本書には、本編の前書きにあたる『シャーラムの書』も含まれています。
【1章】
- コスモン時代の初期、地上における御父の王国に関する啓示が公表され、全世界に知られるようになった後、多くの人々がジェホヴィの御名において、人類の復活と全能なる御方の栄光のために、新たな王国を成就に向けて歩み始めました。
- 多くの人々の中でも、他の誰よりも賢く善良であると評価された者がウズから輩出されました。彼は代表者であったため、人々は彼をタエと名付けました。
- タエは、人類の復活のために善を成し遂げる最善の方法について、ジェホヴィに祈り、光と知識を求めました。
- ジェホヴィはタエにこう仰せになりました。
「私の民をウズから連れ出して、彼らだけでいる場所を見つけなさい。
なぜなら、そこが、地上における私の王国の建国になるからです」 - タエはこう答えました。
「ご覧ください、ジェホヴィよ、私は多くの男女を集めました。
彼らは皆、あなたの王国を建国したいと願っています。 - ある者は教師になりたいと望み、ある者は監督になりたいと望み、
ある者は監視人になりたいと望み、ある者は顧問になりたいと望んでいます。 - 彼らは皆、それぞれの道で学識があり、賢明で、善良です。
しかし残念なことに、彼らは労働者でも資本家でもありませんでした。
この二つこそ、私が求める最も重要なものです。 - 御父よ、あなたの僕は何をすべきでしょうか?」
- ジェホヴィはタエにこうお答えになりました。
「ウズから孤児や、保護されるべき乳児、捨て子を探し出し、連れて来なさい。 - そこがあなたの植民地となり、地上における私の新しい王国となります」
- タエは尋ねました。
「一人の人間に、幼児に対して何ができるのでしょうか?
どうやって養えばいいのでしょうか?
乳母を雇うお金もありません」 - ジェホヴィは仰せになりました。
「あなたの創造主を信じなさい。
私の幼児のために為した善行は、私が準備しましょう。 - あなたが彼らに行った事は、全て私が行う事でもあります。
あなたはそれで失敗することはありません。 - 私を信じない成人男女とは一切関わりを持たないように。
見なさい、私の民はこの時代では幼児なのです。 - あなたは彼らと、そして彼らに仕える意志を持つ者とのみ接しなさい。
なぜなら、彼らが仕える限り、私も仕えるからです」
【2章】
- こうしてタエは、孤児や保護すべき幼児、捨て子を数多く集めました。
- タエとその働きについて聞きつけたエスという女の子がやって来て、こう尋ねました。
- 「どうして人間に幼児の世話ができましょうか?
今、私はあなたの働きを聞き、天界の御父のために働こうと思い、あなたのところに来ました」 - タエは言いました。
「天界の御父のために働きたい者は、この幼児のために働きなさい」 - エスは言いました。
「私がいます。どうか私に仕事をさせてください」 - タエは訊きました。
「あなたは幼児の世話の仕方を知っているのですか?」
彼女は答えました。 - 「そのような仕事を経験したことがありませんが、ジェホヴィが私を正しく導いてくださるということは知っています。そうでなければ、ジェホヴィは私の魂にその仕事に対する啓示を与えてくださらなかったからです。
あらゆる知恵はジェホヴィを通して可能となるのです」 - タエは言いました。
「あなたの信仰がそうだとしたら、あなたは御父の新しい王国において最初に選ばれた女性です。
さあ、あなたの役割を全うしなさい。御父があなたと共にありますように」 - そこでエスは働き始め、幼児たちに必要なことを行っていきました。
- タエは再びウズのもとに行き、さらに多くの幼児たちを連れてきました。
一人の女性の手には到底手に負えないほど多くなりました。 - そこでタエは呼びかけました。
- 「ジェホヴィを信じ、天界にあるように、地上にも御父の王国を築くことに喜んで参加してくださる50人の男女を募集します!」
- タエの呼びかけに応えて、何千人もの男女がやって来ました。
- タエは叫びました。
「ああ、ジェホヴィよ、あなたの僕はどうしたらよいでしょうか?
ご覧ください、私は50人の男女を求めましたが、ここに何千人もの人々がやって来てしまいました」 - ジェホヴィはタエにこう答えました。
「息子よ、彼らを試して、誰が相応しいかを見極めなさい。
準備のできている者であれば受け入れ、そうでない者は受け入れてはいけません。
ご覧なさい、ここには何百万人でも受け入れられる余地があります!」 - タエは大勢の人々を前にして言いました。
「私は50人の男女を募集しました。
見てください、ここには何千人もの人がいて、地上に御父の王国の建国に喜んで参加しようとしています。 - ご覧なさい、大勢のあなたたちを見て、私はこう叫びました。
『ああ、ジェホヴィよ、あなたの僕はどうしたらよいのでしょうか?
私はたった50人しか求めていないのに、ここには何千人もの人たちが集まっているのです』 - そこでジェホヴィはこう仰せになりました。
『彼らを試して、誰が相応しいかを見極めなさい。
準備のできている者であれば受け入れ、そうでない者は受け入れてはいけません。
ご覧なさい、ここには何百万人でも受け入れられる余地があります』 - そこで、あなたたちにこう言います。
『御父の王国の建国とは何だと思いますか?
ここに、その道筋と、その王国に参加する方法を知っている人はいますか?』」
【3章】
- 群衆の多くがタエに答えました。
その中の主要な言葉は次の通りでした。 - スータは言いました。
「私がしたいと思うことを行うことは、御父の王国の建国に加わることです。
それゆえ、私の言うことを聞いてください。 - 資本と労働を調整し、双方がそれぞれの利益と栄光に貢献できるようにすること。
- 資本家は資本から十分な利益を得られるようにし、労働者は高く均一な賃金を得られるようにすること。
- 両者が隣り合って平等に暮らし、優劣を問わず生活できるようにすること。
- 彼らが広大な領地と美しい庭園、優れた工場、そして高潔で勤勉な人々を持つこと。
- この大業において私が果たせる役割は、鍵と計画を明らかにし、資本家と労働者の双方にあらゆる事柄を説明することです」
- このように、スータは長々と語り続け、その後、同様の計画を持つ者が数人続きましたが、それぞれが互いの能力、つまりその業に相応しい能力を有しているのかと疑問を抱きました。
- 次にアボーンが語りました。
「スータの計画を聞いたことがあります。
それは茶番です。資本と労働は調和できません。 - たとえ調和できたとしても、それは世俗的な基盤となり、御父の王国ではないでしょう。
- 主の王国には、買うことも売ることもなく、僕も主人もいません。
- さて、見てください、私はあなたたち全員に言います。
男女は、そのような状態では互いに調和することができません。彼らは、あらゆる考えや一般的な知識において、それぞれ異なっているからです。 - 御父の王国を成し遂げる唯一の方法は、幼児をその進むべき道に導くことです。
- しかし、これらが揃っていてもなお、出生前の状態が整えられていなければ、失敗するでしょう。
- それゆえ、私が果たせる役割は、最も高貴で啓発された女性たちによって、数多くの子孫の父となることです。
- また、私は生理学、精神学、心理学にも深い知識を有しており、将来の親となる者たちの審査官や独裁者となることもいといません」
- アボーンは長々とこう語り、他の者たちも同じようなことを語り、それぞれが将来の子供たちの父親になると言いました。
- 次にサーティスが言いました。
「これは、地上に御父の王国を築くことです。
私の言うことを聞いてください。そうすれば、あなたたちは理解するでしょう。 - 見てください、すべての事は、特に、地上に新しい世代を育てることに関しては女性を通して可能となります。
- 妊娠期間中、男性は女性に近づいてはいけません。
- いや、その期間中、女性はまさに女神として扱われるべきです。
- 彼女のあらゆる欲求、我儘、考えは最大限に満たしてあげるべきです。
- 妊娠中に彼女が話したり、指を上げたりすると、全ての男女子供が駆け寄って彼女に仕えなければいけません。
- 彼女は、甘美な音楽と楽しい娯楽と共に、教養があり高貴な仲間に囲まれるべきです。
- そうです、全ての人は女神を敬うべきなのです。
- そのような女性が子供を産むとき、ご覧なさい、御父の王国に一人の子供が生まれるでしょう。
- さあ、ご覧なさい、誰が私の子供たちの父となるか、私に選択肢を与えてください。そして、御父の王国の礎を築くため、私もそのように役割を果たします」
- サーティスに続いて、多くの女性たちが同じように言いました。
それぞれが、その地位にふさわしいかどうか疑いながらも、自分を推薦しました。 - 次にアモスが言いました。
「私はこれらの美しい制度を全て聞いたことがあります。
どれでも喜んで引き受けます。見てください、私は造園家です。 - 私にできることは、花や芝生、観賞用の木々を植えるための敷地を設計することです。
- しかし、あなたたちは私のために働き手を用意しなければなりません。私は自分の手で仕事をするのではなく、計画し、設計します。
私の能力は私の才能と教育にあります」 - アモスに続いて、五百人の医師たちが語り、それぞれが御父の王国の医師となることを申し出ました。続いて同じ数の律法学者たちも同じように語りました。
- 次に千人のピアノ教師たちが語り、それぞれが御父の王国のために若者を教えることを申し出ました。
- そして今、ブラフマーの司祭五百人がゆっくりと厳粛な表情で立ち上がり、語り始めました。
- 彼らは言いました。
「私たちは見聞きしてきました。見てください、御父の王国はこのどれでもありません。 - ブラフマーの再臨です。彼は東西南北から炎の炎に包まれてやって来ます。
- 彼の杖の魔力によって、様々な階級の人間が選別され、死者は墓から蘇生し、ブラフマーが彼らを裁きます。
- 天界は聖天使や、聖人の霊で満たされます。
彼らは炎の翼と1マイルにも及ぶ尾を持ちます。 - そして地上の選ばれし民は栄光のうちに昇り、オーマズドの足元において永遠の涅槃に浸されます。
- これこそが、地上に御父の王国を築くことです。
その後、全ての肉体を持つ者は罪から解放され、朽ちやすき者は永遠に朽ちない存在となります。 - さあ、ご覧なさい、主の王国を築く私たちの役割は、ブラフマーの永遠の福音をあなたたちに説くことです」
- 次に500人の仏僧が話し始めました。
彼らは言いました。 - 「私たちは見聞きしました。私たちの学識は、誰も否定できません。
ブラフマーとその再臨ですが、実は一度も現れませんでした。 - 誰も彼を見たことも、その住処を見つけたこともないのです。ですから、彼は単なる迷信、暗黒時代の遺物に過ぎません。
- それでは、地上における御父の王国の建国について、私たちの話を聞いてください。
- 仏陀の再臨の時、全ての者が跪き、全世界の主神と認めるでしょう。
- 見なさい、仏陀は二本の剣と十二本の槍を携えて来臨し、一万人の花嫁を得るでしょう!
- 仏陀が地上に息を吹きかけると、墓が開かれ、死者たちはそこから出てきて言葉を発します。
- そして、仏陀は彼らを裁き、必要に応じて彼らを選別します。
- そして、炎の翼と2マイルにも及ぶ尾を持つ、十億の十倍の天使たちによって、大地は覆い尽くされるでしょう。
- そしてすべての肉体を持つ者は朽ちることなく、獅子は藁を食べ、子羊は恐れることなくその同胞を喜び楽しむでしょう」
- 次に、500人のクリステの司祭たちが口を開き、こう言いました。
- 「なんと冒涜的な言葉を耳にしました!
見なさい、ブラフマーとブッダは神話に過ぎません。
これはクリステの再臨であり、御父の王国の建国です。 - クリステは言いました。
『私が地上に平和をもたらすために来たと思わないでほしい。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。 - 全世界を征服し、人々を屈服させ、主を万物の主神と認めさせるのは、クリステである。
- 彼は幾百万もの大天使を伴い、火の海に乗って来る。そして、彼の僕のガブリエルが地上で角笛を吹くと、墓が開き、死者が甦り、生きている者たちに語りかける。
- そして、彼はその者たちを裁き、悪しき者たちを永遠の苦しみへと振り分け、彼を崇拝した善き者たちは甦り、永遠の至福を受け継ぐのである。
- さて、見るがよい、御父の王国を築く上で私たちが果たせる役割は、祝福された主の美しい教義を説き、説明することである」
- 多くの人々がこのように語ったとき、タエは言いました。
「私はジェホヴィを信じる者を呼びました。
私はブラフマーのためにも、ブッダのためにも、クリステのためにも、あるいは創造主、天界の御父以外の誰かのためにも、王国を築く仕事に携わっているのではありません。 - 墓が開くことに関しては、私には何の関係もありません。しかし、死者の霊が生者と対面することについては、ご覧ください、30年以上もの間、何十万もの善良な人々に実現されてきました。ですから、これも私には何の関係もありません。
- しかし、あなたたちは長年にわたり天使との交わりを実証してこなかったのに、どうして御父の王国のために働けるという希望を抱いているのですか?
そのような者たちよ、出て行きなさい。私はあなたたちを必要としていません」 - すると群衆の半数がすぐに立ち上がり、嘲笑しながら立ち去りました。
「死者の霊!そんなものはいらない。
翼を持ち、1マイルにも及ぶ毛むくじゃらの尾を持つ天使でなければならない」 - タエは再び尋ねました。
「ここにいる者の中で、ジェホヴィを信じ、私たちが共に主の御名のもとで働き、至高の光の中で生きれば、主の王国を築くことができると信じる者はいますか?」 - 何百人もの者が答えました。
「それは十分な金と良い農園を持つことにかかっています。
お金があれば成し遂げられますが、お金がなければ成し遂げられません」 - タエは言いました。
「金銭を信じているあなたたちには用がありません。
私はジェホヴィを信じる者たちを呼んだのです!
ですから、あなたたちも立ち去りなさい」
こうして、群衆の多くは去っていき、他の者たちと同様にウズへと帰っていきました。 - タエは再び尋ねました。
「ここにいる者の中で、指導者となる能力と意欲を持つ者はいますか?」 - 千人以上が叫びました。
「さあ!それは私の役目です。
私は生まれつき、経験と偉大な知恵を持っており、適任です」 - タエは彼らに言いました。
「私たちが生きているこの時代の霊魂を見なさい!
誰も指導者や独裁者を望んでいません。だからこそ、あなたたちも立ち去りなさい。
私はあなたたちを必要としていません」 - タエは再び尋ねました。
「ここにいる者の中で、この主題を研究し、講師、教師、助言者となる用意のある者はいますか?」 - すると見てください、さらに千人の者が叫びました。
「これが私の力です。私はあらゆる主題を説明できます。
食事、衣服、社交、健康、結婚、礼拝など!」 - 他の人々も叫びました。
「私はトランス状態の話し手です。私には二千年も前の天使の導き手がいます!」 - 他の人々は言いました。
「私は霊感を与えます。古代の預言者たちが私の霊的な導き手です!
啓示者、聖ヨハネ!
孔子!
ホセア!
ソロモン王!
ダニエル!」 - タエは彼らの言葉を遮って言いました。
「ご覧なさい、時代の兆候が示すのは、言葉や説教や講義で御父の王国を築いても価値がない、ということです。 - ご覧なさい。私は何百人もの無力な孤児を集めました。彼らは差し出されたものを全く気にかけません。
彼らは身を清め、食べ物を与え、衣服は洗って繕わなければいけません。 - 御父を信じ、あらゆる点で利己心を捨て、これらの幼児のために働き、ジェホヴィが全ての者に公正かつ十分に備えてくださると信じる者は、来なさい」
- 農民が子牛や子馬、そしてあらゆる種類の動物の子供たちを拾い集め、良い場所に連れて行き、餌を与え、成長させると市場で好まれる存在となる、ということをあなたたちはよく知っています。
- 今、ウズには何千人もの父親のいない貧しい子供たちがいます。放っておけば、死んでしまうか、泥棒、強盗、殺人者になるかのどちらかです。
- こうした子供たちは子牛や若い子馬よりも安価です。そして、十倍もの家畜を育てるよりも、彼ら自身と国家にとってより多くの利益をもたらすように育てることができます。
- それでは、金銭も対価もなしにこの労働に加わり、彼らを書物だけでなく、職業や工場で手を使うための実践的な知識へと育て上げることに人生を捧げる覚悟のある者はいますか?
