人類創造後の第二周期の神
【1章】
- 天界と地球の神と主神たちが、すでに天界の支配を失っていたため、
大気界と精霊界を絶えず行き交う迅速なる特使たちは、
その報せを精霊界にあるジェホヴィの王国へと運びました。 - 地球は、精霊界のハイアバルキフ の航路において、
シュラパのジヤの渦を通過し、
ヴェヘタイヴィのダンハ の弧に入り、
東方に広がるアナカロンの原野へと向かっていました。
そこには、オリアン長ヒエウ・ウィの偉大なる王国があり、
何百万もの男神女神と、高位の精霊人が存在していました。 - 地球の天界から到来した迅速なる特使たちは、
その住民に降りかかった悲惨で哀れな出来事を携え、
ヒエウ・ウィの御前に現れました。 - ヒエウ・ウィは言いました。
「ジェホヴィよ、私は赤い星、地球を見ております。
恐るべき物語を聞きました。
御父よ、いかがなさるべきでしょうか?」 - するとジェホヴィは仰せになりました。
「あなたの属する長、アーショングを呼びなさい。
ジェホヴィの御心を、彼に聞かせなさい!」 - そこでヒエウ・ウィは、
地球が三千年にわたって進むことになる精霊界のアナカロン原野を治める
アーショングを遣わしました。 - アーショングが、
何百万もの男神女神が集うヒエウ・ウィの聖なる評議会の前に現れると、
”あらゆる光”が太陽のように玉座を照らし、
その光の中より、創造主の御声が響きました。 - 「わが息子ヒエウ・ウィよ!」
ヒエウ・ウィは答えました。
「ジェホヴィよ、ここにあなたの僕がおります!」 - ジェホヴィは仰せになりました。
「見なさい、赤い星、地球を。
その星はアナカロンの原野に入ろうとしています。
ジヤの渦の中で濡れ、冷え切っています。
地球の神と主神たちは、闇の呪縛のもとで無力です。
地球とその天界を救うため、あなたの息子アーショングを遣わしなさい。
見なさい、私はその星を、彼のもとへ導くでしょう」 - するとアーショングは言いました。
「ジェホヴィの御心のままに。
私は長きにわたり、数多くの精霊界を統べ、
敬意を受けてまいりましたが、
いまだ、物質界とその天界を、
闇の時代から救済したことはありません。」 - ジェホヴィはこう仰せになりました。
「行きなさい、私の息子よ。
苦しむ地球へ赴き、
その星を救いなさい。
ただし、まずアナカロンの後継者を定めなさい」 - 赤い星よりも古く、
多くの物質界が創造され、
それらがその周期を走り抜け、
やがて消滅するのを見てきたヒエウ・ウィが語りました。
彼はアーショングに言いました。 - 「精霊界のワンとハイビガットに使者を遣わし、
地球とその天界の歴史を得なさい。
また、ジェホヴィのために収穫された
花嫁と花婿たちの記録も入手しなさい。
さらに、あなたの使命に必要なだけ、
私の王国から何百万もの精霊の天使を召集し、
彼らとともに地球へ赴きなさい。
この場所と、あなたの住まう地との間には、
迅速なる特使の連絡路を設けなさい。
そしてジェホヴィの力によって、
あなたが必要とするいかなることにも、
私はあなたの祈りに応えましょう」 - アーショングは精霊界の王国アナカロンへ戻り、
聖評議会の前で、
ジェホヴィの御意思と自らの決意を告げました。
そして彼は、使命に同行する六千万の有志を募りました。
ヨハン、シーン、アレイス、ゴン・ルー、
そしてアナカロン各地から、
何百万もの精霊たちが集い、
募集された数は即座に満たされました。 - アーショングは、
アナカロンにおけるジェホヴィの玉座の後継者を立て、
精霊界の規律に従って
その者を戴冠させました。 - 次に彼は、
地球の旧き航路へ迅速なる特使を遣わし、
花嫁と花婿の収穫に関する歴史を収集させました。 - やがてアーショングは赤い星へと目を向け、
六千万の有志もまた同じ方角を見つめ、
ヴィエタイヴィの弧を進む地球を見守りました。 - 世界の運行と性質に通じたアーショングは、
ジェホヴィの御旨を推し進めるため、
数百万の天使たちを招集し、
過酷な任務に耐える訓練を施しました。
彼らはすぐにオリアンのポートゴンを建造し、
火の光と稲妻でそれを照らしました。
ジェホヴィの息子と娘たちは乗船し、
地球へ向かって急行しました。
アナカロンの外縁、五十万マイルの距離において、
彼らは地球のすぐ上空に立ち、
周回する月が、
垂れ下がる精霊界の火の帳に
触れそうなほど近づきました。
そこで彼らは停止しました。
定命の者と天使たちがこれを見て恐懼したからです。
それは、
異常な光景によって人を震えさせ、
新たな目的へと導くための、
ジェホヴィの御業でした。 - そのとき、ジェホヴィの御声がアーショングに届きました。
「三日三晩、
天穹に留まり、
地上と大気界の者たちに、
私に選ばれし者の力と威厳を示しなさい」 - アーショングは答えました。
「四日目にチンヴァットを越え、
五日目に地球へ降下いたします。
御父よ、
下天の使者たちを私のもとへお送りください。
私は彼らと語り合いたいのです」 - ジェホヴィは、地球と下天の天使たちをアーショングのもとへ遣わされました。
彼らは落胆した面持ちで、ジェホヴィの御意思を知るためにやって来ました。 - アーショングは彼らに言いました。
「御父の軍勢が、遥か高き位と栄光に満ちた安寧の地から来たのは、
堕落した天界と地上の人間を救済するためです。
無力な者を愛をもって迎え、
ジェホヴィへの讃美の歌を教えること、
それこそが私たちの務めなのです」
そのとき、迅速なる特使たちは答えました。 - 「全人格の果てしない愛の中において、
あなたの聖なる言葉に対する報いが見出されますように、
最も尊き神よ。
闇の中で、長きにわたり、真摯に、
地球の主神たちは天界の神とともに働いてきましたが、
その王国は崩れ去りました。
ああ、下天を治めていた神は打ち砕かれ、
屈辱を味わいました。
上天の敵は、ジェホヴィの王国とその御名を汚したことを戦利品として喜び、
私たちを嘲り、こう言いました。
『今、ジェホヴィはどこにいるのか?
