 他の人々は影響を受けて、それが天使ではなく自分自身だと思い込むでしょう。
しかし実際には、天使が彼らを通して話しているのです。
カユの場合がそうでした。どちらも良いことであり、実践されるべきです。 - 誰も、それが自分の霊魂によるものか、天使によるものかなどと、気にしてはいけません。
重要なのは、発せられた内容そのものなのです。
この時代では、全てのものは、想定された権威ではなく、それ自身の価値によって評価されるべきなのです。 - 自らの霊魂によって語る者は、他人も同じであると決めつけてはいけません。
その逆もまた然りです。
なぜなら、この世には同じものは二つとして存在しないからです。 - 霊的な自己が肉体的な自己から分離する(トランス)ことを経験していない者にとって、あらゆる言葉は肉体的な感覚によるもの、あるいは病的な状態によるものと信じるものです。
そのような者の解釈を責める必要はありません。
むしろ彼らを憐れみ、答えてはいけません。 - なぜなら、そのような者の多くは、死後も、暗闇のせいで自分が死んだことを認めようとしないからです。
- 霊的な心を持つ者は、特にジェホヴィとその天使たちと交わる際には、自分自身に閉じこもる方が賢明です。
なぜなら、彼らよりも大きな奇跡が続くからです。
ある者は第一の復活の催眠状態に入り、霊魂が肉体から離れますが、それはあくまで主観的なものです。
またある者は第二の復活の催眠状態に入り、霊魂が肉体から離れますが、それは客観的なものでしかありません。
第一の復活については信じないでしょうが、第二の復活について自分自身であるかのように思う人は、主観的に思っただけです。
ジェホヴィはこう仰せになりました。
「私は全世界で二人として同じ人間を創造しません。死後、客観的に第二の復活に入ることのできない者は少なくありません。
主観的な状態にある者は、地上から上を見上げながら語り、書き記します。
客観的な天界から来る者は、私の王国から地上に降臨した者のように語り、書き記します。 - 二つの状態が現れるでしょう。それは、主観的な唯心論者は、”いつも共に在る者”を否定し、現世の人々との交流や、自己のために地上の営みを追求します。
一方、客観的な唯心論者は、霊魂のために生きる者として信仰者となり、”いつも共に在る者”、すなわちジェホヴィを信じます。
彼らは言葉だけでなく、自己を捨て、他者への善行のために兄弟愛によって結ばれることによって、ジェホヴィを崇拝します。
後者はコスモン時代の御父に選ばれた民であり、全世界で至高の地位を得ることでしょう。 - 世界の民、信徒、そして信仰者という三つの民は、世界のあらゆる時代に存在してきました。
後者だけが調和と善行を実践します。
他の二者は反抗者、争い好き、戦士、そして万物を解体し、破壊する者です。 - しかし、”全人格”を信じる信仰者たちは、最終的に地球全土を所有し、それを平和と愛の楽園とするでしょう。
- 第一の復活者は肉体に縛られ、第二の復活者は堕天の霊魂に縛られているように、信仰者は解脱したジェホヴィに縛られています。
第二の復活者が第一の復活の霊魂と交流できるように、信仰者は第二の復活を通して御父と交流することができます。 - しかし、次のことが起こるでしょう。
第二の復活者はこう言うでしょう。
「私の天使は高く、あなたの天使は低い!」
あるいは彼らはこう聞いてくるでしょう。