そうすることで、これらの子供たちは有用な市民となり、彼ら自身の喜びとなり、御父に栄光をもたらすことができるのです。
そのような者たちは名乗り出てください」 - 見てください、今、50人の男女が口を開いたのです。
「ジェホヴィの御名において、私たちを受け入れてください。
私たちには、我儘や自惚れはありません。 - 私たちはこの労働に喜んで携わり、熱心に取り組みます。そして、ジェホヴィが私たちに必要なものを用意してくださると確信しています。
日々、主の光が私たちを照らし、私たちが何をすればよいかが分かります。 - あなたの子供たちは私たちの子供となり、あなたの苦難は私たちの苦難となります。
私たちは休息や栄光や安楽を求めて来たのではありません。
ジェホヴィが国のために私たちに与えてくださるあらゆる務めを果たすために来たのです」 - タエは言いました。
「ジェホヴィの御名において、私はあなたたちを受け入れます。
私のものはすべて、あなたのものになります」 - こうして、何千何万もの人々がやって来た中で、受け入れられたのはたった50人でした。
- 残りの者たちは、
「これが、地上の御父の最も美しい王国!」
と嘲りながら立ち去りました。
【4章】
シャーラムの歴史。かつては「シャーラムの書」と呼ばれていました。
- ジェホヴィの御声がタエに届き、こう仰せになりました。
「あなたたちの民を連れて、私が導く所に行きなさい。
あなたたちは皆、祝福されるでしょう。地上に私の王国を築くには、これだけで十分です」 - そしてタエとその民は、シャーラム川沿いの無人の地へと去っていきました。その地は、タエがこう言ったことから、シャーラムと呼ばれました。
- 「私はウジ人が欲しがらない幼児たちを連れて、ウジ人が住もうとしない地に行きます。しかし、私はそこを平和と豊かさの地とします。
それゆえに、そこをシャーラムと呼びます」 - 彼らが天幕を張り、子供たちに食事を与えると、タエは彼らを呼び集め、こう話しました。
- タエは言いました。
「全てのことは、直接的にも間接的にも、ジェホヴィによって、またジェホヴィを通して成し遂げられます。 - もし直接的に、すなわちジェホヴィの霊感によって遂行するなら、全てのことは平和と正義と愛と叡智のうちに、成就します。
- もし間接的に、すなわち他の霊感によって遂行するなら、人は確かな災難と不幸に見舞われます。
- 何よりもまず、人間は全てのことに関してジェホヴィから直接光を受けることを目標とすべきなのです。
- そのためには、人間は言葉と行いにおいて創造主に近づき、判断において認識する正しいことを実践しなければいけません。
- それゆえに、私たちは幼い頃から
「あなたの王国が天界にあるように、地上にも来ますように」
と繰り返し祈ってきたのです。 - しかし、私たちの誰一人として、祈り求めたことを成し遂げようと手を差し伸べた者はいませんでした。
- 私たちの祈りは、全能なる御方を冒涜するものでした。
- もし私たちが心に誠実であったなら、最善を尽くして実践していたでしょう。
- そうしなかった私たちは、ジェホヴィの御前で嘘吐きとなり、ジェホヴィは私たちの祈りに対して真実に答えることができませんでした。
- さらに、私たちは幼いころから互いにこう言い合っていました。
「あなたたちが人にしてもらいたいと思うことは、あなたたちも同じように人にしてあげなさい」 - しかし、私たちはただ自分自身のために奉仕しました。
- 私たちは母子家庭や父子家庭を訪問しませんでした。
- 私たちは売れるものを売らず、貧しい人々に施しました。
- 私たちはジェホヴィへの信仰を公言しましたが、金銭と兵士と戦争に対しても信仰を示しました。
- 私たちは言いました。
「魂と心と精神を尽くして創造主を愛し、隣人を自分自身のように愛しなさい」 - 私たちはそのいずれも果たせませんでした。
- それゆえ、今、私たちは人間に対して不義であり、ジェホヴィの御前において嘘吐きでした。
- ウズに住んでいた間、戒律を守れなかったため、私たちは懺悔と恥辱を抱いたままウズから出ました。
見てください、私たちは地上で新しい人生を始めるために、そこから出て来たのです。 - 人類の向上と全能なる御方の栄光のために、私たちの労働と命がジェホヴィに捧げられ、利益となるように、心と魂と精神を尽くして、全ての戒律を完全に守ることを主に誓いましょう。どう思いますか?」
- 群衆は声を揃えて答えました。
「私たちは、自分の労働と成長が地上におけるジェホヴィの王国の建国に貢献できるよう、ジェホヴィと誓約を結びたく思います。 - 「それゆえに、創造主と誓約を結び、私たちは心を一つにします。
ご覧ください、ジェホヴィが栄光をお受けになるよう、私たちはあなたの言葉を繰り返し唱えます」 - タエは言いました。
「それでは、私たちがジェホヴィと契約を結ぶ前に、私の言うことを聞いてください。
天界において、天使たちは火と水の柱で天界の玉座を囲んでいます。そして、その周囲にある空間はすべて聖なる契約の場所と呼ばれ、礼拝と神聖な儀式と式典のために用いられます。 - しかし、儀式や式典において神聖なものではない娯楽やその他のあらゆる娯楽の場所は、聖なる契約の場所の外にあります。
- それゆえ、今、ジェホヴィの天界の王国を記念して、この場所の周囲に円を描き、行列を組んで行進し、この囲いの地を聖なる契約として捧げましょう」
- 群衆は言いました。
「それは賢明なことです。体制と秩序、そして万物のための場所によって、調和が私たちにもたらされるでしょう。
あなたが道を先導し、私たちはあなたと共に行進します」 - それからタエは聖なる円を描きながら行進し、群衆は二人並んで彼の後を追いました。
- タエは言いました。
「ジェホヴィよ、私はあなたの御前で聖なる円の線を描きます。
あなたの御名において、この聖なる契約の場所を永遠にあなたのものとして捧げ、囲みます!」 - 群衆は返事しました。
「ジェホヴィよ、あなたの聖なる円を心に留め、あなたの名誉と栄光のために、永遠にその中に身を置きます! - この場所で、私は人類の復活のために、地上におけるあなたの王国を成就する働き手として、あなたと永遠に契約を結ぼうとしています」
- 返事
「この聖なる輪の中にいる幼児たちを心に留めてくださいますように。
あなたが私に託してくださった彼らを、地上と天界における彼らの幸福のために、私は今まさにあなたと契約を交わし、生涯を通して彼らの前で模範と犠牲を捧げようと思います」 - 斉唱
「あなたの息子、地上と天界の神の玉座を囲む天界の光の柱を記念して、神聖な契約のもとで囲まれた場所をジェホヴィに捧げた永遠の証として、私たちはここに生垣と柵を築きます」
【5章】
聖なる契約
- タエとその軍勢は聖なる契約の場の中央へと行進しました。
軍勢は三日月形に陣取り、タエはその両角の間に立ちました。 - こうして立っている間、タエはジェホヴィの光に導かれ、契約を唱え、彼の軍勢もそれに続いて言葉を唱えました。
- これらの言葉は聖なる契約と呼ばれ、今日に至るまで、以下の通りです。
- 「ジェホヴィよ!
ジェホヴィの書においてあなたが自ら宣言なされたように! - 私は永遠にあなたのものとなる契約を結びます!
あなたにのみ、ジェホヴィよ! - あなた以外の全ての神々を捨て去ります。
- そして私はあなた以外のすべての主神を捨て去ります。
- 私はあなた以外の全ての救世主を捨て去ります。
- この聖なる契約の場において、私はあなたに誓います。永遠にあなただけのものとなることを!
- 私の肉体をあなたに捧げ、生涯あなたに仕えることを誓います。
- あなたがご自身の素材で造られたそれは、ご覧ください、あなたのものです。
- 技巧はあなたのものであり、素材もまたあなたのものです。
- 私はそれに対して何の権利もありません。あなたに、そしてあなたの奉仕のために、私はそれを永遠に捧げます。
- あなたはそれを私の霊魂の住まいとして託されました。
- あなたの賜物であるそれを私は大切にし、あなたの御前で清く清く保ちます。
それは、それがあなたと、あなたの聖天使たちの前で受け入れられるようになるためです。 - 私の霊魂もまた、あなたに捧げ、これからも永遠にあなたに仕えることを誓います。
- 私の心と魂もあなたに捧げ、これから永遠にあなたに仕えることを誓います。
- 魂と体からなる私の全てをあなたに捧げ、永遠にあなたに仕えることを誓います。
- 私は、あなた自身から創造されました。魂と体はあなただけのものであり、永遠にあなたに用いられます。
- ああ、ジェホヴィよ、私の肉体、私の霊魂、私の心、私の行動と思考をあなたのために、地上にあなたの王国を築くために役立ててください。
- ジェホヴィよ、私はあなたに誓います。
私のあらゆる行為、振舞い、言葉、思考を絶えず探求し、私に降り注ぐあなたの最高の光を実践することで、自分に誠実に生きます。 - 今後も永遠に、私は最高の光を探し求め、すべての男、女、子供に対しても同じことを実践します。
- 私は自分がしてもらいたいことを彼らに対してするだけでなく、それ以上のことをします。
私は生涯をかけて、私の知恵と力を尽くして彼らのために尽くします。 - ジェホヴィよ、私はあなたに誓います。
万物はあなたのものですから、太陽の下にあって、私に託されたもので、他の誰かが欲しがったり、望んだり、必要としたりするものを、私は決して独り占めしたり、所有したりしません。 - 私は自分のことを褒めたり、自分の行いを語ったりすることはもうしません。
あなたが私を裁き、言葉と行いにおける短気さについて、たとえ私が他人に善行を施したとしても、私が自尊心や名声、人々の称賛への貪欲さを、どんな手段を使っても示そうとしたなら、私にその責任を負わせてください。 - 私は、全世界のいかなる男、女、14歳以上の子供に対して、彼らが言葉や行いにおいていかなる短所を示したとしても、個人として非難したり、批判したり、責めたりすることはもうしません。
- ジェホヴィよ、彼らはあなたのものであり、私のものではありません。
私が導くものでも、駆り立てるものでもありません。 - あなたの王国における私の兄弟姉妹である、これらすべての信仰者たちに対して、私は、私の血縁者、兄弟姉妹、あるいは父母であるかのように優しく誠実に接し、考え、振る舞います。
- そして、あなたが私に託してくださったこれらの幼児に対して、私は、彼らが私の血縁者、息子、娘であるかのように愛情深く誠実に接します。
- あなたが私に授けてくださる光に従って、私は彼らをあなたを知る者として、あなたの王国の栄光となる者として育てます。
- 私が彼らに対して最初に教えることは、あなたを知ってもらい、あなたの御目や御手が彼らの上にあることを覚えさせ、彼らの知恵、真実、愛、そして純潔に応じて祝福を受けることです。
- そして、私は彼らにあなたの天使たちとの交わりの道を教え、彼らをスイスとサルギスとして成長させます。
- 肉体ではなく、内なる霊魂のために生きることを教えます。
- 書物と楽器で彼らに教えます。
- 彼らの役に立つ職業と職種を教えます。
- 彼らに音楽と礼拝を教えます。
- 彼らに舞踏と体操を教えます。
- そして、彼らが地上の誉れと栄光となり、あなたが彼らを生かされたことを喜ぶように、あなたが彼らの中に創造されたすべての才能をあらゆる方面で伸ばしていきます。
- 私は十四歳で彼らを幼児期から解放し、彼らの思考、言葉、行為、選択、行動において、男女の権利を授けます。
- 彼らがその年齢に達したら、彼らの思考、言葉、考え、行動について、私が主張するのと同様に、あなたに対しての責任も負わせます。
- ああ、ジェホヴィよ、今、地上におけるあなたの王国が知れ渡り、ウズ人の住まいとは一線を画すよう、私たちはあなたに厳粛に誓います。
- 私たちは、いかなる神、主神、救世主、国家、王、あるいは地上のどの支配者のためにも、今も、そして永遠に戦争を起こさず、戦争に参加せず、戦争に加わりません。
また、いかなる形であれ、戦争を助長したり、幇助したりすることもありません。 - 私たちは、今も、そして永遠に、あなたが創造されたいかなる生き物の魚や肉も食べません。
- ジェホヴィよ、地上にあなたの王国を築くために託してくださったこれらの幼児たちについて、私たちはあなたに誓います。
この誓いに倣い、私たちは彼女たちを戦争を放棄するように育て、ウズ人特有の肉食の習慣を身につけさせないようにします。 - シャーラムにおいて、私たちはいかなる酒類、雑草、根、樹脂、その他の薬物も、です位によって人体を汚したり、不自然な刺激を与えるのに使用したり、それを許可したりしません。
- ジェホヴィよ、あなたとのこの契約と誓いにおいて、私たちを強く賢くして下さい。
万物の誉れと栄光と、終わりなき時は、あなたにあります。
アーメン」
【6章】
同胞団との盟約
- さて、タエとその軍勢がジェホヴィと契約を結んだとき、天界と地球の神の聖天使たちを伴いながら、魅惑的な御声がタエのもとに届き、こう仰せになりました。
- 「私を選ぶ者には、私もそれに応じて選びます。
- 私に仕える者には、私もそれに応じて奉仕します。
- 私は、天使と人間を姿を似せて創造しました。
- あなたたちが私の王国の周りに物質的な円を描いたように、ご覧ください、私の聖天使たちがあなたたちの周りに霊的な円を描いています。
- あなたたちが私に身を捧げたように、私もあなたたちに身を捧げ、私の神の御座から天使たちを通して、神聖さと知恵をもってあなたたちに奉仕しています。
- あなたたちが私の幼児を育てるために来たように、私も天使たちを通してあなたたちのもとを訪れ、あなたたちを育てましょう。
- あなたたちが私の幼児たちを賢くし、有用に育て、その人生を喜びに満たしてくれたように、私もあなたたちに奉仕します。
- あなたたちが戦争を禁じ、地上に平和を確立するという契約を私と交わしたように、私の地上と天界の両方の王国において、私の手が働きます。
- あなたたちが地上に私の王国を築くために来たように、私は天界における第二の復活の王国をあなたたちのために開きました。
- 東西南北に宣言しなさい、私の王国が地上に築かれたことを」
- 御声が消えると、タエは自ら考えて東を向き、こう言いました。
- 「聞いてください、聞いてください、人間と天使たちよ。
ジェホヴィの王国は地上に築かれました!」 - それからタエは西を向き、こう言いました。
「聞いてください、聞いてください、人間と天使たちよ。
ジェホヴィの王国は地上に築かれました!」 - タエは北を向き、こう言いました。
「聞いてください、聞いてください、人間と天使たちよ。
ジェホヴィの王国は地上に築かれました!」 - タエは南を向き、こう言いました。
「聞いてください、聞いてください、人間と天使たちよ。
ジェホヴィの王国は地上に築かれました!」 - タエは円の印を二度切り、軍勢は「ジェホヴィの夜明け」の敬礼の印で応えました。
- そして今、ジェホヴィの光を一身に受けたタエが、自らの意志でこう言いました。
- 「兄弟愛の誓約がなければ、ご覧なさい、私たちは教師のいない無秩序な学校のようです。
- 悪魔が戦争のために兵士を統率する際に、規律の力の利点を示したように、私たちも御父の王国において、規律によって、平和と正義のうちに賢明でいましょう。
- 統一は、秩序と規律、儀式と式典と言葉によってのみ達成されます。
- 力は、太陽の下にあるすべてのものよりも、目的の一致によってのみ得られます。
- この目的のために、地上でジェホヴィの王国を築くため、有機的に結束しましょう。
- そうすれば、今後私たちは世界において一つに団結し、ジェホヴィの戒めを完全に実践する共同体を築くという唯一の目的へと導かれるでしょう。
- たとえ多少の失敗はあっても、私たちが育てている世代はより多くの利点と実践を得るということを忘れてはいけません。そして、彼らの後継者たちもまた、さらなる高みへと昇華していくことでしょう。
- 最終的には、全世界が平和、美徳、豊かさ、そして叡智に到達するでしょう。
- 私たちはすでに、最高の光のもとで生き、それを実践することを誓約しています。
- それでは、どうすれば有機的な組織ができて、指導者も監督者もいないままでいられるのでしょうか?