高き光はどこから来るのか?
ああ、全人格の果てしなき信仰者たちよ!』 - しかし今、
高く輝く太陽のごとき、
精霊界の火の船が現れ、
地球とその天界の息子たち、娘たちは、
見上げ、恐れ、慄きました。
そしてあなたの光が現れたとき、
私たちは支援への希望を抱き、
全速力で駆け付けたのです。
私たちの魂は、感謝で満ち溢れています。
それゆえ、ジェホヴィの御名のもと、
百万人のトランペット奏者を後援し、起用して、
地球とその天界の周囲に向かって、
こう宣言いたしましょう。
『ジェホヴィ、ここに来たり!』」 - 正式な挨拶を終えると、迅速なる特使たちは立ち去りました。
アーショングは、定められた時が到来するまで、
降下のためのすべての準備を整えました。
【2章】
- ジェホヴィはアーショングにこう仰せになりました。
「三日目の夕べに、あなたは精霊界の船を地球へ向けて進めなさい。
そして、アラフォンの距離内に入ったなら、さらに三日間そこに留まり、
私の解放された息子たち、娘たちの力と栄光によって、
あなたの威光が地上の人間と天使たちを畏怖させるようにしなさい」 - アーショングは命じられたとおりに進み、
アラフォンの距離内に入ると三日間停止しました。
その光景の壮観さは、地球の人間と大気界の天使たちの頑迷さを打ち砕きました。
再びジェホヴィはこう仰せになりました。 - 「さらに進みなさい、わが息子よ。
地球の直径のおよそ半分の距離に入ったなら、再び停止し、
その場所に天高原を築きなさい。
そこは夜明けの期間における、あなたの住まいとなるでしょう。
その期間は七年と六十日です。 - 今後、わが精霊界の軍勢は、
いかなる一周期においても、
八年以上、大気界に留まってはなりません。
私があなたに与える期間は、
ダンの夜明けのように、
あるものは一年、あるものは二年、三年、四年、あるいはそれ以上と、
必要に応じて定められるでしょう。 - あなたは王国に七年と六十日住みなさい。
この期間は『ダンの最初の夜明け』と呼ばれます。
次は『ダンの第二の夜明け』と呼ばれ、
地球が存続する限り、
ダンは繰り返され、その都度そう呼ばれるでしょう。 - ダンの夜明けから次の夜明けまでの期間を、一ダンハと呼びます。
四つのダンハを一スクエア(一平方)と呼びます。
これは一密度の総和であり、地球の年に換算して一万二千年に相当します。
十二のスクエアを一キューブ(一立方)と呼びます。
これは地球の渦に変化を与えない第三空間の最初の配分です。
さらに四つのキューブを一サム(一合計)と呼びます。
それは、その大きさが『偉大なる蛇』と等しい規模を包含するからです」 - アーショングはさらに進み、地球から四千マイル以内の距離に入ると、
ジェホヴィの御声が彼に停止を命じ、
必要なすべてを用いて新たな王国を築くよう仰せになりました。 - 「あなたの王国は地球から一定の距離を保ちなさい。
それにより、堕天使たちの混乱によって支配が乱されることはありません。
同様に、あなたが地球から、また定命の接触から救い出した者たちも、
王国が地球から離れていることで、地上へ戻ることを防がれるでしょう」 - アーショングはこれを悟り、
ジェホヴィから語られた言葉を宣言しました。
軍勢は天高原に固定具を打ち込み、
精霊界の火の海とともに、
王国が地球とその大気界と連動して回転するようにしました。
ジェホヴィは仰せになりました。 - 「その地の土台を強固にし、
一万本の火の柱を周囲に立てなさい。
あらゆる方向へ街道と邸宅を設けなさい。
しかし中央には『評議会の家』を建て、
夜明けの間、あなたの軍勢をそこに座らせ、統治させなさい」 - アーショングがすべてを完成させると、
ジェホヴィはこう仰せになりました。
「その場所をイエシュアと名付けなさい」
それは『魂の救済の場所』であるがゆえに、そう呼ばれました。
再びジェホヴィは仰せになりました。 - 「わが息子よ、評議会員と副官を選びなさい。
名簿が完成したなら、副官をイエシュアに残し、
あなたは百万人の男女の評議員とともに、
地球とその天界へ降り、住民を見渡しなさい。
彼らは苦しみに喘いでいるからです。
地球の主神と神のもとへ赴いたなら、
彼らを救い、イエシュアへ連れて来なさい。
彼らは休息を必要としています。