「あなたの光が私たちの光よりも高いことを、どうして知っているのですか?」 - 信仰者たちは彼らにこう答えるでしょう。
「私たちは何が高くて何が低いかは分かりません。
私たちは全てを捨てて、同胞に善行を施すことにでジェホヴィにお仕えしているのです」 - そして、ジェホヴィは彼らの間で、どちらが高くてどちらが低いかを、言葉ではなく行いによって裁きます。
- そして、示した善行と自己犠牲は、それぞれの霊感がどこから来るのかをこの世に証明する証しとなるでしょう。
- 予見者や予言者、あるいは奇跡や兆候を示す者だけが霊魂の支配下にあるなどと、誰も言ってはいけません。
彼らと同様に、他の人間も霊魂の支配下にあるのです。
そうです、不信心者、不信仰者、哲学者、弁護士、裁判官、説教者、狂信者、その他すべての者は、自らの霊魂よりも死者の霊魂に支配されているのです。
そして、人間の霊魂が自らの肉体に縛られれば縛られるほど、吸血鬼や闇の霊に支配されやすくなるのです。 - 哲学者自身も、その考えがジェホヴィからもたらされたものなのか、死者の霊魂からもたらされたものかを知ることはできません。
- 死者の霊魂を見たことがある者にとって、その知識は揺るぎないものです。
第二の復活に入った者にとって、たとえそれが死亡状態であったとしても、その知識は揺るぎないものなのです。 - しかし、全能なる御方を見出した者は、その知識は他の何よりも偉大です。そして、何人も彼の御方より下の者を裁くことはできません。
他の二つの条件を通過するまでは、誰もこの知識に到達することはできないのです。 - 霊魂との交流を証明しない限り、誰も創造主を知ることはできません。
また、”全一なる御方”ジェホヴィへの信仰に目覚めるまで、誰も第二の復活に入ることはできないのです。 - バラモン教徒も、イスラム教徒も、仏教徒も、キリスト教徒も、地上や天界において第二の復活に加わることはありません。
- なぜなら、彼らは団結の教義を持たず、分裂した家のようだからです。
彼らの植民地や共同体は必ず滅びます。 - 唯一の教義は、”全人格”にして”いつも共に在る御方”ジェホヴィであり、他者に善行を施し、自らの知恵と力を尽くし他者に善行を施すことなのです。
- そして、このことは若者にも当てはまります。
あなたたちは、孤児や漂流者のような彼らを幼少期に集め、彼らをジェホヴィの光の中に置き、初めから、敬意と畏れと喜びをもって主を歌い、祈ることを教えなければいけません。
そうすれば、彼らの純潔と善行によって、主は栄光をお与えになるでしょう。 - そして彼らはあらゆる国民、あらゆる人種の中で成長し、「これは私のものだ」「あれは私のものだ」「あれはあなたのものだ」などという認識を持たず、ただ、自分たちには何の所有権もなく、全てはジェホヴィのものであることを理解するのです。
【3章】
神の言葉による、バラモン教徒、仏教徒、キリスト教信者、イスラム教徒、儒教徒、ユダヤ教徒、および地球上の他のすべての人々に対する審判。
- 人よ、私が時と季節に対して支援が不十分であると考えてはいけません。
もしくは、神は地球の暗黒時代には語ったが、今は口を閉ざしていると言うのでしょうか。 - ご覧なさい、私はあなたたちの兄であり、一時的に地球とその天界の統治者となりました。
古代の私の先祖も、私と同じようにそうでした。 - ”いと高き御方”ジェホヴィの大使たちよ!