- 国家や共同体における最高の叡智は、多数派ではなく、少数派にあります。
- 最高の叡智、すなわち最高の光が、個人、家族、共同体、そして国家を導くべきなのです。
- それゆえ、私たちは十人ずつのグループに分かれましょう。
- 各グループは最も賢い者を議長に選出し、その称号を「長」とします。
- チーフたちもグループとなり、議長を選出し、その称号を「首長」とします。
- 開拓共同体内の業務は、グループ数と同じ数の部署に分割し、各部署にそれぞれ1つずつ割り当てます。
- しかし、開拓共同体全体の業務、すなわち世界との関係、そして姉妹開拓共同体との関係は、首長とその他の長が管理します。
- さて、天界の王国において、聖評議会の決定を必要とする事項が発表されるとき、希望するすべての構成員は、それぞれ最高の光をもって発言します。
- その後、長は彼の中での最高の光、すなわち布告を発します。
- 私たちもその方法にあずかりましょう。
- そして、各集団だけでなく、すべての集団の中で誰が最高の光であるかは、すぐに明らかになるでしょう。
- 誰が長であろうと、その集団の過ちや短所の責任は長が負います。そして、誰が首長であろうと、その集団全体の短所や過ちの責任は首長が負います。
- 地上で縛られていることは天界でも縛られていると知りながら、ジェホヴィの地上の王国のために、こういった天界の法に自ら従おうとする者はいるのでしょうか?」
- タエがこう尋ねると、群衆は皆、答えました。
「ジェホヴィの御名において、私もこれに従います」 - タエは言いました。
「それならば、ジェホヴィの御名において、私の言葉を繰り返しなさい。 - ジェホヴィの御名において、私は長の布告に従います。
また、首長の布告にも従い、集団としての兄弟愛にも身を捧げます。 - 彼らが兄弟愛の言葉をこのように繰り返した後、タエは言いました。
「軍勢は中央に向かって円陣を組みなさい」 - 彼らが円陣を組むと、タエは太陽と共に円陣の内側を回り、通り過ぎる者一人一人と握手を交わしながらこう言いました。
「ようこそ、信仰者の同朋たる、私の兄弟(姉妹)よ。
私は、あなたと平等で従順な僕になることを誓約します。
私はこの世においても来世においても、あなたと結婚し、人類の復活と、ジェホヴィの王国を定命の人間たちと共に築くことを誓います」 - タエに続いて、その左隣の者も輪を回り、握手を交わし、同胞団との結婚の言葉を唱えました。
- こうして彼らは進み続け、全員が同胞団との誓約を終えました。
- タエは言いました。
「ジェホヴィの御名のもと、皆様にご挨拶申し上げます」 - 彼らは、タエの指示に従って「一つにして多なるもの」という敬礼のしるしで応えました。
- 御声がタエに宿り、こう仰せになりました。
「今後、私の王国に加わる者は、私と聖天使たちの前で行ったように、首長と長たち、そして私に選ばれし者たちの前で、私との契約と私の同胞団との契約を唱えなければいけません」
【7章】
グループの設立
- ジェホヴィの光がタエに届き、こう仰せになりました。
「ウズの例を忘れてはいけません。しかしあなたたちが学んだこと、得たことを、シャーラムにおいて賢明に活用しなさい。 - この目的のために、今必要なグループを作り、必要に応じて後から追加するのが賢明です。
- それでは、どのようなグループを作るべきだと思いますか?」
- そこで、様々な意見を上がりましたが、彼らの知恵を寄せ集めたところ、次のような結論に至りました。
- 建築家のグループ
- 織物職人のグループ
- 栄養士のグループ
- 技術者のグループ
- 製造業者のグループ
- 園芸家のグループ
- 農学者のグループ
- 植物学者のグループ
- 看護師のグループ
- 医師のグループ
- 芸術家のグループ(彫刻、絵画、園芸)
- 音楽家のグループ
- 当時求められていたグループはこれで全てでした。
そこでタエはそのグループを宣言し、グループごとに志願者を募りました。 - しかし、メンバーは52人しかいなかったため、そのうちの何人かは2、3のグループに所属することで、全員が配属されました。
- タエの上にはまだ光があったため、こう言いました。
「グループを作ったのだから、今度は各グループから長を一人選んでください」 - そこで彼らの多くが口を開き、
「長としての名声も、地位に伴う責任も望みません」
と言いました。 - タエは言いました。
「それでは、私の上にある光について述べさせてください。
あなたたちがここにいるのは、ジェホヴィがあなたたちに何を課したとしても、その叡智と力を尽くして成し遂げることです。 - あなたたちが長に任命されるか否かに関わらず、あなたたちがここで果たすべきは、個人的な利益とは一切関係のない、ジェホヴィの御業なのです。
- 長の地位を欲するのは利己的であり、長の地位を拒むのも利己的なものと言えるでしょう。
- 心と精神と魂を尽くして、
「ジェホヴィよ、あなたが私に課すものは何でも、私は叡智と力を尽くして行います」
と唱えないことには、御父の王国を築くことはできません。 - このような信仰を持つことは、実践を伴う信仰を持つことであり、そのような者こそ、真の信仰者なのです」
- そこで、先に語った者たちは心を落ち着かせてこう言いました。
「ああ、ジェホヴィよ、私は一体何ということをしてしまったのでしょうか?
ご覧ください、私は初めから躓いてしまいました。
御父よ、これを私への叱責としてください。
そして、あなたがお望みのものを私にお与えください」 - タエは言いました。
「人にできることは、うまくやることです。能力不足のために失敗しても、それはその人のせいではなく、その人が不運なだけだったのです」 - こうして、男女を問わず、それぞれの集団から長が選出されました。
- そして、タエが首長になりました。
タエはそれぞれの長に、それぞれの任務の概要を伝えました。
【8章】
- 建築長に、タエは言いました。
「あなたの務めは仲間と一つになることで、そうすれば私が伝えることは彼らにも伝わるでしょう。
あなたはシャーラムのために家を建て、快適な部屋と健全な設備を備えるだけでなく、模型などを用いて、私たちの子供たちに建築の技術と科学を教えてあげてください。 - 幼いうちから、ブロックや道具を用いて建築の科学と寸法、その名称と種類、筋交い、梁、屋根の位置と用途について教えなさい。
- さらに、彼らが鉛筆を持てるようになったらすぐに、家屋とその部材の設計図を描くことを教えなさい。
そして、彼らが道具を扱える年齢になったら、家の模型を作り、必要な部材の強度を見積もることを教えなさい」 - 織物職人の長に、タエは言いました。
「あなたの務めは仲間と一つになることで、そうすれば私が伝えることは彼らにも伝わるでしょう。
あなたは、快適さ、模様、美しさに関する知恵をもって、シャーラムに衣服を提供するだけでなく、私たちの子供たちに、健康と快適さに最も役立つ方法で人間の体に衣服を施す技術と技能を教える道を用意してあげてください。 - 幼い頃から裁縫と裁断の技術を教え、人間の型を手本として与え、帽子から靴に至るまで、使用する素材、必要な強度、その決定方法など、あらゆることを学ばせなさい」
- 栄養士の長に、タエは言いました。
「あなたの務めは仲間と一つになることで、そうすれば私が伝えることは彼らにも伝わるでしょう。
あなたはシャーラムの食事、すなわち最良の草食性の食事とその調理法、そして余剰となった食品の保存方法を決めて提供しなさい。 - この件に関して、あなたは人体の構成成分を解明し、発育と純粋さに適した草食性素材を見つけ出し、提供しなさい。
こうして、私たちの子供たちから、最も優秀で、最も強く、最も健康な男女が生まれるようにしなさい。
あなたは気まぐれや空想に流されてはいけません。しかし、あなたは地上の様々な国から集めた事実に基づき意思決定しなければいけません。 - 食材を調理する際には、幼児の食事と食生活に関する技術と特性、そしてあらゆる事柄を教えなさい。また、肉食動物と肉食人間の血に飢えた性質を、事実と数字を用いて説明し、あなたが教えるすべての事柄において、彼らが単に自惚れるのではなく、賢明に学ぶようにさせなさい。
- タエはこのようにすべての長たちに語りかけ、それぞれの役割を説明しました。
そして、それぞれに語り終えると、タエは彼ら全員にこう言いました。 - 「あらゆる学びの中で最も偉大なものは、現世と来世で幸福になるために、どのように最善の生き方をするかを学ぶことです。
これほど重要な学びは他にありません。 - ジェホヴィは人間に、体を覆う羊毛も髪も羽毛も与えませんでした。しかも人間は、そういったものに覆われずに生きるにはあまりにも弱々しい存在として創造されました。
- 性的な関係において、動物界全体では、男と女だけが恥について教えることができるのです。
- 性的なことを少しでも考えさせる服装こそ、最も慎み深い服装です。
季節の快適さに合わせて、身体のあらゆる部分を最も豊かに、最もよく発達させる服装こそが最良の服装です。 - 服装に次いで重要なのは食事です。
最も健全で健康な肉体を持つ人間にとって、そして最も賢明で神聖で霊的な人間にとって最良の食べ物は、最良の食事なのです。 - これと住居は、人間の物質界における生活において主要な要件を構成しています。
- しかしこれらを生み出し、人間に奉仕できるよう準備するために、地上では多くの職業や科学が発達してきました。
- ご覧なさい、この時代、ジェホヴィは私たちに十分な実りを用意してくださいました。
主は地上の諸国民を私たちの前に開いてくださいました。
私たちはそこに行き、多くのことを、特に人間の習慣や性質、衣食住といった生活様式について見ることができます。 - 今、ご覧なさい、あなたたちは偉大な業を担っているのです。
それは、あなたたちの最高の光に従って、この幼児たちを育てることです。 - あなたたちは自らの最高の光に従うことを誓いました。
そして、すべての光は漸進的であることを知っています。
「もう十分知っている!」
と言って安穏とすることはできないのです。 - しかし、あなたたちは調査する義務があります。
他の民族の間で実証されてきた事実を知らずに、どうして実践できるのでしょうか? - ある国では、乳児は泣くと鞭打たれます。
別の国では、乳児はかかとで持ち上げられます。
そして、ある国では、乳児は全く泣きません。 - 乳母長はこれらの事実を見つけたら、適切に対処しなければいけません。
- 同様に、すべての指導者は自らの役割を果たし、実証済みかつ可能な限り最高の基準を確立しなければいけません。
- このように自らの役割を全うするほど、その後の満足感と幸福は増すでしょう。
自らの役割を怠るほど、その後、自らを非難し、責めることになるでしょう。 - 信仰者として、あなたたちはすべての人々を天使として受け入れます。
定命の人間は単に救われていないだけなのです。 - すべての人間は胎児の状態にあり、(一般的に死と呼ばれる)誕生に備えています。
- 天界は今ここにあり、受け入れる者すべてにおいて、すぐ近くにあるのです。
- 幼い頃から幼児は、ジェホヴィに仕えることは幸福をもたらし、人間の霊感や環境(悪魔)に仕えることは不幸をもたらす、ということを教えなさい。
- それゆえに、たとえ幼児に食事や建築、衣服、その他あらゆることを教えたとしても、人生の主目的は内なる霊的な人間を育成することであると教えなければ、ウズに勝るものにはならないでしょう」
- シャーラムにおけるこの教育体系によって、二つの分野が生まれました。
一つは物質的なものであり、もう一つは霊的なものでした。
【9章】
- タエは言いました。
「ご覧なさい、ウズ人には学校があり、彼らは子供たちに書物を通して、または書物から教えています。しかし、若者がこのように頭脳を教育されると、彼らの手は食料や衣服、住居を準備するのに役立たなくなります。 - 物質的なものに関する教育は、物質的なものを有用な目的のために操作し、取り扱うことも含めなければいけません。
そして、何よりも重要な問題は、自らの手で生活必需品をどのように調達し、他人に頼らずに済むかということです。 - これは、あなたたちが私たちの幼児に理解させるべき最初の問題の一つです。
- 幼い子どもたちは質問するだけでなく、説明を求め、自ら何かを試みる特権も求めてきます。
- 彼らの質問には、乳母や教師が答えなければいけません。
- とらえどころのない答えや理解しがたい説明でジェホヴィの子供たちを追い払うだけでは、主があなたたちに求めていることとしては不十分です。
- 教育には実践が伴わなければいけません。例えば、子供に種を見せ、そこから何が育つかを説明するように、植えて、それを説明しなければいけません。
そして、ブドウの木が地面から芽を出したとき、その実体を示すだけでなく、そこに宿る生命は、ジェホヴィの顕現として示さなければいけません。 - あらゆる生物の根底にある精神性に触れずに、単に植物学を子供に教えたとしても、子供の思考を自らの生命と霊的成長へと向かわせる効果はほとんどないでしょう。
- 幼い頃から幼児は、何かをしたいという自らの欲求を満たすために、このように働かされなければいけません。
そして、そうした働きかけは、肉体的にも精神的にも教育的なものとなるでしょう。 - そして、彼らが道具を扱えるほど大きくなったら、手工芸や芸術に携わることを許してあげなければいけません。そして、彼らのあらゆる質問には、十分かつ満足のいく説明が与えられなければいけません。
- そして、シャーラムにおいて、これらの幼児は、骨の折れる勉強や骨の折れる労働をすることなく、14歳で、20歳のウズ人よりも賢く、博学になるでしょう。
- 彼らはそれぞれ一つの商売、一つの職業に限定されるのではなく、全員があらゆる職業について幅広く知るようになります。
- 植物学のためには庭園を、天文学のためには天文台を、化学のためには実験室を、衣服のためには工場を、園芸と農業のためには果樹園、畑、庭園を持つようになります。
- 幼児教育の方法もこれと同じです。
- さて、ジェホヴィとその創造物については、その偉大さと完全さにおいて、常に子供の心に留めておくべきです。そうすることで、子供の感謝と崇拝を高め、自らの人生を喜びで満たすことができるからです。
- 世界中のあらゆる哲学において、ジェホヴィの目が常に私たちを見守っているという信仰を通してのみ、私生活や習慣を、隠れた悪徳から抑制することができるのです。
- しかし、天使との交わりを学ばずに育てられた子供は、半分しか育てられていません。
- 天使が実際に存在し、子供たちが天使を見て会話することによって、天界と地球の近さを子供の心にしっかりと焼き付け、一つの世界が他の世界と合致していることを理解するようになります。
- この教育のために、幼児は幼い頃から三日月形の訓練によって、目に見えない世界に慣れ親しむべきなのです。