また、天界にいる有能なイヒン人の多くを連れて行き、
あなたの民の世話をさせなさい」 - アーショングは仰せのとおり、
まず評議員と副官を選び、
その後、軍勢とともに地球へ向かいました。
【3章】
- この時に至るまで、
地上の諸地域の区分に関する古代名は保持されていました。
そして、崩壊したホレドの地から追われた神とその主神たちは、
ある時はワガに、
ある時はジュドに、
またある時はヴォフに住んでいました。 - 神と主神たちは三つの王国を定めました。
すなわち、ワガに一つ、ジュドに一つ、ヴォフに一つです。
これら三つの天界の王国の中には、
第二の復活が可能な救済された天使が二億、
さらにエスヤンと、
学びを得ていない見習いが一億いました。
三つの天界の中心(長)はワガであり、
上空の大空(天空の大宇宙)に、
ジェホヴィの王国が「降り来たる海」の徴が顕れるや、
神と主神たちは直ちに主席の役人を伴ってワガへ集結しました。 - ジェホヴィは神に語って仰せになりました。
「わが息子よ、そして共にいる主神たちよ、
あなたがたの場所を整えなさい。
見なさい、私は火の世界として来ます。
わが忠実な働き手たちは、
安らぎと幸福を見いだすでしょう。 - アーショングがあなたの息子たち娘たちを救済します。
まことに彼は、新たな精霊の光と大いなる力をもって、
地球をぐるりと取り巻くであろう。 - 神よ、民を呼び集め、
喜び楽しむよう告げなさい。
救済の時は近いからです」 - そこで神は主神たちにジェホヴィの言葉を伝え、
主神たちもまたそれを他の者たちに伝えました。
天界に現れたその徴を見て、
信仰ある者たちは喜び始め、
それぞれの場所で集まりました。
しかし、地上で定命の者たちと共に住む信仰なき天使たち、
また他の住処に住む信仰なき天使たち(その数は数億に及びました)には、
次のことが起こりました。 - 彼らは上空の天界に現れた火の船の光景に圧倒され、
恐怖のうちに四方へ逃げ散りました。
その数があまりにも多く、
しかも定命の者たちの目の前で騒ぎ立てたため、
定命の者たちまでも恐れ、
どこか安全な場所を求めて逃げ去りました。
そして、これら暗黒の霊のうち多くが、
嘆願するようにして主神たちの王国へ受け入れてほしいと来ました。
彼らは何百年もの間、
そこへ招かれていたのに、
これまでは来ようとしなかった者たちでした。 - しかし神と主神たちは、
自分たちの場所を光の壁で取り囲み、
信仰なき者たちを受け入れませんでした。
神は言いました。
「アーショングが到着するまで、
我が王国の内には秩序を保たせよ」
こうして六日六夜のあいだ、
地上と天界を覆った恐怖は、
地球が存在して以来、
かつてなかったほどのものとなりました。 - 神と主神たちは自分たちのエセナウルを外へ連れ出し、
ジェホヴィの御前で歌い踊りました。
そして、輝く衣をまとったアーショングの軍勢が、
楽士たちと伝令官たち、
さらに大群衆を伴って近づくと、
その壮麗さと荘厳さに、
神と主神たちでさえ圧倒されました。 - 彼らは急ごしらえの玉座に座りました。
すると精霊界の元帥たちが近づき、
まず単縦隊に、次に複縦隊に、さらに四重の隊列に…
というように隊形を変えながら進み、
ついに五万人の元帥が、
アーショングが入って来る東側だけを空けて
四方を取り囲みました。
アーショングは、その五千人の主任顧問官を従えて
その東の空間から入って来ました。
その後に百万人の評議会が続き、
また所々に、
幾千ものエセナウルの集団が入り混じり、
ジェホヴィとその王国に対する讃美の歌を
唱えながら進みました。 - ワガ大陸の上の下天、
およびジュドとヴォフの一部の下天は、
アーショングの軍勢によって、
これまで大気界において見たことのないほど
明るく照らし出されました。
そして恐怖と大いなる動揺のために、
地上でも天界でも、
もはや何の作業も行われませんでした。 - そのときアーショングは、
神と主神たちの玉座の前に近づき、
ジェホヴィの第二階級の御印のしるしをもって敬礼し、
こう言いました。
「ジェホヴィの御名において、
またその力と叡智と愛によって、
私はあなたがたに喜びを与えるために来ました」 - 神は言いました。
「ジェホヴィの御名において、万歳!