- あなたたちの地上の王国が統治され、規律を保っているのと同じように、その力と知恵が私に与えられています。
- それによって秩序は、主によって創造された全ての創造物の復活に寄与するでしょう。
- まず第一に、あなたたちに命じます。
「神よ、神よ!」と叫ぶ者は、無駄な祈りです。 - 私は、人間たちの間に存在する全ての神、主神、救世主を確立するために来たのではなく、廃止するために来たのです。
- なぜなら、過去は過去だからです。
- しかし、今から私の言葉と私の戒めの布告を聞いても、偉大なる霊魂以外の御名で偶像を造り続ける者は、創造主を冒涜する者です。
- しかし、心を込めて「神よ、神よ!」と叫びながらも、それが”いつも共に在る御方”である創造主を意味するのであれば、私にとって冒涜者ではありません。
- また、「オーマズド、オーマズド!」と言い、それが”いつも共に在る御方”である創造主を意味するのであれば、私にとって冒涜者ではありません。
- また、いかなる言語であっても、それが”いつも共に在る御方”である創造主を意味するのであれば、私にとって冒涜者ではありません。
- また、天界の玉座に座する人間の姿をした神を指して「ブラフマー、ブラフマー!」と言う者は、”いつも共に在る御方”である創造主ジェホヴィに対する冒涜者です。
- また、天界の玉座に座する人間の姿をした神を指して「ブッダ、ブッダ!」と言う者は、”いつも共に在る御方”である創造主ジェホヴィに対する冒涜者です。
- また、天界の玉座に座する人間の姿をした神を指して「クリステ、クリステ!」と言う者は、”いつも共に在る御方”である創造主ジェホヴィに対する冒涜者です。
- また、他の人間や天使の名を呼び、それを神のように崇拝する者は、私の目には偶像崇拝者と映ります。
- 彼らが石像や彫像を崇拝していたからといって、それで偶像崇拝の度合が低いとは見ません。
- そして、「神よ、神よ!」「真神よ、真神よ!」「神の法や自然法」と叫ぶ者は、暗闇の中で裁かれます。
- なぜなら、私は、私の天界は開かれており、誰もが明瞭に理解できる道を備えていると宣言するからです。
- ジェホヴィは”いつも共に在る御方”であり、いかなる法でもなく、その臨在の美徳によって為されます。
- そして、神は存在しない、あるいは神は去ってしまったため代わりに何らかの法則を残した、と人々に信じ込ませるようなことを言う者は、ジェホヴィに対する冒涜者とみなされます。
- そして、「この救世主を呼び求めよ、あるいはあの救世主を呼び求めよ。そうすれば、あなたの罪は赦される。死の際に、あなたがそう呼び求めたら、あなたは天界の楽園に昇るだろう」と言う者は、私の王国を貶め、創造主ジェホヴィを冒涜する者です。
- また、「教会と司祭の前に来て祈りと懺悔を行えば、責任は免れ、罪は赦される」と言う者は、私の王国を貶める者であり、創造主ジェホヴィを冒涜する者です。
- 私は、この世においても天界においても、他者への善行を通してのみ復活を与えました。
これは”全人格”ジェホヴィにお仕えすることであり、地上や天界のいかなる偶像の前で礼拝したり懺悔することではありません。 - バラモン教徒にも、仏教徒にも、キリスト教徒にも、祈りや懺悔によって天界で救済されることはありません。
- しかし、善行によって信仰に至り、人々を苦悩と罪から救済する行為は、偉大なる霊魂ジェホヴィへの崇拝とみなされます。
- バラモン教徒が人々を知識を奪って無知にし、あるいは徳を奪って悪へと堕落させたことに対し、私は彼らに裁きを下します。
- 仏教とが人々を知識を奪って無知にし、あるいは徳を奪って悪へと堕落させたことに対し、私は彼らに裁きを下します。
- 儒教徒が人々を知識を奪って無知にし、あるいは徳を奪って悪へと堕落させたことに対し、私は彼らに裁きを下します。
- キリスト教徒が人々を知識を奪って無知にし、あるいは徳を奪って悪へと堕落させたことに対し、私は彼らに裁きを下します。
- イスラム教徒が人々を知識を奪って無知にし、あるいは徳を奪って悪へと堕落させたことに対し、私は彼らに裁きを下します。