- そして、教師たちは彼らの中にスイスとサルギスを見出そうと努め、これらの才能を見出して、御父の栄光のために正義と知恵をもって彼らを育てます。
- また、これらの幼児の多くは、肉体の目を通さずに見たり、肉体の耳を介さずに聞くことができる”霊的熟達主義”を獲得することでしょう。
- そして、天界の天使たちが私たちの間に降り立ち、見えるように現れ、聞こえるように私たちと話すでしょう。
- そして、私たちの間にこのような非常に大きな光があるゆえに、誰も欺瞞を行わないでしょう。
なぜなら、すべての人の心と魂は開かれた書物のようになるからです。 - これらはジェホヴィが与えてくださった約束です。時の合図によって、それらは実現可能なことが証明されています。
私たちは、主への信仰を通して、これらを実現していくのです。 - 信仰において、主はあなたたち全員を祝福してくださるでしょう」
【10章】
- さて、シャーラムの組織化が進む間、タエとその一行は、その合間に労働に従事していました。ある者は家を建て、ある者は穴掘りや植え付け、またある者は地面から石やゴミを取り除く作業に従事し、その間、女たちは幼児の世話に追われていました。
- たまたま、ジェホヴィは一行の間に、多くの音楽家、演奏家、歌手を用意しており、彼らは全能なる御方に懇願する者たちの祈りと説教に応えて、霊的な娯楽を提供しました。
- これらの仕事に加えて、各グループは将来に向けて責任ある立場に就きました。そのため、すべてのグループのメンバーは、教師となるために特別な教育課程を修了した後も、それを追求する必要があると感じていました。
- こうして、各グループはそれぞれの専門分野において学校のようになりました。なぜなら、自らの最高の光に従って生き、実践することを自らに課した者は、光もまた増大させられる運命にあったからです。
- ジェホヴィは仰せになりました。
「私はすべての人々の前に二つの状態を置きました。それは霊的昇格と霊的降格です。
誰も立ち止まってはいけません。なぜなら、私は人間をそのように創造しなかったからです」 - 霊的昇格に努めない者は降格していきます。
降格を望まない者は立ち止まってはいけません。 - 私は、天界の神々、主神、そして地上の賢者たちに、人々に絶えず実施していくべき知識を与えました。それは、悪魔(悪意)が彼らの間に入り込んで害を及ぼすことのないようにするためです」
- タエは言いました。
「今こそコスモンです。男も女も、自らの知識によって、知恵、美徳、真実、そして仲間意識において自己を成長させるための道を知っています」 - それは実際に行われました。
シャーラムの軍勢は、地上にジェホヴィの王国を築くために、自ら清め、自らを導く者としてジェホヴィによって選ばれ、用意されたのでした。 - ジェホヴィはこう仰せになりました。
「コスモンにおいては、水や火による洗礼によって清められるわけではありません。
各人は自らの思いを自分自身に向け、常に自らの考え、行い、振る舞いについて審判の席に着き、自らを裁く審判者となるべきなのです。 - 私の王国の家族において、自らの役割を自ら完成させること、これが私が選びし者たちへの新たな戒めとなります。
- 為すべきことを怠っている限り、人は自分に対して完全な報酬を与えることはできません」
- しばらくして、タエとその一行は一日の時間を配分し、労働に何時間、休息に何時間、勉強に何時間、といった具合に、グループが秩序正しく機能するようにしました。
しかしながら、すべての構成員には、出入りの自由、労働や休息の自由が与えられ、それらは自由に選択できました。 - さて、住民の半数以上が独身者であったため、彼らは議論を重ね、こう尋ねました。
「教師と看護師は独身である方が良いのではありませんか?」
この問いは植民地全体に広がり、どちらが独身であるべきかを決める必要が生じました。
この問い自体はそれほど重要なものではありませんでしたが、同様の疑問に対する理解を深めるため、看護師長と教師長は、首長であるタエに訴えました。 - そして、ジェホヴィの光がタエに届き、こう仰せになりました。
「もし誰かが奉仕を怠るならば、正義のために裁かれることは明らかです。
しかし、あなたたちは多くの試練を伴う、骨の折れる善行を成し遂げようと熱心に取り組んでいるので、あなたたちは皆、大いなる栄誉を受けるに値します。 - あなたたちは、幼児たちに奉仕することによって御父に仕えるという大志を抱いているのですから、その志は崇高なものです。
あなたたちは互いにどんな優遇も受け入れる覚悟を持っており、神聖性の模範となっています。 - あなたたちが問題にしている問いは、端的に言えば、
『孤児や子供を育てたことのない独身者、あるいは子供を育てた既婚者のどちらが最高の教師となり得るか』
というものです。
これは私利私欲や自己満足の問題ではなく、知識の問題です。 - もし私がこの問題を決定するとしたら、それは単なる一人の人間としての決定となります。
あなたたち自身で決定できる問題なのに、どうして私がその責任まで負わなければならないのですか? - それゆえ、証明されている事実について十分な時間をかけて調べてみなさい。
そして子供を正しく育てた既婚者を探し出し、その割合を調べて、間違った方法で育てた人々と比べてみなさい」 - 長たちはこの件に着手し、シャーラムの人々だけでなく、何百ものウズ人の家族を調べ、再びタエの前に出て報告しました。
- 彼らの報告の要点は次の通りでした。
「誰もが、他の既婚者は誰も子供を正しく育てていないと非難していますが、自分の子供はほぼ正しく育てたと自称しています」 - タエは尋ねました。
「しかし、彼らが育てた子供たちを、あなたたちはどう見つけたのですか?」 - 彼らは答えました。
「彼らは皆、間違った育て方をしていました。たとえ自分の両親の目には立派に見えても、他の人々の目には、知恵にも正義にも程遠い存在だったのです」 - タエは言いました。
「それでは、子育てに失敗しているのなら、あなたたちは決して彼らを選んではいけません。独身者たちは失敗などしていません。なぜなら、彼らは子育てをしていないからです。 - ですから、次のことを私たちの規則と指針としましょう。
すべての人間はあらゆることにおいて経験を積むべきです。独身者たちには自分の子供がおらず、その子供たちは孤児であり、捨て子ですから、この独身者たちを実の親代わりに用意してくださったジェホヴィの証しとしましょう。 - ですから、乳母や教師は、子供が幼少期には独身でいなさい」
- そして、これは実際に行われました。
【11章】
- ジェホヴィはシャーラムをあらゆる面で、世界中の他のどの民にも不可能だったほどに繁栄させました。
- 乳母や教師が幼児の世話をしている間、残りの住民は住居、工場、教育施設を構え、土地を耕し、畑、庭園、果樹園、遊歩道やテラスで美しく整備しました。
- 家屋に関しては、ジェホヴィの神殿、アポロの神殿、そして体育館が最も重要でしたが、どれも古代の建築物には及びませんでせいた。
- ジェホヴィはこう仰せになりました。
「ご覧なさい、古代の人々は神殿を非常に頑丈に建てたので、後世の人々はその建築技法を忘れてしまったのです。
石や鉄の柱よりも、人間に才能が残る方がよいのです。 - だからこそ、コスモンにおいて、あなたたちは物質的なものを不滅に建ててはいけません。むしろ、後世の人々が建てる道を残しておかなければいけないのです。
- 週の第七日に公共の礼拝として捧げられたジェホヴィの神殿には、北東と南西に噴水、広場の四つには灯火と、悪と誘惑の四隅、そして東には光の玉座、時の鐘、ガウ、聖なる車輪が備え付けられました。
天井は星と惑星を表し、天高原と融合していました。
東は昇る太陽、南は正午の太陽、西は沈む太陽で飾られており、北は北極星とオーロラで飾られていました。
クリームイエローに塗られた黄道帯が天井を横切り、東西の壁に近づくにつれ薄れていました。
南壁には、ボンの弧(モーセ、カピーリャ、チン)の時代から精霊の天界のコスモンの弧に至るまで、偉大なる蛇(太陽のファランクス)がとぐろを巻いて旅する様子が描かれていました。
四つの灯火には金色の旗が掲げられ、そこに銀色の杖に取り付けられ、契約の祭壇へと傾いていました。これは、最初の日に契約を結んだとき、タエが三日月形の角の間に立っていた場所でした。そして、51人が立っていた三日月形の場所には、石造りの三日月形が置かれ、そこにはジェホヴィの王国に追従する者たちのための席と門が設けられていました。
神殿の外側は木造で、自生する樹木で作られた柱に囲まれ、その上にセメントの屋根が架けられていました。 - 神殿が完成したとき、タエは言いました。
「神々以外に、誰がこんな安っぽい材料で、これほど美しいものを造ることができたでしょう!
たとえ神殿が二世代で滅びても、二つの良いことがあります。
一つは、三世代目がまた神殿を建てることができること。そしてもう一つは、私たちは、上天から呼び戻されるような神殿を一つとして地上に残さなくても済む、ということです」 - 神殿における礼拝に関して、ジェホヴィはこう仰せになりました。
- 「昔、私は東の祭壇に立つ説教者を遣わし、群衆に語りかけました。
『ご覧なさい、コスモンの時代に、群衆は私の祭壇の前で、私の戒めをどれほど果たしたかを報告しなさい。私の長が私の名において答えるでしょう』」 - まさにその通りでした。
説教者が人々の罪を非難する代わりに、そこは人々が喜びをもってジェホヴィに感謝と賛美を捧げ、賛美歌を歌い、ジェホヴィの御名においてウズ人が新しい王国の教訓を学ぶよう懇願する場所となったのでした。 - そして、ウズ人が来て、耳を傾け、見守り、調べ、語り、こう尋ねました。
- 「なぜ今まで試してこなかったのか?指導者なき民よ!」
- こうして彼らは思索を巡らせながら、牧草地や芝生、果樹園や温室、そして豊かに実る畑を眺めながら、こう言いました。
「ここは楽園の庭園ではないのか?」 - アポロ神殿は、音楽、舞踏、体操、行進、儀式、そして娯楽のための式典に捧げられました。
内部は、均整と対称性、そして美しさを表現した造形が施されていました。
装飾は、人々の姿勢、ポーズ、そして集団を描写していました。
東の頂上には、過去の時代に天界の軍勢を率いて下天に降り立った神アポロが、地上を見下ろし、長い腕を持ち、しゃがみ込んでいるドルク人(醜い人間)の集団を見つめている比喩的な描写がありました。
アポロは、整った模型を用いて、天使たちに、地上のドルク人がどのように形と美しさに変容をきたしていくかを示していました。 - アポロ神殿の外部構造は、アーチ、曲線、柱、支柱など、千もの建築様式が巧みに組み合わされていました。
しかし、これらすべてはシャーラムの森の木々から造られており、しかも費用はかかっていませんでした。 - これらの隣には体育館があり、2つの水泳用浴室と100の個室浴室がありました。
- ここには、ブランコ、歩行用のロープ、跳躍場所、宙返りや登り場所など、筋力強化のためのあらゆる場所があり、これらは医師団の管理下に置かれていました。
アポロ神殿は音楽家団の管理下に置かれていました。
ジェホヴィの神殿は、首長とその部下である長たちの管理下に置かれていました。 - これらのほかに、建築棟、機械棟、そして北と西の温室に隣接する場所に園芸棟がありました。ここではあらゆる種類の果物や食用ハーブ、そして一年中豊かに育つ美しい花々が栽培されていました。
- 次に農業棟、そして帽子、衣類、靴、食器などを製造する工場があり、実のところ、人間が必要とするあらゆる場所がありました。
- そして、何よりも興味深いのは保育棟でした。
- ここに、ウズ人の中から集められた孤児や放浪者たちが暮らしており、開拓共同体全体の心臓部であり中核でした。
- さて、シャーラムに人が住み始めた当初から、御声はタエとエスに、開拓共同体に幼児を絶えず追加するよう霊感が与えられていました。
- 御声は仰せになりました。
「あなたたちの民に多くの仕事を与えなさい。
乳母たちを忙しくさせなさい。
エジプト(ウズ)から出てきたことで悲しむといったことがないように。
彼らを働かせ続けなさい。儀式や式典に携わらせ続けなさい」 - そこでタエはエスに言いました。
「女性陣の中から一人を連れてウズに戻り、もっと多くの幼児を集めてきなさい。 - ウズ人たちにあなたの職業が知られ、尊敬されるように、黒い簡素な服装で、奇をてらうことなく行きなさい。
私はあなたたち一人一人に木製の三角形を与えます。それを首から紐で胸にぶら下げなさい。これは宇宙を構成する三つの実体、地、空、そして霊魂の象徴であり、ジェホヴィの象徴です」 - そこでエスは、テッサゴワンの若い女性ハマリアを連れてウズに戻り、町々で乳児を集めてシャーラムに連れてきました。
- 彼らは毎年20人から50人の乳児を新たに連れてきては、保育所に養子として引き取っていきました。
- こうして、わずか数年のうちに、その開拓共同体には1000人以上の孤児が暮らすことになりました。
- シャーラムの2年目に、牛に病気が流行し、医者たちは乳児に牛乳を与えることを禁じました。
- こうして、他のミルクが供給されるまで、乳児をどうやって養えばよいか、数日間困窮しました。
- すると、アバイスという老女が彼らに言いました。
「なぜ心配しているのですか?
見てみなさい。穀物には穂がついています。
さあ、収穫してミルクを搾り出し、煮て、幼児に与えなさい。
これもまた良いミルクです」 - そこで彼らは穀物を収穫し、皮をむいてミルクを搾り出しました。それを少し煮ると、乳児にとって優れた食物となることが分かりました。
- こうして人工的なミルクが発見され、今日に至るまで瓶詰めされ販売されています。
また化学者たちは、ニレの樹皮と亜麻の種子から抽出した水と米乳を混ぜ合わせましたが、これも乳児用の優れた流動食となりました。 - ジェホヴィはこう仰せになりました。
「人が食物として用いる肉であれ、ミルクであれ、チーズであれ、ご覧なさい、私が創造した草木の中にも同じものを与えました。
人はそれらを発見し、私の発明の成果を理解しなさい」
【12章】
- 主任看護師のエスはこう言いました。
「私は、緊急事態には常に私たちのもとを訪れるジェホヴィの素晴らしい光についてお話ししなければいけません。
絶望が私たちに降りかかりそうな瞬間でさえ、ご覧なさい、主の光は私たちに備えを与えてくださるのです。 - 私は、一人の女性が対応できる以上の赤ん坊を、一人ずつ膝の上に乗せて哺乳瓶で授乳しようとしましたが、間に合いませんでした。
また、赤ん坊は誰かの腕に抱かれ、泣いたら抱き上げて、立たさせ一緒に歩いたり、投げたりして気を紛らわせるべきだということを私は知っていました。 - これらのことを多くの赤ん坊のために一人で行うことは不可能でした。
そこで、最善の策について力と光を求めて祈った後、まるで書物で読んだかのように、はっきりと御声が聞こえてきたのです。 - 『娘よ、どうして私の創造物の道を阻もうとするのですか?