アナカロンの長、アーショング、万歳!」
そして神は玉座の足もとへ進み、アーショングを迎えました。
主神たちもまた進み出て敬礼しました。
エセナウルは歌をやめました。
アーショングは玉座へ進んでそこに座りました。
すると神は自らの冠を脱いでアーショングに授け、
さらに、ジェホヴィの命によって賜った、
地球の天界王国の家宝と呼ばれる
「三角形(トライアングル)」をもアーショングに渡しました。 - アーショングの周囲には”万光”が豊かに満ち、
そのただ中からジェホヴィの御声が響きました。
「これらのことが、
わが名において、
祈りをもって、
また信仰のうちになされる限り、
私はあなたがたすべてと共に住む。
わが息子は、神よ、
あなたの冠を戴くであろう。 - 見なさい、
私は力と速やかさをもって来ました。
地球は春の時節にあるからです。
わが息子セファスは地上にあって動き始め、
地球生まれの者たちを奮い立たせました。
しかし、私はこれらの天界に、あらためて『わが光』を確立します。 - 私は
『永遠の生命の種を地上にもたらした』
と言ってきたではありませんか?
私は、上天にあるわが栄光を、
定命の者たちと霊魂たちに教えるために、
神と、その主神たちを与えたのです。
そして、地から上がり来る者たちが、
この領域において、
わが神となり、わが主神となるよう、
私は命じたのです。 - あなたがたはわが手によって据えられ、
良き働きをなしました。
ホレドとモーブが倒れたからといって、
私が呪っていると思わないように!
私が、これらのことが起こるのを
前もって知らなかったとでも言うのですか?
見なさい、
私は人が永遠に新しいものを作り続けるように、
わが働きすべてを備えています。
もしホレドが存続していたなら、
今日、この日に、
地上に再建すべき天界は無かったでしょう。
そうであれば、わが生まれたての神々は、
どこで学ぶというのですか?
私がここへ来たのは、
私自身の労苦でもって教えるためではありません。
私は、わが民が互いに教え合うように、
その環境を備えるのです。 - 人ほど思い上がったものがいましょうか?
しかも、私は人を、
生あるもののうち最も愚鈍な動物として
生に連れ出しているのです。
人は自分の力と叡智を誇ります。
そこで私は、
わが働きのうち最も弱きもの
――日照り、雨、風――を送ります。
するとそれらが、
人に、自分が無に等しいことを示します。
同様に、下天の神と主神たちも、
自らの力と叡智に驕ります。
しかし、言葉がほんの少し転ずるだけで、
彼らの天界は崩れ落ちます。
幾千億の霊魂が、
秩序と高き地位とから、
混乱と無政府へと転落します。
このようにして、
私は人と天使とを混乱させます。
そして彼らの“いかにも悲惨に見える状態”の中に、
永遠の善の礎を据えるのです」
――そこで御声は止みました。 - アーショングは言いました。
「ジェホヴィの御名において、
私は地上と下天の上に、
わが臨在を宣言します」 - 元帥たちは言いました。
「万歳! アーショングよ、
天界と地上の神よ!
ジェホヴィの御名において、
彼を宣言せよ!」 - この言葉が出るやいなや、
全軍勢の声が一斉に加わって宣言しました。
「万歳! おお神よ!
ジェホヴィの息子よ!」 - 今や神となったアーショングは言いました。
「あなたの冠を、わが冠とします。
なぜならこの冠の下で、
ジェホヴィの力は勝利するからです。
そうでなければ人々は、
『見よ、ジェホヴィの王冠には何の効力もない』
と言うでしょう」
こうして彼はそれを頭に戴き、
立ち上がり、
退役した神と主神たちに敬礼して言いました。 - 「あなたがたのために用意した場所があります。
名をイエシュアといいます。
わが正規の役人たちと共にそこへ退き、
私もまた行くまで、
その地の休息と自由を味わいなさい」
しかし退役した神と主神たちは言いました。
「どうか、私たちにも働かせてください」
そこで神は言いました。 - 「ジェホヴィの息子たちは
辱められてはなりません。
では、あなたがたが、
どうして私の下で働けますか?
あなたがたは、かつてジェホヴィの神であり、
主神たちであったではありませんか」 - 彼らは悟り、相応の挨拶を終えると、
五十万の男女の護衛を与えられ、
イエシュアへ向けて去って行きました。 - 神は言いました。
「マギを、ビンフォとネストと共に、
わが前へ来させなさい。
ジェホヴィの御名において、
夜明けの間、
彼らをわが主神とします」 - 三人は来て玉座の前に立ちました。
神は言いました。
「私は、
地上におけるジェホヴィの主神たちの
臨在を宣言します」
元帥たちは言いました。
「万歳!