- これらの偶像崇拝者たちの住む都市や国において、乞食、浮浪者、そしてあらゆる闇が蔓延したなら、私の裁きは彼らに下ります。
- 「真のバラモン、真の仏教徒、真のイスラム教徒は堕落したのではない」と言って、言い訳したり、私の裁きを逃れたりすることはできません。
堕落したのは、私たちの教えを心から受け入れなかった者たちなのです。 - 私の裁きは、無力なものに対しても向けられます。
彼らは数百年にわたり、それぞれの宗教を試してきました。しかし、彼らは正義の民からなる町を一つも築き上げることができませんでした。 - それゆえ、私はこれらの教義を捨て去り、全世界で力を発揮できるものを与えるためにやって来ました。
- 私が宣言することは、第二の復活の天使たちによって、全ての国民と民族に宣言します。
- 私の光は、全ての人に善行を施し、創造主にお仕えする正義を遂行する者たちにのみ向けられます。
私の目には、地球の各民族はただ一つの民であり、兄弟姉妹のように映っています。 - 私は彼ら全員から偶像であったり、彼らが崇める神々を奪い去り、より偉大な御方、すなわち創造主を授けます。
- 私は彼らにこう言います。
「私は子供たちに偶像崇拝を許しました。しかし今、あなたたちは大人になったのだから、偶像崇拝を捨て去り、万物の創造主ジェホヴィを受け入れなさい」 - もはや誰も、「私はバラモン教の原理、仏教の原理、カユアン教の原理、キリスト教の原理、あるいはイスラム教の原理を崇拝する」などと言ってはいけません。
なぜなら、これらは全て戦争と破壊をもたらすことが証明されているからです。 - 彼らは全員、ジェホヴィを信じず、兵士の軍隊と死の武器だけを信じています。
- しかし、私は全ての民にただ一つの原則を与えます。
それは、ジェホヴィにお仕えすることです。
これは万人の救済と復活に十分網羅します。そして、私は他のいかなる原則も認めません。 - 人間よ、”いつも共に在る御方”の”全人格”を信じ、彼の御方の目や耳があなたに向けられていると信じなさい。
なぜなら、”全一なる御方”こそが、天界の至高なる御方に対する合言葉だからです。 - あなたは私の天界の門で偶像を呼び求めても、その門があなたのために開かれることはありません。
なぜなら、私は天界にある高貴な王国において、神、主神、救世主たちと争うつもりがないからです。 - あなたが清められ、汚れのない白さで”いと高き御方”の下僕となるまでは、天界にある私の王国の光に抗うことはできないでしょう。
- あなたは霊魂となって地上に戻り、あなたが選んだ神の教会と神殿に留まり、頑固な心で彷徨い、ドルジャや吸血鬼、その他の闇の天使たちの餌食となるでしょう。
- 人間よ、あなたを創造した主を信じなさい。
主については疑う余地がありません。
正義によって主に栄光をもたらし、あなたに生命を与えてくださった主を信仰しなさい。
そうすれば、主はあなたの正当な報いに対して、相応のものを与えてくださるでしょう。
【4章】
神の言葉による審判の人数。
- 人間よ、あなたの神の言葉を聞きなさい。
私はあなたの兄、天界と地球の長です。 - それゆえ、私は今日あなたたちに宣言します。
このことは、一世代も過ぎ去らないうちに、幾百万もの天使によって人間に証言されるでしょう。 - 地上を彷徨っている最下層の天界で暮らすバラモン教徒の天使は、今日では40億人以上います。
- 地上を彷徨っている最下層の天界で暮らす仏教徒の天使は、今日では7000万人以上います。
- 地上を彷徨っている最下層の天界で暮らす儒教徒の天使は、今日では10億人以上います。
- 地上を彷徨っている最下層の天界で暮らすキリスト教徒の天使は、今日では3000万人以上います。
- 地上を彷徨っている最下層の天界で暮らすイスラム教徒の天使は、今日では2000万人以上います。
- 地上を彷徨っている最下層の天界で暮らすユダヤ教徒の天使は、今日では3000万人以上います。
- そして、偶像崇拝の天使やそうでない天使も、地上に合わせて12億人以上います。
- これらの天使たちのうち、第一の復活において階級5以上の者は一人もいません。