もし私が幼児たちを直立するように創ったならば、彼らにその道を与えたはずです。 - 彼らが横たわり、転がることを許しなさい。枕やクッションで彼らの邪魔をしてはいけません。
彼らが自らのやり方で這いずり回って運動することを許しなさい。 - そして彼らが立ち上がり、跳躍する時が来たら、私は彼らと共にいるでしょう』」
- エスは言いました。
「さて、そこで私は新たな方法を始めました。自分自身を知るだけでなく、この小さな子供たちを成長させようとしたのです。枕やクッションを取り去り、彼らに二重の毛布をかけて寝かせ、転がって運動する機会を与えると、なんと彼らは日に日に力強くなり、すぐに泣き止んだだけでなく、歌を歌い始め(私にとっては歌でした)、笑い、手足の指、そして何でも掴めるもので遊び始めました。 - 幼児に成長の法則を適用するというこの小さな光明から、私は乳母に頼らずに、彼らが自ら気を紛らわせるということを理解しようと努めました。というのも、私たちが受け入れた孤児の多くは、以前の乳母に甘やかされて育った小さな暴君で、誰かに抱っこして気を紛らわせてもらおうと、絶えず泣き叫んでいたからです。
- それゆえ、今では私は、ジェホヴィが私にこれらの幼児に食事を与え、身を清める以上のことを求めていることに気づきました。
甘やかされた者たちの心は作り変えられなければいけません。彼らには、誰も彼らに奴隷ではないことを理解させなければいけませんでした。さらに、彼ら自身も、気むずかしさや権威よりも、より優れた特質として、忍耐、優しさ、そして愛を培う必要がありました。 - 驚くべきことではありませんが、赤ん坊でさえ、自分が権威者であり、大人に服従を強いる力を持っていると考えるように甘やかされることがあります。
そして彼らは幼い頃から、不機嫌や激怒をぶちまけると、乳母が彼らに仕えるようになることを学びます。 - また、頭を少し持ち上げることしかできない者たちでさえ、最初に食事を与え、最初に体を洗ってもらいたいと嫉妬し、私の怠慢に恐怖の叫び声で求める者たちがいるのを、私は見ました。
- さて、私が彼らを抱き上げて食事を与えるのをやめ、枕の支えをなくし、皆を同じように寝かせつけ、(それぞれのグループに応じて)同時に食事を与えると、私は彼らの肉体的な成長だけでなく、精神的な成長も磨かれていきました。
- 気難しく嫉妬深い者たちは、以前の習慣をやめ、隣を転がる他の幼児たちを尊敬するようになりました。
- 数ヶ月も経たないうちに、彼らは互いに興味を持ち始め、互いの足や手を調べ、明らかに自分が誰で、どこから来たのかを理解しようと努めていました。
そして、お互いの中にそれぞれ自分自身の姿を見て、驚くほど美しい交わりを楽しんだのです。
【13章】
- タエは言いました。
「シャーラムの子供たちのように、これほどまっすぐで美しい子供たちはかつて育ったことはありません」 - そして実際にその通りになりました。しかも、彼らは地上のあらゆる肌の色、あらゆる国、あらゆる民族から来ていました。
- 彼らは最初から時間を計り、躾けられました。食事の時間、入浴の時間、着替えの時間、そして睡眠の時間まで。
- これらの時間以外にも、乳母たちは1日に2回、決まった時間に子供たちに音楽を聞かせました。
多くの赤ん坊は、まだ直立できないうちから、歌い、音楽に合わせてリズムを取り始めました。 - 子どもたちが歩けるようになると、乳母たちは列をなして、足取りに合わせて音楽を奏でました。そのための時間も設けられました。
- その後すぐに、簡単な柔軟体操が与えられ、さらにしばらくして、腕、手足、そして身体の発達のための本格的な柔軟体操も与えられました。
- こうして、子どもたちは音楽に合わせてリズムを取り、まっすぐに立つこと、足、手足、腕、そして手の動きを制御すること、そして関節を十分に使えるよう訓練されました。また、歌や歌の断片のように、音楽に合わせて言葉を繰り返すことで、骨、関節、そして筋肉の名称も教えることができました。
- 幼い子供たちはこれらの運動に大きな喜びと興味を示し、赤ん坊に過ぎないうちに、体の骨や筋肉の名称と使い方を習得していきました。
- 運動には、最も華奢で細い人から最も頑丈な人まで、それぞれに適応し時間で制限していました。そして皆、話したり努力したりするのではなく、ただ気晴らしをしながら学んでいきました。
- その後、彼らは行進、緩急のついた行進、音楽に合わせて走ることを教えられ、さらにその後、簡単な競技試合が行われました。
- 簡単な競技試合には、狩猟や追いかけっこのゲームも含まれていました。
キツネやオオカミの役を演じる子もいれば、ハンターの役を演じる子もいました。しかし、これらのゲームすべてに教師と音楽家が参加し、ゲームを守り、監督するため指示や注意をすることで、子供たちに教師と生徒の一体性を教えました。
強い子には弱い子に対して注意深く、優しく接することを教え、ジェホヴィが彼ら全員を兄弟姉妹として創造されたことを示しました。 - エスは言いました。
「この小さな者たちが、まるで天界の天使によって生み出されたかのように、互いに愛と敬意を示すのを見ると、今までの私の人生における浅慮だったり、人間の堕落を信じていたことで、これほどまで自責の念に駆られるとは思ってもいませんでした。
彼らは小さな聖人のようで、人間の知恵を教えた教師たち以上に、ジェホヴィの栄光ある創造について教えてくれた教師たちでした。 - 彼らの最初の労働の教えの中には、庭園での教えがありました。
彼らに植え方を教え、種、花、植物、木、そしてあらゆる生育物の名前を教え、そして、ジェホヴィの永遠の臨在によって、どのように命と成長と形が宿るのかを説明しました。 - 彼らはそれに耳を傾け、注意を払い、喜びをもって、ちょっとした仕事をする順番と特権を求めました。
- さて、労働の始まりと同時に、彼らにとって余暇活動(遊び)の”時間の周期と節目”も始まり、最初の6年間はそれが一日の大半を占めました。
それでも彼らは毎日、絵画やデッサン、あるいはブロック、紐、四角形、角材を使った実演のレッスンを数分間受けました。 - 6歳になると、彼らは労働の徒弟として雇われ、毎日30分間、編み物、裁縫、あるいは道具を使った作業に勤しみ、それぞれの能力を最大限に発揮する機会を与えられました。
- 6歳になると、彼らは週に一度、天使との交流のために聖なる輪の中に30分間座ることも教えられました。これは天使たちと親しくなり、彼らを見て、彼らが騙る天界の事柄についての話を聞くためでした。
ここで彼らは、共に祈ること、そしてジェホヴィとその創造物への賛美の順序を教えられました。 - そして天使たちが子供たちのもとに顕現し、しばしば子供たちを腕に抱き、死者の霊魂が実体のあることを示しました。
- 子供たちは喜びに溢れ、ジェホヴィへの感謝と天界への永遠の賛美を何度も叫びました。
- この頃、彼らの多くがスイスを発現し始めました。
彼らは通常の状態でありながら天使の姿や声を見聞きできるようになり、また、物質的な目や耳を持たなくても、何マイルも離れた物質的な姿や声を見聞きできるようになっていたのです。
【14章】
- これは彼らの天使との交わりの様式に倣ったものです。すなわち、聖なる円陣は66人の子供たち、7人の教師、そして一人の女長で構成されていました。
- 女長は中央に座り、光の代表として、ジェホヴィ、あるいはその使者の言葉を復唱しました。そして、子供たちと天使たちが掛け合いし、その多くは次のようなものでした。
- 女長
「私は光であり、命です。私の創造物は、私の息子、娘たちの喜びと栄光のためにあります」 - 応答
「すべての光はジェホヴィです。主の息子、娘たちは、主のもとで喜びなさい。 - 大いなる喜びをもって主を宣べ伝えます。
全能なる御方の家で歓喜の声を上げます!」 - 女長
「私の愛の栄光と、彼らの永遠の嗣業として創造した広大な領土を人々に示すため、私は天界にある私の王国から聖天使たちを遣わします」 - 応答
「ジェホヴィの発明と、その愛の根源を見抜くことが誰にできましょうか!
主は、聖天使たちを光と喜びに満ちた永遠の天界から降臨させてくださいました。 - 主は人の魂が永遠に生きる道を切り開き、死者の霊魂を安息の地から、愛の御声をもって彼らを連れ出すのです」
- 女長
「私は勝利のうちに死を呑み込みました。
私が選びし者たちの喜びのために、私は自らの手で、生者と死者の別れの苦しみという橋を架けたのです」 - 応答
「主よ、全能なる御方は命よりも偉大であり、死よりも偉大です。
主は自らの手で、それらを玩具のように扱い、自らの息ですべての恐怖を吹き飛ばします。 - 主は、地上の事柄を学ぶために、私たちに地上での命を与えてくださいました。
死は、私たちを不滅の天界に適応させるために、主が創造されたものです。 - いと高きジェホヴィに栄光あれ。
私たちを祝福するために来臨する、主の愛されし天使たちに栄光あれ。 - 幼子たちよ、全能なる御方に歌を捧げなさい。
主の御目はあなたたちを見守り、主の御手は最果ての場所にまで届きます」 - 女長
「地球は私の楽園。私の愛する者たちの歌は、天界の私の領域にまで届きます」 - 応答
「世界の果てまで創造主を宣べ伝えます。
主は子供たちに、この地を楽園として与えてくださいました。 - 全能なる御方に対して喜びの歌を歌い、竪琴と角笛を奏で、愛する者たちの声で、永遠に賛美を捧げます。
- 主を賛美し、崇め奉りましょう。
全能なる御方は、地上に愛を、天界に愛を与えてくださいました。 - 愛をもって主に向かって叫び、全能なる御方に率直に語りかけましょう。
主は美しい野原と豊かな実りをもって応え、空を甘い香りで満たしてくださいました。野原と森の色は、主の技量の証しです」 - さて、詠唱中に天使たちがやって来て、聞こえるほどに応答し、しばしば物質的な形をとって聖なる円の内外を歩き回り、時々、ジェホヴィの御名において挨拶と喜びの言葉を数語、話しました。
【15章】
- 6歳になると、子供たちは弁論術の学校に入学し、身振り手振りによる言葉によらない表現や礼法も教えられました。そして今、彼らは演劇やオペラの公演に参加するようになりました。
- そのため、この二つの館には舞台に隣接して天使の部屋が設けられ、公演中は天使たちがサルギスの姿で登場し、観客の前に上り下りしながらオペラにも参加し、誰もが聞こえるように歌ったり話したりしました。
- 多くの劇やオペラは天使によって作曲、準備され、天使たちは舞台上での演奏方法も指示しました。そして、いくつかの作品では、子供と天使合わせて300人以上の演者が同時に舞台に立ちました。
- ウズ人がオペラで用いていたようなホルンや醜悪な楽器といった粗野で騒々しい楽器の代わりに、ここではオペラには力強いオルガンと繊細で優美な楽器が用いられました。
そのため、ウズ人のオーケストラによく見られるような粗野で不快な音はなく、どんなに洗練された耳でも衝撃を与えたり、痛みを感じたりすることはありませんでした。 - さて、演劇については、オペラであれ劇場であれ、夜ごとに、幼児向け、年長者向け、大人向けなど、様々な内容が盛り込まれていました。
しかし、大部分は、地上での生活と下界への入り口を描いたもので、清らかな天使たちが霊感によって人間を守り、正義に導くという現実の生活における役割、そしてまたドルジャが人間に官能的な事柄や邪悪な行いを抱かせる様子も描かれていました。 - そのため、演劇には天使の存在が必要であり、人間の営みにおける役割を描写する必要がありました。そして、すべての演劇は人生についての教訓と説教となり、子供でも理解でき、その教えを自分の魂に当てはめることができるほど分かりやすいものとなっていました。
- シャーラムの演劇やオペラとウズ人の演劇やオペラの違いはここにありました。
後者は人間の人生や冒険、そして不可解な原因に巻き込まれた人間の出来事を描いていました。一方、シャーラムの信仰者の演劇やオペラは、同じ事柄を描いていますが、霊魂の存在によって人間が支配され、制御される原因が示されていました。 - (例えば、)酔っ払いを舞台で演じる必要があったとしたら、酔っ払いがドルジャ(闇の霊魂)に取り囲まれ、その霊魂が彼をその道へと駆り立てる様子も描かれ、また、彼を救おうと守護天使たちが奮闘する様子も描かれ、悪魔とジェホヴィのどちらに仕えるかは、彼自身に委ねられていることが示されました。
- 子供たちが最初に演じる単純な劇では、教科書を使わず、先生の真似をして教えられました。
- そして、ウズ人の間では知られていなかった新しい学派が生まれました。それは、言葉を聞いて覚え、それを繰り返すというものでした。
最初は6語、次に12語、24語、44語と練習を重ねていき、しばらくすると、多くの子供たちは、一度言葉を聞くだけで、章全体を暗唱できるようになりました。 - タエは言いました。
「ここでまず第一に、ウズ人の間では当時も今も全く知られていなかった、草食の食生活から生まれたあの明晰な精神が表れ始めたのです」 - タエは言いました。
「そして、ジェホヴィはさらに私たちの子供たちをスイスの能力で祝福してくださいました。そのため、まだ読み書きを教えられていなかった多くの子供たちが、印刷された紙に手を置いて、それを一字一句復唱することができました」 - タエは言いました。
「彼らの幼い遊び仲間たちは、それを聞いて、同じことを繰り返すことができました。中には封印された手紙を手に持ち、一字一句読む者もいました。
こうして、偽りと秘密主義は、ジェホヴィの子供たちの前では茶番劇となったのでした」
【16章】
- ジェホヴィは仰せになりました。
「子供たちの労働の順序を漸進的に進めなさい。
6歳で1日30分、8歳で1日1時間、12歳で2時間、14歳で3時間という風に。 - しかし、あなたたちはこの子たちの体力と性向に応じて調整し、労働そのものを楽しい娯楽としてあげてください」
- それは実際に行われました。
あらゆる趣味は、一つの娯楽から別の娯楽へと移り変わるようなものでした。そして、あらゆる物事を理解する彼らの能力は非常に優れていたので、14歳になる頃には、あらゆる職業と職能を修得していました。 - そして、14歳に達した最初の1000人の子供のうち、園芸、農業(植物学を含む)、工学、測量、造園、建築、そして一般的な機械工学を修得していない者はほとんどいませんでした。
彼らは靴、帽子、衣服(そして布の紡ぎと織り)、楽器の計算を熟知していました。
また、彼らは音楽家でもありました。 - タエは言いました。
「彼らは成人した男女ほどの年齢と体力はありませんでしたが、それでも世界中の大人の誰もが知らないような実用的な知識を身につけていました。
彼らが作れないもの、あるいは作り方を説明できないものはほとんどありませんでした。 - しかし、あらゆることにおいて、書物によって教えられたことはほとんどなく、むしろ実地観察と実例、そして実際の測定によって教えられただけでした」
- ジェホヴィはこう仰せになりました。
「私の霊魂を通して、幼児たちに質問をさせるので、あなたたちは答えてみなさい。
ご覧なさい、彼らは神々のようになるでしょう。
なぜなら、これは、私が自らの手で開いた扉だからです。これに答えない者は知識への扉を自ら閉ざし、私の愛を踏みにじる者です」 - タエは言いました。
「私たちの子供が知っていることをすべて搔き集めたとしても、見てください、私たちは彼らが尋ねた質問の半分も答えられなかったと、反省しています」 - さて、12歳から14歳までの彼らは、『サファの書』に記された方法に従い、古代の宗教儀式と式典に導かれました。そこには、記号、象徴、紋章、聖具の説明、神々、主神、救世主、大天使の階級、上天と下天の区分、『ベンの書』に記された大気界における第一、第二、第三の復活、物質界の宇宙起源論、太陽系の位置と移動、『宇宙創造と予言の書』に記された恒星、惑星、衛星の実際の観測、そしてそれらの時の周期と節目が含まれていました。
- 彼らは星座を指摘し、惑星の距離と公転を説明し、黄道帯、極光、望遠鏡とスペクトルの使い方を説明することができました。しかし、これらのことを学ぶことに、誰一人として疲れたり、飽きたりすることはありませんでした。
【17章】
- 御声がタエに届きました。
「14年目は私の年です。
ご覧なさい、ウズから最初に来た私の働き手たちの収穫は、解放に向けて熟れました。 - 私の神々の天界において、私は彼らにも働く時を与えます。
神々の天使の軍勢が上天への新たな復活の準備を整えた時、私は降臨し彼らを解放します。 - 14年間、あなたとその軍勢は私の幼児たちと共に働きました。
私があなたたちに託した者たちは繁栄し、あなたたちが自ら引き取る者を除いて、彼らに対するあらゆる責任から解放します。 - 老若を問わず呼び集め、適切な儀式と式典をもって、私の戒めを実行し、私の子供たちに自由の花嫁花婿という称号を与えなさい」
- そこで、タエは解放の日を定め、開拓共同体のすべての民の前で宣言しました。
- 指定した日に、14歳に達した千人の幼児がジェホヴィの神殿にやって来ました。
彼らは白い服をまとい、頭には覆いをせず、男の子も女の子もそれぞれアカシアの小枝を持ち、西から二人ずつ行進し、左右に一人ずつ離れて三日月形をなし、角は東に向けられていました。 - 52人の創立者たちは東の、三日月形の角の間に座りました。彼らは黒衣に白いエプロンを着けており、男たちはザラツゥストラ帽を、女たちは天空の三日月形の帽子をかぶっていました。
- 創立者の背後には、さらに千人の年少の子供たちがおり、自由の花嫁と花婿のために用意された花輪を身につけていました。
- しかし、三日月形の中央にはエスが立っており、東を向いていました。
三日月形のさらに外側には、さらに年少の千人の幼児がいました。その向こうにはシャーラムの人々がおり、さらにその向こうにはウズ人が訪れていました。 - 北と南には音楽家たちが立っており、彼らと三日月形の角笛の間の外側にはシャーラムの元帥たちがいました。
- タエはジェホヴィの御声を、エスは彼女と共に語る若い花嫁と花婿の声を代表しました。
祈りと然るべき音楽の後、 - タエは言いました。
「ジェホヴィの御名において、そして私の上にある彼の御方の光によって、聖なる契約の場所が人間の声として開かれたと宣言します。
ジェホヴィの時と、その王国の場所の日と年を知っている者など誰がいましょうか?」 - エスと自由の花嫁、花婿
「ジェホヴィの御名において、西よりご挨拶申し上げます。
ご覧ください、今日は花嫁と花婿の自由の日です。
私たちは、御父の王国においてあなたたちが私たちに授けてくださった恩恵の愛に応えるため、あなたとあなたのご主人たちの前に立っています。
あなたたちが私たちに示してくださった永遠の命の記念として、アカシアの小枝を捧げます」 - タエは言いました。
「東は愛と悲しみをもってお答えします。しかし、今は、あなたたちの記念を大いなる喜びをもって受け取ります」 - エス
「全能なる御方の御前では、万物は前進し、その定めに私たちは敬意を表します」 - タエ
「あなたはまだ満足していないのですか?」 - エス
「私たちは受けてきた愛と祝福に、これ以上ないほど満足しています。 - 私たちは父も母もいませんでした。
あなたたちは私たちを集め、食べさせ、着せてくれました。
しかし、何よりもあなたたちは、御父の御名においてあなたたちを愛し、敬うようにと私たちに教えてくれました」 - タエ
「私たちは義務を負って出かけましたが、ジェホヴィは愛をもって私たちに応えてくださいました。
私たちはあなたたちが無力であることに気付きました。あなたたちを世話してくれる人も、破滅から救ってくれる人もいませんでした。
私たちはあなたたちをここに連れてきて、代価も見返りも期待せずにあなたたちに食料を与えました」 - エス
「しかし、あなたたちは私たちを縛り付けました。
私たちはどのように報いればよいのでしょうか?