おおマギ、ビンフォ、ネストよ。
地上のジェホヴィの主神たちよ!」 - これらもまた、
集まった軍勢の声によって宣言されました。
神は言いました。
「ジェホヴィの御名において、
それぞれの道を行きなさい、
地上の主神たちよ」 - そこで主神たちは自ら王冠を戴き、
深く敬礼して直ちに出発しました。 - 神は言いました。
「大気界の元帥たちを、
わが前へ連れて来なさい」
彼らは連れて来られ、
玉座の前に配置されました。
神は言いました。
「栄光あれ、ジェホヴィよ!
私は、大いなる闇に耐えつつも、
あなたへの信仰を保ち続けた、
あなたの息子たち娘たちを見てきました。
あなたの御名の下に、
またその力の効力によって、
私は彼らを救済します。
この中の長たる者よ、答えなさい。
第二の復活に備えている天使は、
どれほどいるのですか?」 - 元帥長サウニが言いました。
「二億です」
神は言いました。
「あなたと仲間たちは退き、
ジェホヴィの収穫である霊魂たちを集めなさい。
私は彼らをイエシュアへ送ります」 - 大気界の者たちが命令通り整えられると、
神は百人の迅速な特使と、
千人の精霊界の元帥を呼びました。
彼らはアバトスを用意し、
第二の復活に備える軍勢は
命令通りイエシュアへ出発しました。 - 神は言いました。
「今、わたしは精霊界の軍勢と大気界の者たちを、
闇の中に残しておきます。
大気界の者たちは三日の間、そのまま残しなさい。
私は精霊界の軍勢を伴って世界を巡り、
各所にいる定命の者と霊魂とを、
その場所と気質の中で観察し、
よりよく裁き、相応に備えるためです」 - こうして神とその精霊界の天使たちは
アバトスを備え、乗り込み、旅に出ました。
定命の者たちには気付かれぬままに移動しました。
【4章】
- イエシュアの評議会は、百万人の議員から成り、
彼らはまず幾つもの集団に分けられ、
それらの集団はさらに別の集団によって代表され、
またそれらもなお別の集団によって代表されました。
その結果、千人の集団には一人の発言者が置かれ、
その者がその千人の「声」となりました。
そしてその発言者たちのうち百人が、
評議会において一つの声を成し、
さらにその「声」十組が、
神の御前において一つの声となりました。
こうして神は「全体の声」となり、
ジェホヴィは神を通してその声となりました。
このようにして評議会全体は、
そのあらゆる部分において代表されました。
そして、その進め方は次の通りであった。
すなわち―― - 神が議題を命じ、
評議会は数千人単位で審議し、
各発言者は自分の集団の声を把握しました。
次いでそれらの発言者が百人単位で集まって審議し、
彼らは再び一つの声へと収斂しました。
そして、その「声」十組ごとに、
神の御前で一つの声となりました。
こうして、神の定めは、人の叡智であると同時に、
ジェホヴィの叡智でもある、ということが起こったのです。
それゆえ、こう言われるのです。
「神がこう言った、あるいは神がこう命じたというとき、
それは、人と天使によって表されたジェホヴィの御言葉である」と。 - 神とその軍勢が地上と下天を訪れたのち、
彼らはイエシュアへ戻り、
定命の者と大気界の者たちの事案について評議会に着いた。 - 神は言いました。
「見なさい、天界と地上は、汚れ、荒れ放題となり、
何も生み出さぬ庭のようになりました。
私は剪定の刃と、焼き尽くす火とを携えて来ました」 - 神は言いました。
「私はドルジとドルクから、
ジェホヴィの選ばれし者としての恵みを引き上げます。
彼らを困窮のままに置きます。
乞う者に叡智を携えて
近づける者がどこにいましょうか。
王に善をなす霊感を与える者がどこにいましょうか。
溺れる者は泳ごうとします。
だが情欲に耽る者は、
その魂がジェホヴィを学ぶ前に、滅びねばなりません」 - 幼子に対して、
幼少から成人に至るまで労して正しく教えるほうが、
思い上がった大人を二十人も相手に奮闘して、
一人も救済できぬよりも良いのです。
自分で助けられるのに助けようとしない者に施す慈善を、
嘲る者がいるとすれば、まさにその者たちです。
叡智と心の正しさは、
ただ日々の糧に過ぎません。
歓迎されぬ耳に説教してはなりません。
叡智の説教は、人の魂へ無理に押し込むべきものなのでしょうか? - 祝福あれ、ジェホヴィ!
ジェホヴィが飢えを作られたゆえに、
人は糧を愛します。
飢えがなければ、人は食べようとしません。
賢き神は、ジェホヴィを否むとき、
人が霊魂においていかに無力であるかを、
人の理解の奥底へと徹底して悟らせるのです。 - 地を追い求めなさい、わが愛する者よ。
そこから、あらゆる光を連れ出して来なさい。
地の下天をも追い求めなさい。
そこから、あらゆる光を連れ出して来なさい。
私は地と天界を、丸一年、闇の中に置き去りにします。
彼らは叫ぶでしょう。
声なき風の中で、その驕りは砕け散るでしょう。 - 天界の霊魂がホレドとモーブを略奪したではありませんか?