- しかし、階級1以下の者たちは60億人以上存在し、彼らは地上の生活では成人であったものの、幼子以上の知識を持たない天使たちです。
中には胎児もおり、また中には寄留霊(プロの転生者)もいます。彼らはある人間の生前、その人間と共に暮らし、その後、生きている別の人間に憑依しながら、自らを転生者と称しながらも、実際には他の天国を知らず、”全人格”と私の崇高な王国を信じない者たちです。 - 階級1以下の者たちを、私は今日をドルジャと分類しました。なぜなら、彼らはまだ地上を離れておらず、第一の復活に入っていないからです。
- 彼らは主に最古の都市や、汚れと猥褻に満ちた場所に居住しています。
しかし、王や女王、皇帝、教皇、司祭、富豪たちの宮殿にも居住しています。 - 何億もの階級1の天使が地上を闊歩し、こう叫んでいます。
「ブラフマーのもとに行きたい」
「ブッダのもとに行きたい」
「イエスのもとに行きたい」
「クリステのもとに行きたい」 - そして、私は上位天使の眷族を彼らのもとに派遣し、こう言います。
「ジェホヴィの王国に来て、衣食を得たり、また他者に衣食を与えることを学びなさい。
これが復活の道です」 - しかし彼らは信じようとせず、あなたたち地上の人間たちのように、心を頑なにして背を向け、
「いやだ。私は祈りと懺悔によってのみ復活する。
私は一瞬のうちに姿を変え、復活して神の右の座に座りたいのだ」
と言います。 - そして、何億もの人間が何も知らずに死んでいき、審判の日を信じて眠りにつき、ガブリエルのラッパが彼らを呼び起こすのを待っています。
- 私は彼らを目覚めさせ、呼び起こすために、私の上位天使たちを彼らのもとに派遣します。
しかし彼らは信仰心に酔いしれ、何年も何百年も、何度も何度も逆戻りしていくのです。 - 地上で縛られるものは天界でも縛られるという、ジェホヴィの強制力を果たすかのように。
- 地上の泥酔者が別の泥酔者を誘い込むように、何億もの偶像崇拝の天使たちが人間のもとに戻り、同じ教義と放蕩に誘い込んでいます。
- 人間よ、あなたの神の言葉を聞き、賢明な判断を下しなさい。
あなたを生み出した主は、御自身の存在をあなたにお与えになりました。
主に忠実でありなさい、そうすればあなたは誤ることなく、むしろ誤りの危険から遠ざかることができるでしょう。 - 主だけがあなたたちの確固たる礎であり、主に従っていれば、あなたたちが躓くことはありません。
- あなたとあなたの復活には、あなたの創造主がいれば十分です。
それゆえ、あなたは霊魂において、すべての神、主神、救世主を捨て去らなければいけません。 - あなたたちは、男性の容姿をした者や、女性から生まれた者を当てはめることで主の御名を崇めようとしてはいけません。
- 万事、主の御声に近づき、正義のために主に従うよう努めなさい。
自分の思い上がりに捉われてはいけません。 - あなたたちが目的を一つに定めるのであれば、第一の復活の霊たちが奉仕してくれるばかりか、あなたたちが地上でジェホヴィの御名において兄弟愛を育むように、私の第二の復活の光もあなたたちを支えることでしょう。
- しかし、天界の偶像のいずれかを礎とする地上のあらゆる兄弟愛は、もはや存続しないことが証明されており、これは何度でも証明されるでしょう。
- なぜなら、彼らを導く第二の復活がないからです。
- 人間が築き、第二の復活が得られない全ての社会、憲法、内規は失敗します。
- しかし、第二の復活、すなわち自分を捨ててジェホヴィに仕えることを礎とする者は、失敗することはありません。
【5章】
ユダヤ人について
- イスラエル人よ、あなたの神の言葉を聞きなさい。
あなたの兄である天地の神の叡智に背を向けてはいけません。 - 古代のことを今よりも誇ってはいけません。
あなたの神は永遠に去らない、などと言ってはいけません。 - ご覧なさい、あなたたちは小人のように巨人との戦いに赴いたのです。
あなたの投石器で、その石一つで主であるジェホヴィを打ち倒したのです! - あなたたちは四方八方から無数の神々に囲まれ、それを一つずつ打ち破り、追い払ってきました。
- 巨大な獣の巨人、偽神たちがあなたの足元で冷たく横たわり死んでいます。