私たちの感謝の深さを誰も知ることはできません」 - タエ
「私たちは、あなたたちが立ち上がる前からあなたたちを見守ってきました。
あなたたちの一歩一歩が、私たちにとって責任であり喜びでもありました。
ああ、なぜあなたたちは私たちを見捨てるのですか?
年長者が日々見守ってきた若者に対する愛情を、誰が知っているのでしょうか?」 - エス
「私たちはあなたたちから離れません。
ご覧ください、私たちはもはや幼児ではなく、強く、知識のある者です。 - あなたたちが私たちを救ってくださったように、私たちも力強く他の人々を救うために進み出ます。
老人たちが育てた人々が必ずしも幼児ではないことを誰が教えられるでしょうか?
ああ、私たちに自由を与えてください。
ご覧ください、私たちは花嫁と花婿の装いをしています」 - タエ
「あなたたちを守り祝福する者もいないまま、あなたを自由にさせるというのですか?」 - エス
「ジェホヴィは、ご自分に仕える正義の人を守り祝福してくださいます。
私たちはジェホヴィのものです!」 - タエ
「ジェホヴィとは誰のことですか?
そして何処にいるのですか?」 - エス
「ジェホヴィは生命であり知識であり、どこにでも存在する”全人格”なる御方、全能なる御方、私たちを生かし、与えることによって万物を創造された御方。
ジェホヴィは私たちの盾です」 - タエ
「あなたたちがジェホヴィを信仰しているのは結構なことです。
しかし、あなたたちは私たちをその愛で縛ってしまいました。地上で縛られたものは天界でも縛られたままです。
私たちが自由という形を与えても、私たちの心は永遠にあなたへの愛に捉われています。 - 私たちは地上であなたたちを解放しますが、忘れないでください。私たちは年老いていきます。間もなく私たちは天界で父祖たちと合流します。
どこに行くにせよ、私たちは再びあなたたちのもとに向かう準備をします。 - そして、あなたたちがしばらくの間、私たちのところに戻ってくるとき、私たちは再びしばしの旅を続けます!」
- エス
「ああ、ジェホヴィよ、私たちを常に清く賢明な者としてください。
あなたの軍勢が、あなたの永遠の王国を旅する間、この愛を継続させてくれますように」 - タエ
「御父の王国の始まりはいつもこのようなものです。
少数の者が主の御名において集い、戒めを守るところに出発点があるのです。 - 御父の王国を見出しもせず、またそこで生きることもなく、現世で生き死んでいく人々を哀れんでください」
- エス
「ジェホヴィの天界に忠実であり続けること、それはなんと終わりなき光栄なことでしょう!
御父よ、私たちを強く賢くし、地上のあなたの王国へと導いてください。
この子たちが理解できるよう、私たちをお助けください」 - タエ(声)
「自由を与えると同時に、責任も与えます」 - エス(声)
「あなたの選ばれた者たちは理解します。
あなたが彼らに自由を与えるように、彼らも自分たちを救ってくれた者たちを解放するのです」 - タエ(声)
「無力な者たちには、私は救世主を与えます。
賢明で強い者たちには、私は言います。
『自分で救いなさい』と」 - エス
「ジェホヴィよ、私たちはあなた以外に救いを求めません。
私たちはこの時から永遠に、あなたに身を委ねます」 - タエ
「自らを救おうと努める者は、私の前で決して失敗しません。 - ジェホヴィよ、私たちはあなたに誓約します。今後永遠に、思い、言葉、行いにおいて、あらゆる罪と正義から自らを救い、生きる限り他者に善行を施し、あらゆる知恵と力を尽くしてあなたに仕えるよう努めます」
- タエ自身
「それでは、ジェホヴィの御名において、そして私に授けられた主の権威により、あなたたちに永遠の自由を与えます。
ジェホヴィがあなたたち全員と共にありますように。アーメン。 - ジェホヴィの御名において、救世主たちを、私たちに対するあらゆる責任から永遠に解放します。
ジェホヴィがあなたたち全員と共にありますように。アーメン!」 - タエ
「ジェホヴィはこう仰せになりました。
『私を引き寄せ、私の手から受け取りなさい。私に誓約する者には、私も誓約します』 - 私を登録する者は、私の天界の王国でも登録されるでしょう。
私の選んだ者たちが天界に入るとき、ご覧なさい、私の聖天使たちが迎えに来ます。 - 花嫁と花婿
「ああ、ジェホヴィよ、私たちは永遠にあなたのものとなることを誓います。 - 私たちをあなたの永遠の王国に登録してください。
天界のあなたの聖者たちの仲間として受け入れてください。 - ああ、ジェホヴィよ、どうか私たちに教えてください。
日々、そしてあらゆる時に、自らの思いと言葉と行いを省みることを。
そして迅やかに、他者にできる限りの善を尽くし、御業において、名誉と栄光をもたらす者とならしめてください」 - タエ
「私の愛する者よ、私のもとに来なさい。
私の名において、祭壇から自由の印を受けなさい!」 - 続いて、元帥たちはタエの前で三日月形の両端を寄せ、その間に一つの空間を残しました。
衛兵たちは花輪を持った子供たちを前へと導き、角の頂点へ進んでいたタエとエスの間を、列をなして通り抜けました。
救世主たち(創立者たち)は西を向いて一列に並びました。 - さて、元帥長の合図で、花嫁花婿は二人ずつ三日月形のところに向かい、アカシアの木を創立者たちに手渡しました。
花輪はタエとエスによって子供たちの頭に載せられ、担ぎ手たちは反対側に進みました。
その間、タエは言いました。 - 「全能なる御方の御名において、この自由の証しを受け取りなさい。
これは主によって育てられ、主に属する愛深き者たちによって集められ、そして地上のジェホヴィの王国の冠として、あなたを慈しむ者によって授けられたものです」 - エスの返事
「これは地上のいかなる王や女王の冠よりも貴いものです。
ジェホヴィを讃えながら、これを受け取ります。
これは私の人生における新たな始まりの象徴であり、自由の冠です」
救世主たち(創立者たち)は言いました。
「このアカシアは、あなたの愛を記す私の証しとして、全能者の御前に置かれることでしょう」 - その後、音楽家たちは歌い、詠唱し、聴衆は再び席に着きました。
- タエは言いました。
「新しい人生があなたたちの前にあります。
これまであなたたちは指示され、批判され、何をすべきか、何をすべきでないかを教えられてきました。これからは、あなたたちはこのように躾られるのではなく、自らを躾けていくのです。 - あなたたちが私たちからこのように授けられたのと同じように、あなたたちは互いに与え合いなさい。
そしてこれからは、あなたたちは互いに批判したり、指示したり、命令したりしてはいけません。あなたたちが私たちから自由であるように、あなたたちはお互いに自由なのです。 - これまであなたたちは、様々な些細な過ちで互いを叱責し合っていました。
これからは、互いを叱責し合ってはいけません。また、14歳以上の者を叱責してはいけません。
あなたたちは、同輩や年長者に対して、自分が監視者や監督者でもないことを、常に心に留めておきなさい。 - 幼児以外の他者にそのような欠点や短所を見てしまったなら目を背け、見たり口にしたりしてはいけません。
そのようなことはジェホヴィと当人の問題です。 - さあ、ご覧なさい、あなたたちはウズに行き、彼らを見て、富めるときも貧しきときも、どのように暮らしているかを観察するとよいでしょう。
- そのために、あなたたちは数十人以上のグループに分かれ、ウズの各都市に行って、一定期間滞在しなさい。
- もしあなたたちがウズに留まることを希望するならば、そうしなさい。留まることはできます。
- もしあなたたちがここに戻りたいと望むならば、戻りなさい。
- しかし、あなたたちは以前のように無力な幼児としてではなく、労働者としてここに戻ることになります。
- もしあなたたちが私たちと共に留まることを選ぶならば、私たちと兄弟の契約を結び、あらゆることにおいて私たちと一つとなるでしょう。
この場所、またはその姉妹の開拓共同体は、あなたたちの望むかぎり、あなたたちの故郷となるのです」
【18章】
- 一行がウズを訪問する準備を整えると、タエが自ら12人の旅人を引率しました。
この訪問団の出来事はどれも似通っているので、ここではタエのグループについて記述するだけで十分でしょう。 - タエは彼らをメイグの町にある最も流行のホテルに連れて行き、そこであらゆる贅沢品を用意しました。
- タエが彼らの宿泊所を手配するとすぐに彼らはタエに、
「部屋が狭いです。街の空気は悪臭がします」
と言いました。 - 「教えてください。こんなに多くの人が散策したり、怠けているのはどういう意味ですか?」
「どうして彼らは座って新聞を読んでいるのですか?」
「誰が主人で、誰が召使いですか?」
「彼らはどのように知るのですか?」
「なぜ召使いは主人ではなく、他の者に仕えているのですか?」
「なんて美しい荷馬車でしょう! なんて美しい鏡でしょう!
女たちは何のために服を詰めているのですか?」
「あの鐘は何のために鳴っているのですか?」
「それらはジェホヴィの神殿にあるのですか?」
「私たちをそこへ連れて行ってください!」
「この不快な臭いの原因は何ですか?」
「あの老婆が半裸の赤ん坊を連れ、あの汚れた子供を連れています!」
「私たちが通り過ぎるとき、なぜ彼女は手を差し出しているのですか?」
「彼女は召使いですか、それとも主人ですか?」
「なぜ誰も、あの貧しい女性を金持ちが家まで送らずに通り過ぎるのは間違っていると教えないのですか?」
「なぜ彼女は私たちのホテルに来て部屋を取らないのですか?」
「人々が言う権利と特権とはどういう意味ですか?」
「ウズでは、ある人が他の人よりも多くの権利と特権を持つことができるのでしょうか?
どうしてそうなるのですか?」 - 「あの地下室で、彼らが大声で話しているあの酸っぱい匂いは何ですか?」
「酸っぱいビールって何ですか?」
「血まみれの顔をした男がいます!
戦っているのですか?
虎と?」
「彼らは肉食者ですか?」
「どうしてタバコを吸うのですか?」
「誰も彼らに、身を清めることの方が、逆のことをするよりも良いということを教えなかったのですか?」
「ああ、ここに礼拝堂があります。中に入れてください!」 - タエは彼らをホテルに招き入れ、説教を聞きました。その後、彼らはこう言いました。
- 「ああ、まさしく神秘の中の神秘!
どうしてこんなことがあり得るのだろう?
長は本当に見事な説教をしたではありませんか。正しい行いのためのすべての教義にも通じています。
それなのに、なぜ人々はその言葉に耳を貸さぬのだろう?
なぜ彼は幼い子供たちを集め、戒めを守るよう育てないのだろう?
きっとこの上なく善い人に違いありません。どうか、私たちを彼のもとへ連れて行ってください」 - タエは彼らを連れて行き、門のところで召使いが用件を尋ねてきました。
- 彼らはこう答えました。
「貧しい人々のことで相談に参りました」
すると門番はしばらく奥へ引っ込み、戻ってきて言いました。
「説教者はただいま留守でございます!」 - 上の階の格子の窓から、彼の顔は見えました。それでも『家にはいない!』と言い張っていたのでした。
- 彼らは言いました。
「こんなことが起こり得るのだろうか?
ああ、私たちを貧しい人々のところへ、悲惨な街路へ連れて行ってください!
見せてください!」 - 彼らを連れて行き、辺りを見回して尋ねました。
「なぜ貧しい人々はこんなに汚い街路に住んでいるのですか?」
「なぜ彼らはここを出て美しい場所に住まないのですか?」
「富める者と貧しい者にこれほど異なる場所を与えたのは誰なのですか?」
「なぜ貧しい人々は身を清め、衣服を洗い、家を掃除しないのですか?」
「なぜ貧しい人々は都市に留まり、あんなに小さな部屋に身を寄せ合っているのですか?」 - 「あの大きな家は何なのですか?神学校ですか?何のためにあるのですか?」
「宗教を教える意味は何ですか?」
「言葉で理解できるのですか?」
「なぜ彼らは宗教に生きていないのですか?」
「なぜ誰も教授たちに、宗教とは実践するものであることを説明しないのですか?」
「彼らは理解できないのですか?」
「なぜ彼らは隣人を自分自身のように愛さないのか?」
「彼らは持っているものを貧しい人々と分け合うのですか?」
「なぜこの子供たちは靴も履かず、ぼろぼろで汚れた姿で歩いているのでしょうか?」
「なぜ神学校の教授や学生は行って、子供たちを洗ったり着替えさせたりしないのでしょうか?」 - こうしてタエは、ウズの流行と華やかさ、そして貧困と恥辱の中に子供たちを連れて行き、銀行や大商店、船団を見せ、それから牢獄や救貧院、精神病院、そして病院へと連れて行きました。
- 彼らの多くは幼少の頃から霊魂を宿し、死者の霊魂を人間と同じように見えるようになっていました。
彼らはそのような霊魂についてタエに尋ねました。 - 「銀行の周りをうろつく、落ち着きのない不機嫌な霊は誰ですか?」
- タエは答えました。
「彼らは銀行家であり、大銀行を築いた者たちです。
定命の身であった時に、この世の利益に心と思いを縛りつけたため、今もなお、地上に自らを縛りつけたときのままに、さまよい漂っているのです。
彼らはここから去ることができません」 - 彼らは再び尋ねました。
「それでは、教えてください。商家や埠頭で不機嫌そうにうろついているこれらの霊魂は一体何ですか?」 - タエは言いました。
「彼らは大商人とその船長です。
ご覧なさい、彼らは自らを縛り付けた場所にさまよい漂っているのです」 - 「それでは、酒場にいるあの酔っぱらって悪臭を放つ霊魂は一体誰なのか、教えてください」
- タエは言いました。
「彼らは酒飲み、大酒飲み、大食いです。
そこが彼らの安息地なのです。
彼らはここから去ることができません」 - こうしてタエは、ウズの地メイグの町の各地に群がる数万の霊魂について説明しました。
- さて、訪問期間が終わると、タエは彼らに言いました。
「あなたたちはウズに留まるのを望みますか、それともシャーラムに帰りますか?」 - 彼らは答えました。
「ああ、私たちを連れて帰ってください。息の吸える、あの清らかな空気がある場所に。ジェホヴィを見聞きできるあの場所に! - しかし、あなたたちはウズの中から私たちを拾い集め、ここから産み落としてくださったのですから、私たちも幼児を集めて、連れて行きましょう。
そして彼らを天界の御父の光の中で育てましょう」 - 実際に、彼らはそうしました。
そして、多くの浮浪児、保護されるべき乳児、孤児を連れてシャーラムに戻ったのでした。
【19章】
- 群衆がシャーラムに戻ると、その場所は整然としており、御声がタエのもとに届き、こう仰せになりました。
- 「あなたたちは今や地上における私の王国の第一段階を達成しました。しかしご覧なさい、それはこの広大な大地に広がる王国の、まだ小さな一枝に過ぎません。
- ウズでの教訓が、あなたたちとその民にとって有益なものとなるように。
- ウズ人は大都市を建設するため、彼らの改革志願者たちは人々の間で正義を実践するだけの力を持ち合わせていません。
- 私の選んだ者たちの町々は、シャーラムの規模よりも大きくてはならず、また数が多くてもいけません。定命の人生を全うするのに必要な規模があればそれで十分です。
- それゆえ、あなたたちは私が選んだ者たちに宣言しなさい。
いかなる都市も三千人を超える人口を収容してはいけない、と。 - あなたたちの前に蜂の例を示しましょう。蜂が群れを成し、数に応じてここから出て新たな巣を作ることを示したように、私の民もシャーラムのやり方に従ってここから出て新たな場所を築くのです。
- あなたたちも彼らにこう宣言しなさい。そして、私の名において正義のもと、これらのことを成し遂げる志願者を募り、後の世代への模範としなさい」
- そこでタエは人々を呼び集め、ジェホヴィの御言葉を宣言した後、さらにこう付け加えました。
- 「ここから進んで出て行く者は、シャーラムの豊かさを見出すことはなく、むしろ不快と重労働に直面するでしょう。
- 失望、試練、苦難に用心しなさい。
土地を耕し、種をまく労働を熟考するよりも、収穫を急ぎ、その豊かさに思いを馳せようとするのは、すべての人間の性ではないでしょうか? - 人の心は完全な結果を思い描きますが、審判はそれをもたらすために費やした必要な労働に目を向けます。
- それでは、シャーラムの喜びと充足感を持ちながら、それを離れて別の場所を建設し、しかも同時に、自分の選択を悔やまない者がいるでしょうか?