悪霊と悪しき人間は言うではありませんか
――「見よ、十分にある。分け合おう」と。
だが彼らは生み出しません。
彼らは貪り食う者であり、
他人の財によって生きているのです。
偉大なる霊魂は、人が努力するように創られました。
努力によって、人は叡智と力とにおいて成長します。 - 彼らは安楽と快適さを求めます。
無力で、ますます無力となり、ついには倒れます。
彼らは永遠の破滅へ至る道の上にいます。
彼らを目覚めさせ得る神こそ、幸いなのです」
【5章】
- 神は言いました。
「祝福されるべきは外科医のナイフです。
その灼ける痛みこそ、取り戻される健康の資本です。
けれども愚か者は叫びます
――『やめろ! やめろ! もう十分だ! 苦痛を与える者め!』」 - 「ジェホヴィのような目を持つ者が、誰にいましょうか?
彼の鞭打ち柱は四方にあります。
だが、その柱と柱の間には、はっきりした道が通っています。
それでも人は、その道に従おうとしません。 - すべての善良な人間と善良な天使を取り去ってしまえば、
もはや“人としてのまとまり”は残りません。
人は半分にも成り立たない。
腕や脚を欠く者は、人の一部に過ぎません。
だが”全人格”を知覚できぬ者は、魂において奇形です。
その者は、自分の安楽と栄光のための安住の地を求めます。
しかしジェホヴィの子は、仲間の益となるために、
あえて最も過酷な労働を求めます。 - イエシュアはわが住まいとなります。
ここへ下天の実りを携えて来る。ここに訓練の学校を建てなさい。
七年間がわが奉仕です。
その間、彼らは精霊界の作法を学ぶでしょう。
私のために兄弟愛の家を建て、
労働を誓った自発の生徒たちで満たしなさい。
私は彼らを、力と叡智を持つ神と主神とにします。 - 見なさい、
人は工場を作り、売るために布地を生産します。
私は学舎を作り、
ジェホヴィの息子と娘たちを生み出して、
与えるために送り出します。
縦糸にも横糸にも耐えうる材料を、
私のところへ持って来なさい。
ジェホヴィの布は永遠に朽ちません。
イヒンの“種”を探し出し、
手厚く住まわせ、世話を尽くしなさい。
彼らは、私が御父の王国へ昇った後、
地球生まれの者たちを救済するからです」
【6章】
- 最初に地球から連れ出されたのは、
大気界に属する天使の中でも、
最初に選ばれた最上級の天使たちでした。
彼らは学校と、
天界で必要なものを製造するため新設された工場を備えた
イエシュアに住まわされました。
これらの者たちはイヒン人でした。 - 次に連れ出されたのは、
次点として最良の霊魂たちであり、
彼らは病院や保育所に配置されました。 - 第二の復活を受ける段階に進んでいた者たちについて、
神は言いました。
「精霊界の船を建造し、
彼らを精霊界のティエステヴィへ連れて行きなさい」 - こうして、等級三十五に達した二億人が
第二の復活へと引き上げられました。
ティエステヴィは精霊界と七つのアジの間に位置し、
大気界の居住域に隣接する、
精霊界の天界の最下層にあります。 - 神は言いました。
「私はイエシュアに、
第一と第二の二つの質を残しました。
これが、私が昇天した後の新しい王国となります。
ここから神と主神を育て、
彼らは下天と地球を統治します。
そして彼らは、後に続く者たちにも、
同じ方法で統治するよう伝えていくでしょう」 - こうして地球の実りの上に、
ジェホヴィの第二の光が築かれました。
神の精霊界の軍勢は、
下天において、神・主神・元帥・エセナウル、
そしてすべての男女を育成する
巨大な訓練学院となりました。
神は言いました。
「イエシュアは、これ以上地球に近づいてはなりません。
さもなくば、闇の霊魂が容易に近づき、
ホレドのようになってしまいます」 - 神と主神、そして協働者たちは、
地球から一億の霊魂をイエシュアへ連れて来ました。
彼らは能力に応じて配置され、
神の軍勢が運営する共同体に組み込まれました。
神は、学習、余暇、音楽、規律、行進などの時間を、
すべての者に適切に割り当てました。
そこは秩序と栄光に満ちた場所でした。 - なぜなら、規律なくして何も始まらず、
規律は式典なくして成り立たず、
式典は儀式・形式・確立された言葉なくして
成り立たないからです。
「私は賢い。規律も操典も必要ない」と言う兵士は、
愚かではありませんか?