- 地上の国民はこう叫んでいます。
「偉大なる霊魂はジェホヴィのみ!」 - イスラエル人よ、あなたたちに告げます。
”我在り”の御声は地上から消え去ってはいないのです。 - 信仰者たちの子孫を通して、私は御父の王国を支えてきました。
私の愛する者の声によって、地上の全ての国々に御父を据えてきました。 - あなたの敵は歓喜してこう言いました。
「見るがよい、彼らは流亡の民だ!」 - しかし、あなたの神はあなたの足跡と口から発せられた言葉、
「偉大なる霊魂はジェホヴィのみである!」
によって利益を得ました。 - そして、私はあなたの先祖の慣例に倣い、あなたに住むべき場所を与えました。
あなたはもはや、その地で偶像崇拝者の神に貢物を捧げる必要はありません。 - 独裁制の闇から脱却し、この荒野の地を受け継ぎなさい。
そうすれば、あなたの手に、新たな楽園のように花が開くでしょう。 - しかし、あなたたちは”いつも共に在る御方”を成し遂げたので、ご覧なさい、あなたたちはもはや排他的な民ではなくなりました。
あなたたちの息子や娘があらゆる人種や部族の信仰者たちと混じり合うことを許します。 - あなたたちは世俗の道を捨て、祖先の生き方に従って植民地に住み、王も統治者も持たず、ジェホヴィにのみお仕えしなさい。
- あなたたちの民は富むことも貧しくもなく、主人も奴隷も持たず、あらゆるのものを共有します。
そして偶像崇拝者に呼びかけてこう言います。
「私の家に入り、私と一つになりなさい。
ご覧なさい、創造主はただ一人であり、あなたは私の兄弟です」 - イスラエル人よ、あなたの民の道は開かれ、東方の束縛された王国から救い出されます。
- 二千年の間、あなたたちは剣を携えて新たな国を征服し、自らの地位を確立しようとしましたが事が運びませんでした。
だからこそ、あなたたちは神の前で栄光を授かっています。 - あなたたちの長きにわたる苦難ゆえに、あなたたちは私の王国の光を通して平安を見出すでしょう。
ご覧なさい、新たな周期が地上に到来し、あなたたちの民は私の言葉から証拠を見出すでしょう。 - 私の天使たちは私の民の家に入り、彼らと顔を突き合わせて語るでしょう。
- イスラエル人よ、この書が今日における私の唯一の啓示だと考えてはいけません。
あなたの家の中で、あなたの神の声に備えなさい。 - なぜなら、私はあなたの民の中に多くの先見者と予言者を立てるからです。
彼らはあらゆる方角で私の言葉について証言するでしょう。 - イスラエル人よ、あなたの神の前で背教者たる者を裁いてはいけません。
あなたたちに告げます。
主を捨て、富と世俗の道を拝む者は、私から見たら背教者です。
彼らは儀式と式典を守ってはいるものの、私の掟の精神と真理を捨てているからです。 - 一方で、より高次の光を求めて儀式や式典を放棄した多くの人々の方が、よりジェホヴィの道に近づいています。
- 彼らは確かに儀式や式典を守るだけで、酩酊するまで飲み、飽食し、肉を貪り、それによって命を奪っているのではありませんか?
- 彼らは偶像崇拝者のやり方で、酒を売り、株を売買しています。
ところが、あなたたちの先祖は、人々に衣食を与えるために、大地から産物を生み出すことに熱心に励んでいました。 - 彼らはこう言いました。
「神は私を繁栄させてくれました!」 - 彼らはそう言って私を貶め、ジェホヴィとその王国を冒涜しているのです。
とくと言いますが、彼らは悪魔の手法で栄えているのです。
彼らの繁栄は天界における奴隷の報酬なのです。 - 彼らはその邪悪さゆえに、私の民に私の正義と私の王国の計画を信じさせませんでした。
- だからこそ、神はいないと言う善良な者たちよりも、わたしの目には背教者と映るのです。
- イスラエル人よ、あなたの扉を開放しなさい。
私の天使たちが戸口に立っています。私がかつてあなたたちに告げたこの言葉は、私の天界から来る何十万もの証人によって裏付けられるでしょう。 - イスラエル人よ、あなたの霊魂の復活を追求しなさい。そうすれば、永遠にジェホヴィがあなたたちの中で栄光をもたらしてくれるでしょう。
【6章】
復活について。神の言葉における。