- 開拓共同体は、ジェホヴィの御前において、一個人として存在しなければいけません。
開拓共同体は、自らの利益のみを追求してしまうと、自らの正義を阻害してしまいます。 - 全世界が救済されるべきです。
シャーラムが、
『ご覧なさい、ここは御父の王国が満ち足りています。他の人々もこの行いを実践しなさい!」
と言うだけでは不十分です。 - 開拓共同体の利己主義は、個人の利己主義と同様に、警戒しなければいけません。
- 開拓共同体の手段と権力に関する規律は、御父の王国を建国するという定められた目的に向けられるべきなのです。
- シャーラムはウズに送り込み、その生産余剰を貧しい人々に施すことができます。
- ヤーウェはこのようなことを禁じています。
シャーラムの務めは、自らの目的を阻害するような慈善事業の分配ではありません。 - シャーラムは余剰の財産を御父の王国の拡大、すなわち新たな開拓共同体の建設に用います。
- ジェホヴィは私たちと共にあり、私たちはウズをこちらに引き寄せ、ジェホヴィを知ってもらいます。
ウズの放蕩に耽溺することは、その者を滅びの道へと導いてしまいます。 - それゆえ、シャーラムの資源を、ジェホヴィの王国のために働く者たちに割り当てなさい。
ウズから少数の者を引き抜いたように、さらに引き抜く準備をしましょう。 - ここから新たな開拓共同体を設立する道は誰にでも開かれています。
それはシャーラムの支部や従属地であってはならず、独立した姉妹開拓共同体でなければいけません。 - シャーラムに倣って「シャーラムを模範とせよ」と言ってはいけません。
- これは地上の光に従うことです。
- 人々はタエに倣って、「タエはこうやった、私たちもこうしよう」と言ってはいけません。
- これはより低次の光に従うことです。
- それは、あなたたちに与えられたジェホヴィの光に従うべきなのです。
それは、それを見いだした者のもとに来訪します。 - ジェホヴィを見出さないかぎり、それを試みる者は失敗します。
- ジェホヴィは、人が隣人と全く同じ家を建てることを意図しておりません。
人の不幸とは、ジェホヴィの光が自らに降り注ぐままに従うのではなく、他人の真似をしようとすることにあるのです。 - この不幸がシャーラムの姉妹植民地に降りかからないように。別の場所では、別のことが求められるでしょう。
これらのことを心に留めておき、それに応じて対応しなさい」
【20章】
- そこで彼らは志願し、シャーラムから出発しました。大人二百人と子供三百人以上、そのうち百人以上は幼児でした。
- 彼らは地方の別の場所に行き、ブシリスという名の、人が住んでいない場所に辿り着きました。そこで彼らは土地を購入し、その開拓共同体を「イラム」と名付け定住しました。これは「癒しの水」を意味し、その場所には鉱泉があり、病人を癒すのに非常に効能があるとされていたからです。
- さて、シャーラムと同様に、イラムも建設を行い、改良しました。しかし、イラムの人々はシャーラムから物資と援助を受けていたため、それほどの苦難はありませんでした。
- しかし、彼らもまた、数年間にわたり多くの苦難と試練に遭いました。
- ジェホヴィはイラムを繁栄させ、イラムは大いなる完成をみました。
- シャーラムに関しては、最初の群れが去った後、住民たちはその役目を割り当てられていた女性たちをウズへ送り返し、そこで再び多くの幼児や、漂流者、孤児たちを集めてシャーラムへ連れて来て、先の者たちと同じように育てました。
- このころから、毎年かなりの数の者が14歳に達し、彼らもまた幼児時代から解放され、兄弟姉妹として受け入れられました。
そして、ほぼ毎年、群れがシャーラムから去っていきました。 - シャーラムに受け入れられた幼児に加えて、多くの成人も受け入れられました。しかし、彼らはシャーラムの最初の創設時と同じ方法で審査を受けました。
- そして、全人格ジェホヴィを信仰し、働く意志のある者以外は、誰も受け入れられませんでした。
- しかし、ウズの貧しい者たちの多くが、慈善のために会員になろうとしました。
- しかし、誰一人として受け入れられませんでした。
ジェホヴィは仰せになりました。
「私の王国を建設するにあたり、労働者は慈善のために働くべきではありません。彼らの労働は貧困を軽減することではなく、貧困を防ぐ道を提供することです。
ご覧なさい、私はこの世界に新しい種族を持ちます。彼らは私を否定する者たちのために財産を浪費することはないでしょう」 - しかし、貧しい者たちは食事を与えられて、その場から送り返されました。
- さて、ウズの多くの怠惰な者たちは、シャーラムの美しさと平和を聞き、怠惰な生活を送るためなら、どんな契約も誓いも喜んで交わすほどでした。
- しかし、ジェホヴィの光は、このことをも明らかにされました。
そのため、彼らはシャーラムにしばらく留まり、働き、修行の学校に通うことが許され、審判を受けました。そして、ふさわしいと認められた者は受け入れられましたが、ふさわしくない者は拒否されました。 - しかし、自己再生など考えずに、他者に世話される家を求めて来た多くの人々は、数ヶ月のうちに習慣を完全に変え、実に無価値な生活から勤勉と自己啓発へと転向しました。
- そして、彼らの多くは、清浄と善行に熱心になり、人並みをはるかに超える者となりました。
- しかし、入会を希望した者のほとんどは、貧しい者、不幸な者、あるいは人生、特にこの世の生き方に失望した者でした。
- 富裕な者はあまり来ませんでした。そのため、「富める者が天界の王国に入るのは難しい」という諺があるほどです。
- なぜなら、彼らは物質的な安楽に満ち足りていたため、霊について、特に霊的な結びつきに関しては、ほとんど関心を払わなかったからです。
【21章】
ジェホヴィの御声について
- これは、シャラムで審判にかけられた者たちに対するの御声の説教の内容です。それは以下の通りです。
- 「私の声はすべての人と共にあります」
とジェホヴィは仰せになりました。 - 「悪行を戒められた者は、私の声を聞いたのです。
それによって私の存在を知ったことでしょう。 - ウズの人々は嘲笑して叫びました。
『誰がジェホヴィの声を聞いたのか?
信仰者たちは、創造主の声を聞いたと言うのか?
虚無がどうして語ることなどできようか?』 - しかし、私はすべての創造物にとって必要な存在なのです。蟻も私の声を聞き、蜂も鳥も蜘蛛も、そして私が創造したあらゆる生き物も私の声を聞きます。
- こういった生き物が私の声を聞き、私の意志を行うことを学んでいると思いますか?
私は唇と舌で語りながら、それともラッパを鳴らしながら、彼らに近づくとでも思うのですか? - 私は霊体であり、万物の魂です。
私が創造したすべての生き物に、私の声は、魂を通して届きます。 - しかし、人は自分の魂を閉ざし、私の声を聞こうとしません。
- 人は肉体の感覚に起こることに注意を払います。そして、この闇は世代から世代へと重ねるごとに増していきます。
- その時、人はこう叫ぶのです。
『ジェホヴィはどこにいるのだ?
その声を誰が聞いたのか?
古代人たちは聞いたかもしれないが、今は誰も聞こえない』」 - ジェホヴィはこう仰せになりました。
「私は山の頂に立ち、すべての人々に、私のもとへ昇って来るよう呼びかけています。
しかし彼らは、山の麓にある闇の呼び声に耳を貸し、物質界の方へと引き下ろされてしまいます。 - ご覧なさい、あなたが聞くもの、見るもの、読むもの、あるいはあなたを成長させるあらゆる楽しみは、すべて私の声です。
- しかし、あなたを堕落させる、あらゆる聞くもの、見るもの、読むものは、すべて闇の声です。
- 正義を知ろうと努める者は、私の声を聞くでしょう。
自分自身にも他人にも、真実であろうと努める者は、すでに私の声を聞いています。 - 怒り、復讐、あるいは不正行為に耽る者は、私とあなた自身の間にベールを降ろし、私の声を遮断しているのです。
- 私の声を聞くことは才能です。
私はそれをすべての生き物に授けており、それは魂の中に宿っています。 - 培うことでそれは成長し、他のあらゆる才能を凌駕する力を持つようになります。
- 人はその教養によってあらゆる可能性に到達します。
なぜなら、私はそのように人を創造したからです。 - 人の内なる闇のために、私の声が微かになると、人は私を”良心”と呼び、あるいは、ただの微かな印象として脇に追いやってしまいます。
- しかし、教養があれば、ご覧なさい、私の声は言葉と力をもって人に届きます。
- そして人は私を知り、善行と知恵において力強くなります。
- そして人は、世に対して、私の声が人と共にあることの証しとなるのです」
- ジェホヴィはこう仰せになりました。
「私に耳を貸さない者は、闇の真っただ中にいます。
彼はまだ自らの思いを内に向けようとも、自らを清めようとも、知恵を求めようともしていません。 - 私の声を聞いた者は、そのことを知っています。
そして、この世界の誰ひとりとして、その者に反対を信じ込ませることはできません」
【22章】
- シャーラムの住民には、次のように命じられました。
- いかなる成人にも、御父の王国に入るよう説得してはいけません。
- しかし、あなたの道に来ようとする者にはこう言いなさい。
「こちらに来て、私たちを見なさい。そして、あなた自身のやり方で、世界にとって何が最善かを判断しなさい」 - 他の人々はシャーラムに来て、好奇心から尋ね、ほんのわずかな真実に基づいた有害な虚偽の内容を語ろうとするでしょう。
- ですから、そのようなことを言う人を警戒して、こう言い返しなさい。
「言葉による教義の時代は終わったのです。あなた自身で吟味し、あなたの思うように判断しなさい」 - 他の人々は、あなたたちを独善性だと非難してくるでしょう。
ですから、もし彼らが、
「信仰者たちは清廉潔白だと言うのか?
それとも、他の者たちは皆間違っていると言うのか?」
と言ってきたのなら、あなたたちはこう答えなさい。 - 「死すべき身に清廉潔白なものなど何一つもありません。
また、他の人々についてですが、私たちは彼らを裁く者ではありません。
あなたはジェホヴィのもとへ行き、そこで尋ねなさい。
私たちはジェホヴィを信じ、できる限りの善行をするだけで十分なのです」 - 結婚について、ある者は次のように尋ねて、あなたたちを罠にかけようとするでしょう。
- 「独身は結婚よりも尊いものですか、それとも結婚の方が尊いのですか?」
「結婚と離婚についてはどう思いますか?」 - このような者には、次のように答えなさい。
「私たちは誰かの番人ではありません。独身と結婚、そのどちらが優れているかは言えません。
私たちに与えられた自由とは、すべての人がそれぞれのやり方でジェホヴィに仕えることです。
私たちに許されているのは、男女の結婚は一度だけというものです。どちらか一方が死んでも、生き残った者は再婚できません。結婚した者については、どちらか一方が自らの選択で、ジェホヴィの神殿で公言することによって、独身に戻ることができます」 - もし彼らが指導者についてこう尋ねてきたとします。
- 「指導者とは誰のことですか?」
「誰が一番偉いのですか?」
「誰が頂点ですか?」
あなたたちはこう答えなさい。
「ジェホヴィです。私たちに人間の指導者はいません。
他の者より優れている者もいません。
私たちは皆、兄弟姉妹です」 - 彼らはあなたたちに詰め寄り、こう尋ねるでしょう。
「ある人はより多くの仕事をこなせる。
ある人はより強い。
ある人はより賢い。
それでは、あなたたちはどのように彼らを格付けし、その優秀さを知り、尊敬するのですか?」 - この者たちに対しては、こう答えなさい。
「人は皆、ジェホヴィのものです。
創造主は重荷があれば弱い者よりも強い者に負わせ、賢い者がいれば知恵の乏しい者を教えるようにと命じました。
それならば、なぜ私たちは誰かを優遇する必要があるのでしょうか?
彼らは私たちのものではなく、ジェホヴィのものなのです。
私たちは、知恵と力を尽くして、自分の役割を果たすだけで十分なのです」
【23章】
- 時が経ち、シャーラムの最初の相続者たちは成人し、結婚適齢期を迎えました。
彼らは食生活と情欲の抑制に気を配っていたため、その全般的な特徴においてウズ人とは異なっていました。 - 彼らは「これは私のもの、あれはあなたのもの」と言うことを知らなかったため、利己心や利己的な欲望を持たず、すべてのものをジェホヴィのものとみなし、自らも他者に善を施す働き手とみなしていました。
- 彼らは言いました。
「私たちは世界を闇から救い出すために、そして他者に善を施すことによって自らの人生を喜ぶために創造されたのです。 - ご覧ください、私たちは孤児であり、放浪者でした。
ジェホヴィは私たちを全世界と結婚させました」 - それゆえ、彼らは内に知恵と清らかさを持ち、さらに十分な交友関係を持っていたので、愛のために相手を選び、結婚しました。
- 世俗的な野心は彼らの選択を揺るがすものにならず、結婚相手に何らかの利益を期待することもありませんでした。
- こうして、彼らから生まれた子孫は、知恵、愛、清らかさ、霊性において、また美しさと容姿においても、まことに世に新しい種族となり、かつてこの世に存在したことのない者となりました。
- 彼らは生まれながらに知性に恵まれていたため、少し成長すると、書物に頼ることなく教育を受けることができました。
肉体的にも精神的にも、見聞きするだけで、人間に求められるあらゆることを賢明に成し遂げることができました。 - 彼らにとって、天界は開かれた書物のようであり、天界の図書館は知恵に満ちた声の響きのようでした。
- 古今の天使たちがやって来て、彼らの傍らに立ち、共に歩み、過去と未来を明らかにしました。
- こうして、シャーラムとその民の名声は広まり、東西南北に開拓共同体が次々と築かれていきました。
- 何百もの森林地帯や未開発の土地が購入され、耕作されました。
- 最も賢明で優れた人々はウズの町から去っていきました。
ウズ人の多くが、法律家、説教者、司祭、医師など、それぞれの職業を捨て、こう言いながら去っていきました。
「ああ、私はこの世にいかなる善をもたらしたというのだろうか?