その者は、無知な群衆の一人以上の価値があるでしょうか? - 神は言いました。
「私が天界で
彼らを一つにまとめるため訓練したように、
あなたたちは定命の者たちにも
儀式と式典を与えなさい。
そうすれば彼らは天界に来たとき、
昔の住処に戻ったり、
闇に堕ちたりしなくなります。
個人の行動を協調へと向かわせるものは、
御父からの影響であり、
その反対は悪からの影響です。
人間は、まったく行進しないよりも、
単調な一つの言葉の音に合わせて行進する方がよいのです。
価値は言葉そのものにあるのではなく、
空虚だったものを斉唱によって一つにすることにあります。
愚か者は言います、
『祈る必要などない。言葉に何の力がある』と。
しかしその魂は、
ジェホヴィと不調和のまま成長してしまいます。
祈りや言葉に、
ジェホヴィの御前での行進(聖なる踊り)以上の力はないのです。
なぜなら、魂の表現を調和させ、人々を一つにするものは、
すべてジェホヴィの働きだからです」 - 聖なる踊り、儀式、式典は
ジェホヴィの御名のもとにイエシュアで確立され、
新しい天界は喜びの場所となりました。 - 神は言いました。
「私の選ばれし者たちに教えなさい。
賢明に、懸命に働くことを。
力強く踊り、魂を込めて歌うことを。
人が学び、自らの力を発揮すること以上に何があるでしょうか。
天界において、ただ足を引きずるだけの生ほど、
哀れなものがあるでしょうか?」
【7章】
- 下天に属し、定命の者たちと共に暮らしていた
最初に選別された最良の霊魂がすべて連れ出され、
イエシュアに住まうようになったとき、
地上にはドルジ(闇の霊魂)だけが残されました。
神は一年間、
地球をジェホヴィの光を欠いた状態のまま放置されました。 - 定命の者たちは、
賢明で聖なる精霊人と交わるよりも、
天界についてほとんど知識を持たない、
自分たちと同類の親族霊と交流することを好みました。 - 神は言いました。
「あなたたちは、
次のように言う男や女を見いだしましたか?
『ジェホヴィの天使たちよ、
どうすれば私はさらに善い行いができるのか教えてください。
私は、すべての叡智と力を尽くして仲間を助けることによって、
ジェホヴィに仕えることを渇き、
飢えるほどに願っているのです』と。 - むしろ彼らはそのような呼びかけから目を背け、
放浪するドルジの語る物語を飲み干すように受け入れ、
自らを闇で包み込みました。
そのため彼らは、
天界と地上の双方で闇を見いだし、
自惚れの中で病み、打ち砕かれた者となるのです」 - 闇の年が終わると、神は地球とその下天に剪定者を遣わされました。
神は二百万人の剪定者を送り出し、こう命じました。
「定命の者と共に住む邪悪な霊魂を
すべて見つけ出しなさい。
それが胎児霊であろうと、
使い魔であろうと構いません。
一か所に集めなさい。
次に、洞窟や滝を住処とする霊魂や妖精を見つけ、
同じ場所に集めなさい。
次に、戦場に留まる愚鈍で混乱をもたらす霊魂を見つけ、
同じ場所に集めなさい。
さらに、古城や廃墟となった都市、『悪の家』に住み、
定命の者を襲うために出歩くラスターを見つけ、
彼らが出動したところを捕らえて、
同じ場所に集めなさい」 - 精霊人は地球に属するすべての悪霊と闇の霊魂を集め、
大気界の一地点へと移送しました。
その数は九億人に及びました。 - 神は言いました。
「彼らをジヤのフーダウへ運ぶための
船を用意しなさい。
そこで彼ら自身のための王国を設け、
神と主神、適切な役人を与え、
ジェホヴィの王国にふさわしい住民となるよう、
訓練と教育を施しなさい」 - このようにして彼らは除去され、
最初のダンの夜明けの二年目に、
イエシュアにおける神の命令によって、
地球とその下天は悪の霊魂から祓い清められたのでした。
【8章】
- イエシュアの二年目、
神(すなわちアーショング)は、
自らの天界において、
学問と産業に必要なあらゆる施設を整備しました。
そこにおいて、エスヤンたちが善行へと教育され、
またジェホヴィの王国(宇宙)に関する
一般的知識を得られるようにしました。
さらに、必要とされるすべての仕事に応じて、
十分な数の精霊人が教師として、
また実務の担い手として、自発的に志願しました。 - 神は言いました。
「いま、地球と天界が悪から浄化されたゆえに、
わが主神たちはエスヤンをアサフたちに引き渡し、
そしてアサフたちに命じて、
彼らをイエシュアへ運び入れ、
そこに留め置かせなさい。
イエシュアは、彼らが定命の者のもとへ戻るのを防ぐ障壁として、
地球から少し離れた場所に私が築いたものです」
ジェホヴィは仰せになりました。
「盲人に盲人を導かせて苦しませないように」 - そしてそのとおりになりました。
すなわち、定命の者が死ぬと、
その霊魂はアサフたちによって
イエシュアへ運ばれたのです。
この務めがエスヤンたちにとって
受け入れうる労働となるように、
神は言いました。
「地球の主神たちに告げなさい。
託宣、その他の方法によって、
定命の者たちに、
わが王国イエシュアのことを教えるように、と」 - そして主神たちと、アシャールたち
――すなわち定命の者と共にいる守護霊――を通して、
そのとおりになり、