- 地上であろうと天界であろうと、両者には同じ規則が適用されます。
- 自分に仕え、他人にも半分ずつ仕える者は、階級50の者です。
- 自分に四分の三仕え、他人に四分の一仕える者は、階級25の者です。
- 自分に四分の一仕え、他人に四分の三仕える者は、階級75の者です。
- 自分のためだけに仕える者は、階級1の者です。
- 完全に他人のために仕える者は、階級99の者です。
- 自分のためであれ、他人のためであれ、それぞれに仕える者は、その割合が示す通りの階級となります。
- 自分に仕えるとは、自分のために働くこと、自分のために努力すること、自分の利益のみを考えることです。
- 他者に仕えるとは、他者に善行を施し、助け、教え、喜びと慰めを与えることです。
これがジェホヴィへの奉仕なのです。 - しかし、これらの階級よりも低い者たちもいます。
彼らは悪事を行い、他人を不幸にし、犯罪と汚染を喜んでいます。
こうした者たちは、定命の人間であればドルク人と呼ばれ、もし霊魂ならばドルジャと呼ばれます。 - 概して、私の地球の天界、大気界の階級は、このようなものです。
- 階級1は地上にあり、階級50は地上と涅槃の中間の精霊界にあります。
- 階級25は地球から精霊界に4分の1上昇した所にあります。
階級75は地球から精霊界に4分の3上昇した所にあります。
このように、相対的に、階級と上昇地点はその中間に位置します。 - しかし、階級99は大気人の最上位であり、霊魂において完全に正常な者たちの仲間となる準備段階に入った者たちです。
- しかし、善行だけでは最高位に到達できません。
なぜなら、他者の階級を底上げ開拓するための知識と能力が求められるからです。 - これを達成するために、最高位の者はしばしば低位の者のもとに戻り、彼らを育てることを学ばなければいけません。
これは、復活の時代において”精霊人”と呼ばれるものになります。 - 正義を遂行する者は、定命の人間でありながら仲間たちをすぐにでも育てようとします。
- 労働は霊魂にとって、人間の肉体を鍛錬するように、力を与えてくれるものです。
- 地上の人間よ、あなたの死後、その霊魂がどこに昇るかをあなた自身で確認しなさい。
【7章】
- 人間は書物や哲学、数学、詩、そして偉大な学問に関して賢明であっても、霊魂の品位が低いことがあります。
- そのような全知識をほとんど知らず、貧しくても、苦難と経験によって、他者への思いやりと善行において成長した者は、精神的に高潔な者となるでしょう。
- あなたを通して偉大な弁論家として現れる霊魂も、天界において最も低い階級の者です。
- 人間よ、あなたの知識、言葉、あるいは懺悔において、自分を欺いてはいけません。
- あなたは自分の手に秤を持っており、遅かれ早かれ、あなたは自分のことを正しく量り、自分が用意した地位を確保するでしょう。
- 天を欺いたり、その道を変えたりできるなどと、自惚れてはいけません。
- 教義の陰に隠れたり、神や救世主の約束の陰に隠れてはいけません。
- 古いものは廃れ、地上でも天界でも、これらのものは何もあなたに役立つことはありません。
- あなたが王であれ、女王であれ、裁判官であれ、召使いであれ、全ての者に同じ裁きが下されます。
- 衣服がなくなり、冠も富も肉体も何もかも失われた時、あなたの霊魂の階級とあなたに課せられた束縛を思い起こしなさい。
- あなたは、自分が何を為したかで、自分に相応しいものを手に入れるでしょう。
【8章】
- 人間よ、私の言葉に耳を傾け、創造主の正義を心に留めなさい。
- これらは、あなたが誤ることのないよう、私があなたの前に置く証拠です:
- あなたが富豪で、ある都市に公園や彫像、遊歩道を寄進して飾り立て、それによって自らを栄光で飾り、人々から称賛されることを期待するなら、あなたは自分の第一の復活を葬り去ることになります。
その行為はあなたの品位を高めるどころか、むしろ下げることになるのです。 - あなたが何を与えるにしても、まず第一に、最も貧しい人々に、食べるパンと寝る場所があるかどうか、また病人には、看病と十分な食料があるかどうかを考えなさい。