ジェホヴィよ、あなたの王国で働く道を教えてください」 - 富める者の中には、財産をかき集めてこう叫ぶ者もいました。
「さあ、貧しく無力な者たちよ!
見てください、私はここに土地を買いました。ここでジェホヴィのための開拓共同体を築きましょう」 - 裁判官や総督たちもそれぞれの職業を捨てて信仰者に加わり、地上にジェホヴィの王国を築き、実践しました。
- そして王や女王や皇帝たちは王位を捨て、貧しい人々と共に暮らしました。
- こうして、ジェホヴィを信じる人々の開拓共同体は四方八方に広がり、国家と世界の主要な基盤となりました。
- しかし、これらの開拓共同体はどれも成文法に縛られておらず、指導者や主人、そしてジェホヴィの光以外のいかなる政府も持ちませんでした。
- また、ある開拓共同体が他の開拓共同体の慣習や命令に縛られることもありませんでした。
彼らは皆、自分たちに与えられた至高の光によって生きていました。 - 男も女も子供も、着ている衣服以外には何も所有していませんでした。
すべてはジェホヴィの所有物であり、開拓共同体の維持に責任を負っていました。 - 開拓共同体間での売買は行われず、生産量に応じて、価値に関わらず互いに交換し合いました。
- 開拓共同体に加入する者は、金や銀、あるいはあらゆる種類の貴重品を持ってきては、それを開拓共同体ではなくジェホヴィに寄付し、御父の王国のため、その光に応じて分配しました。
- 開拓共同体のために働く者は誰もおらず、ただジェホヴィのために働きました。
また、開拓共同体は男も女も子供も雇ってまで働かせることはありませんでした。 - こうしてシャーラムは、その示した模範とともに、この世に対し、地上の御父の王国の姿を現したのでした。
【24章】
- これらは信仰者の王国の首長たちの記録です。
- ジェホヴィは民を分け、ウズ人を一方に、信仰者たちをその他として分けました。
- 創造主はウズ人に仰せになりました。
「私は呼びましたが、あなたたちは来ませんでした。 - あなたたちは、『天界にあるように、地上にもあなたの王国が来ますように』と言いながら、私に手を貸そうとしませんでした。
- なぜなら、あなたたちは群衆が酒や煙、阿片を追い求めているのを見ていたからです。
- なぜなら、あなたたちは立ち上がって、「悪魔よ、手を止めろ!」と言わなかったからです。
- むしろ、これらの罪を許し、それを避けたからです。
- こうしてあなたたちは汚れた民となりました。
- 酒に酔い、煙草にふけり、あらゆる放蕩にふけり、
- 互いに他人のせいにして、自分を正義と見なし、
- 若者を誘惑するために、放蕩の家の扉を開け放ちました。
- ですから、私はあなたたちを裁くために立ち上がりました。
- 聖天使たちを、私はあなたたちの町々から退去させます。
- あなたたちの礼拝所からも。
- あなたたちの政府、立法者、そして支配者たちからも。
- それらは私を汚したからです。
- 政策のために、故意に、そして勝手に、悪事を行うための法律を制定し、許可しました。
- 個人的な恩恵と利益を期待して。
- 彼らは、個人にとって良くないことは国家にとって良くないことを知っていました。
- そして、犯した罪は遅かれ早かれ、必ず報いを受けることを知っていました。
- そして彼らは言いました。
「我々は、これらの不義に対する税金と許可証で多額の収入を得ているのだ!」 - こうして、彼らは利益を積み重ねることで自らを正当化しようとしたのです。
- 私は彼らに言いました。
「このようにして得た収入を牢獄や救貧院に使っても足りないでしょう」 - あなたたちが許可を与え、人々を汚したので、ご覧なさい、その汚濁は収入を相殺する以上のものとなりました。
- 犯罪者と貧困者は、あなたたちが収入を得ていない場合よりも大きな負担となるでしょう。
- ご覧なさい、私はあなたたちに示しました。
個人が私に罪を犯すとき、遅かれ早かれ、その者は私に対して責任を問われることになります。そして同じ責任と結果が、国にも民にも、同じように及ぶことも示しました。 - こうした理由と、あなたたちが私の戒めを回避したため、私は私の神、主神、そして聖天使たちに呼びかけて、
『ウズ人のためにこれ以上時間と労力を無駄にするな』
と言ったのでした。 - 彼らが私の名を呼んでも、彼らの祈りに答えないように。
- たとえ彼らの長や立法者たちが死の苦しみにあい、
『ああ、ジェホヴィよ、もしくは最高執政官よ、癒したまえ!』
と叫んだとしても。 - あなたたちは決して、彼らのところに行ったり、奉仕したりもしないでください。
- なぜなら、彼らは傲慢な民となり『神はいない、ジェホヴィは風のように空虚だ』と言っているからです。
- ご覧なさい、あなたたちが去ったら、彼らの町々は犯罪で満ちるでしょう。暗黒の天使たちがやって来て、盗み、殺人、放火が横行し、安全な町は一つもなくなるでしょう。
- 放浪者たちは田舎を旅し、盗み、強奪、殺人を犯します。
- 彼らの有力者たちは賄賂を受け取り、裁判官たちは罪を黙認し、罪のない者たちは精神病院に閉じ込められます。
- そして正義は彼らから去っていきます。
- 奉公人は雇い主から盗みを働きます。雇い主は雇い主の世話をするために別の者を雇います。
- しかし、それら全員は、彼らの役には立ちません。
- 私は彼らに、私が万物における第一原理であることを悟らせます。
- 私が正義です。
- 私が清純です。
- 正義、清純、徳、叡智、真実に反抗する者は、私にも反抗しているのです。
- 私は、人生の道を、山を登るようなものとして定めました。
道を逸れ、あるいは下っていく者は、やがて自らの歩みを後悔し、来た道を引き返さねばならなくなるでしょう。 - 国と民、そしてその政府に対しても同じです。
- 正義は、すべてに先んじて第一とされるべきものです。
- 彼らの統治者と立法者は、このことを知るべきです。
- 彼らが君主制であったなら、その責任は国王にあります。
- しかし、私が群衆に自らを治める権限を与えたとき、ご覧なさい、私は彼らにも責任を与えました。
- 彼らは全体のために正しく統治する法律を制定しようとはせず、むしろ悪徳の徒党を優遇し、彼らを悪徳な製造業、タバコ、アヘン、アルコールの売買を守るための法律を制定しようとしました。
- そして、もはや民の利益のために統治者や立法者になろうとしたり、また私に仕えることを求めようとする者はいなくなりました。
- むしろ、彼らは利己心と虚栄心のために職を求めました。
- それゆえ、私の聖天使たちは彼らから去り、もはや彼らの祈りに誰も答えなくなりました。
- そして、最初の時代の正義の人たちは彼らから去っていきました。
- 彼らは金儲けに明け暮れ、富に隷従する民となりました。
- 私は彼らの結婚も、彼らの家庭も祝福しませんでした。
- そして彼らの息子や娘たちは父母を敬わなくなりました。なぜなら、父母が私を敬おうとしなかったため、彼らに軽蔑と不幸が訪れたからです。
- そして彼らの息子や娘たちは放蕩者、怠け者となり、太陽の下で何の役にも立たないまま成長し、知恵を頼りに罪と贅沢の生活を営みました。
- 結婚した者には平和は訪れず、争いと嫉妬と心の苦しみが訪れました。
- そして彼らの子孫は地位を落とし、追放者、貧困者、犯罪者となりました。
- 夫も妻も方々で離婚を叫び求めました。
- 立法者たちは彼らの離婚を許し、優遇しました。
しかしご覧なさい、地上には悪が蔓延しました。 - 私は憐れみの心をもって彼らに叫びました。
『あなたたちはいくらでも法律を作るでしょう。けれども、私の国は、人の作る法律によって開かれるものではありません。
あなたたちが方向を改め、新たに歩み始めなければ、太陽の下であなたたちを救うすべはないのです』 - しかし彼らは私の言うことを聞こうとしませんでした。
- そこで私は天使たちを彼らのもとに遣わし、昔から教えられていたのと同じことを教えました。
その中には、
『あなたたちが地上で自らを縛るのと同じように、天界でも縛られます。
あなたたちが地上で利己心のままに生きるのと同じように、あなたたちは私の霊界では、利己的な天界に入ることになるでしょう』
というものがありました。 - しかし彼らは私の天使たちを否定し、私の先見者や予言者たちを侮辱しました。
- 彼らは自尊心の中で、私を裁こうと立ち上がり、
『万能な人間など存在しない。
あるのは、自然法と神法だけだ。
彼らは風のように口がきけない。
彼らは見えもせず、聞こえもしない』
と言いました。 - そこで私は地上にこう呼びかけました。
『私の王国の時は到来しました。
今こそ、私が人間たちを支配する時です』 - そして信仰者たちがやって来て、ご覧なさい、私のために家を建ててくれたのです。
- 私は地上に新しい民を持ちます。
- 私は再び私の神とその天使の軍勢に呼びかけました。
『ご覧なさい、私は麦と籾殻を分け、羊と山羊を分けました』 - 私の王国を実践している、私に仕える者たちのもとへ行きなさい。
彼らは、やがて全世界において第一の民となるでしょう。 - 彼らはすべてのことにおいて喜び、繁栄し、喜びの歌を歌うでしょう。
- 彼らの息子や娘たちは彼らにとって誉れとなり、私の家の栄光となるでしょう。
- 彼らは知恵と力を尽くして善行を実践することで、私に仕えようと努めるからです。
【25章】
- 「私は私の全ての創作物に対して、この規則を定めました」
とジェホヴィは仰せになりました。
「私が民を分けるとき、善人は悪人の中から出て行いきます。 - 私がイスラエル人をエジプトから引き出したように。
- そして、出て行く者は私の手の中で栄え、私は彼らを永遠の民とします。
- しかし、残った者は滅びへと堕ちて行き、地上で無名の存在となります。
- 彼らの偉人たちは忘れ去られ、彼らの中で最も賢い者たちは千年の歴史の中でその地位を失います。
- ご覧なさい、このことを私は地上の各世代に知らせてきました。
- さて、コスモン時代に信仰者たちとウズ人を分けたとき、私は天使たちを遣わしてこう警告しました。
私は彼らにこう言いました。 - 『人はみな知恵に満ちていると自惚れてはいけません。
私はあなたたちに言います。
私は正義の人と共にいます。悪行が勝利することはありません。
ご覧なさい、そのような民には裁きが下ります』 - 私が彼らを呼び始めると、私に選ばれた者たちは来て、私の王国を築きます。
彼らは年々ますます速く来るでしょう。 - そしてウズ人は年々、ますます悪に陥るでしょう。
- そして今、何が起こったか見てみなさい!
- 悪魔の王はウズ人に向かってこう言いました。
- 『私が地上に平和をもたらすために来たと思ってはいけない。
私は平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。 - 私は人を父と争わせ、娘を母と争わせるために来たのだ』
- それゆえ、私の天使たちが王国のために出かけたとき、見なさい、悪魔の王は不信心な者たちのもとに侵入したのです。
- そして、私の天使を受け入れ、正義を行った者たちは、悪魔の王の使者たちに襲われ、容赦ない呪いと拷問を受けました。
- しかし、私は正義の者たちを呼び寄せ、彼らは私のために私の王国を築きました。
- そして私はウズ人にこう言いました。
『これは全能者の力の証しとなるでしょう』 - あなたたちは軍艦を造り、防衛のための港を築き、魚雷や、あらゆる悪しき装置を備えています。
- しかし、私は言います。
この国も、その政府も、この民も、あなたたちが築いているその場所で攻撃されることはありません。 - 脅威は、”内”にあるのです。
- なぜなら、私は正しい者たちをこの場から引き去り、あなたたちの高い役職を引き受けるのは、悪党どもだけとなるからです。
- そして、このことはあなたたちの悪の道においてますます深まり、年々徳が衰えていくことでしょう。
- それゆえ、あなたたちの身分をよく見て、全能者の言葉を判断しなさい。
- わたしの手は”時の兆候”を形作りました。
- 今日、雇い主が一人の人間を雇って別の人間を監視するように、あなたたちの政治の重要な役職においても、同じことが起こり得ます。
- あなたたちは力と権力によって悪魔の君主に打ち勝とうとしますが、失敗するでしょう。
- そして、あなたたちが堕落していくにつれて、信仰者も私の王国へと去っていくでしょう。
【26章】
- 首長たちは言いました。
「ジェホヴィは新王国を繁栄させました。それは嘲笑の的となっていましたが、その対象となったのは王国ではなく、それとは正反対の側でした」 - ジェホヴィは仰せになりました。
「共和国では至高の光に従うことはできません。多数派に従っているからです。
そして多数派は、今も昔も、そしてこれからも、低次の光なのです。 - それゆえ、共和国は最高の政府ではありません。
至高なる者だけが最終的に勝利できるのだから、何が起こるかを見届け、解釈しなさい」 - 首長たちは言いました。
「しかし、多くの者は理解しませんでした。
信仰者たちはウズ人との共通点がほとんどなかったのです」 - 信仰者たちは、異なる開拓共同体の間で相互関係を築いていました。
- なぜなら、ある共同体は農業に適しており、ある共同体は工業に適していたからです。
- そして彼らは産物を交換しましたが、そこに売買はありませんでした。
- また、開拓共同体の中には暖かい南の土地もあれば、寒い北の土地もあったので、人々はそれぞれ都合の良い場所に行き、滞在し、どこに行っても会員であり続けました。
- このようにして、地上におけるジェホヴィの王国では、人間は人間の政府のような政府を持たないことになりました。
- これが共和国の次に出現した、より高次の状態でした。
- ジェホヴィの天使たちは、このことが起こるのを知り、信仰者たちに言いました。
- ウズ人のために新しい法律を制定することについて、あまり頭を悩ませてはいけません。
何かを実施するとしても、いかなる政府にも加わってはいけません。 - 多くの者が立ち上がり、こう言うでしょう。
「もし政府が平和の法律を制定するなら、あるいは、もし政府がこれやあれといった呪いの産物の売買や製造を禁止するならば…」 - しかし、私たちはあなたたちに言います。
これらはすべて失敗するでしょう。不信心な者が神のようなことをしてくれるなどと、信じてはいけません。 - 協会は崩壊するでしょう。
平和協会は茶番劇となり、禁酒協会は忘れ去られるでしょう。 - 平和と禁酒を唱える教会でさえ、平和と禁酒を受け入れようとはしないでしょう。
彼らは政策のために、酒類密売人や陸軍大佐や将軍と親交を深めるはずです。 - ウズ人はこう大言するでしょう。
『ここはすべての民の故郷である』と。
しかし、その誇らしげな言葉のただ中で、彼らはその言葉に反する、排除のための禁制を作るのです。 - 彼らは低次の光の下に堕落し、誰も彼らを転じさせることはできずにいます。
- 彼らは自由の名のもとに、不敬虔な権利を主張するでしょう。
- しかし、あなたたちは彼らのもとから出て行き、この世において別の民となるでしょう。
- こうして、人々は神とその天使たち、そして定命の者の魂に語りかけるジェホヴィによって諭されました。
- 霊魂に従う者たちは信じ、肉体に従う者たちは信じなかったのです。
- 二つの民は、ますます互いに離れ離れになっていきました。
信仰者たちはジェホヴィに信を置き、正義を行い、知恵と清純さにおいて、ますます高みに昇っていきました。
しかし、不信者たちは暗闇へと堕ち、散らされ、そして地上から姿を消しました。 - こうして、ジェホヴィの王国は勝利のうちに万物を包み込み、その支配はすべての上に及び、すべての民は平和と自由のうちに暮らすのでした。
原文:OAHSPE – The 1882 Edition (English Edition)

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