- あなたが富豪となり、孤児や、自力で生活できない無力な老人のために家を寄付するなら、それはあなたの階級を高めることになります。
- しかし、あなたがこういったことを人から称賛を得ようとして行っているのであれば、その慈善行為の価値は下がります。
- このような善行は、貧しい人が一人の貧しい孤児を助けることにで自分の階級を上げるぐらいしか、あなたの助けにはなりません。
- なぜなら、あなたの復活は、あなたがどれだけの量を与えたかではなく、あなたが今持っているものに応じてどれだけ与えたかによって決まるからです。
そのことについては、あなたが自分自身で判断しなければいけません。 - なぜなら、1ペニーを与える者はその行為によって、1万ペニーを10倍与える者よりも階級を上げていくからです。
- ある金持ちが世俗の欲から解放され、金を惜しみなく街路に撒き散らし、求める人に施し続けました。
- ある者はそれを集めて、食べたり、良い服を着たり、またある者はそれを手にして酒に酔いました。その結果、前よりも悪くなりました。
- その男の行為の正しさは、持っていた物を貧しい人々に施したかどうかではなく、その行為から生じた善と悪を量り、どちらが上回ったかによります。
- そして、彼がこの金を受け取った者たちの階級を下げたり、集めた数よりも多くのものを減らした場合、その金を撒き散らすという行為は、その金持ちに対する裁きとなりました。
- 「さあ、乞食め!」と言って施しをする者は、物質的には善行をしていますが、霊的には悪行です。
彼は片手で物を上げ、もう一方の手で叩き落としているのです。このような行為は、その人の階級を落としてしまいます。 - ある金持ちが善行に目覚め、貧しい人々に無償で食事を与えるため、20軒の食堂を建てました。
- その町の貧しい人々は全員そこに行き、食事が与えられました。
ところが翌年、なんと貧しい人の数は二倍になりました。
そこで金持ちはさらに20軒のスープ屋を建て、全員に食事を与えました。 - しかし翌年、養うべき貧者の数は前と変わらず二倍になりました。しかし、金持ちは財産を使い果たしてしまい、誰にも食事を与えられなくなりました。
- それゆえ、その者には、人に寄付したことに対する非難という形で裁きが下りました。
- なぜなら、彼は物質的な善行を少しはしましたが、扶養した男女の階級を低下させるという、霊的な悪行は甚だしいものだったからです。
彼の慈悲は”依存”を助長させたのです。 - ある金持ちが、食べる物も寝る場所もない貧しい人々のために、労働の場を創設し、こう言いました。
- 「創造主はあなたたちに働き口を用意しました。
さあ、男も女も来なさい」 - そして彼らは出かけて働き、生計を立てました。
- 裁きはその人にとって好意的に下されました。なぜなら、彼は貧しい人々の霊的水準を高めたからです。
これは天界にまで届く奉仕だったのです。 - あなたの慈善は病める者や無力な者に向けなさい。しかし、健全な者には自助努力をする方向で賢明に導きなさい。
- なぜなら、あらゆる慈善行為は、受ける者の自尊心を貶め、天界においてその者をより低い階級に落としてしまうからです。
- 病弱でもなく、まだ強健な体でもない者たちは、施しに頼っています。
しかし、もし彼らが目覚めれば、自活できるでしょう。 - あなたが彼らに定期的に施しを与えれば、彼らはあなたに頼るようになります。彼らは天国で最低の階級の乞食となります。
- あなたが彼らに与えるものは、あなた自身の階級を貶めるものです。彼らをその堕落から目覚めさせることは、あなたにとっても彼らにとっても良いことなのです。
- これを優しく慈悲深く行うことは偉大な美徳ですが、残酷に行うのは大きな罪です。
- 自分自身の階級を上げるために何をするかではなく、自分の手の届く範囲にいる人々の階級を上げるには何をするべきかを考えなさい。
- 覚えておきなさい、全ての男女はあなたの兄弟姉妹であり、あなたは彼らが創造主に栄光をもたらすように尽くさなければならないのです。
原文:OAHSPE – The 1882 Edition (English Edition)

コメント