地上において「イエシュア」という名が確立されました。
神は言いました。
「コスモンの時代、人はこう言うでしょう。
『天の事物の名はどこから来たのか』と。
だがイエシュアは隠されたままに置かれ、
その日、ジェホヴィは御手を差し伸べて、
すべてを明らかにされるでしょう」 - しかし定命の者たちは舌がもつれて、
イエシュアと発音できず、
I.E.Su と言いました。
ここから多くの人間に
「イエス」という名が生じたのです。
それは「悪なきもの」を意味し、
霊魂にとっての究極の救済を指し示します。 - ジェホヴィは神を通して仰せになりました。
「夜明けの終わりの時が来ます。
解脱したわが息子と娘たちは、それぞれの場所に帰り、
復活者をも伴って連れ帰るでしょう。
だが地球と下天が闇の中に取り残されぬよう、
わが名において統治し教えるための、
神と主神、元帥、使者、その他あらゆる役人を備えなさい。 - それらは地球生まれの者の中から任じ、
彼らは大気界の周期に従って、
二百年、四百年、六百年といった期間、
その職に就くでしょう。 - また、わが精霊界の軍勢を、
地上においても大気界においても、
ダンの夜明けより長く留め置いて苦しませないように。
なぜなら私は、地球をいったん闇の領域へと連れ行き、
その後、やがて来る時のために、
より高き状態へ築き上げようと考えているからです」 - 御声は去りました。
神は言いました。
「評議会の声にこの件を審議させ、
御父の前で言上させなさい。
私はまた、古代ホレドの場所に天界を用意します。
それはビスパと呼ばれるでしょう。
死者の霊魂がイエシュアへ運ばれる前に備えるための、
受け入れの場所となるからです」 - 時が経つうちに、
多くの地球生まれの者が育ち、
神は彼らを選び出して、
諸々の場所を満たす任に就けました。
神はビスパを創設し、
ジェホヴィの命令に従ってそこに役人を置き、
統治させました。
神がイエシュアにおいて、
聖なる言葉による儀式と式典、行進と踊りを確立すると、
主神たちにも定命の者に同じものを与えるよう命じました。
そして彼らは、
初めに企図されたことのすべてを成し遂げました。 - 夜明けの七年目、
神は評議会に命じて、
自分に代わる別の神と主神、その他の役人を選ばせました。
評議会は古代の方法に従い、
最も学識があり、最も純粋で、最も神聖な者たちを選びました。
神性の位階に応じてこれを選び、
これらの事は記録され、
イエシュアの図書館に保管されました。 - こうして神は、地球の主神たちを呼び寄せ、
新月の初日を、自らの後継者となる神と主神を
聖別する日として特に取り分け、
その日を「マス」と呼びました。
この名はコスモンの時代に至るまで存続します。
さらに神は、地上においても、
その新月初日を聖別の時として定めました。
(これが「ミサ」という言い方の起源です) - 選ばれた者たちが玉座の前に整列すると、
神は言いました。
「ジェホヴィの命令によって、
あなたたちは御子である私の前に連れて来られました。
御名において私は、御命令の地位へとあなたたちを聖別します」 - 元帥たちは、階級が最も高い者を導いて玉座の席へ進ませました。
神は言いました。 - 「ジェホヴィの御名において、
そしてその力と叡智と愛によって、
私はあなたを天界と地球の神に叙任します。
わが手から受け取る者は、
私を育て上げた御父から受け取るのと同じです」 - 受礼者は言いました。
「すべての力は御父から来ます。
すべての叡智は御父から来ます。
すべての愛は御父から来ます。
その御名において、
また御子を通して下された御父の戒めの力により、
私に課せられるすべてを私は受けます。
御父の栄光のために、永遠に!」 - そこで神は言いました。
「御父よ、御子のために王冠を与えたまえ!」
すると緋色の光が上から降り、
神は手を差し伸べて、
その光を編み上げて王冠とし、
受礼者の頭上に載せて言いました。
「天界と地球の神よ、私はあなたに戴冠します。
そして今、地球の神々の家宝である
”聖なる三角形”もまた受け取りなさい」
受礼者はそれを首に掛け、さらにこう付け加えました。
「地球においても、この天界においても、
神はただ一人でなければなりません。
ゆえに私は、ジェホヴィの御名において、
ここに自らの王冠を外し、あなたに敬礼します。
神よ、地球と天界の神よ!」 - アーショングは右側に立ちました。
叙任された神は進んで玉座に座りました。
すると上から赤と青の光が降り注ぎ、
彼を完全に包み、
彼は活気を与えられました。
彼は言いました。 - 「地球の主神に叙任される者たちよ、
いと高きジェホヴィの玉座へ近づきなさい!」 - 五人の主神たちが進み出ました。
神は言いました。
「手を取り合い、御父から受け取りなさい。
ジェホヴィの力と叡智と愛が、私に委ねられています。
その美徳の力によって、
私はあなたたちを『最高の選ばれし者』として受け入れ、
ジェホヴィの御名において、
あなたたちを地球の主神に任じます。
この上天の王冠を受け取りなさい。
地上の物からは
決して編み上げることのできない王冠です。
この力によって、
あなたたちはイエシュアと、上なる王国と
調和を保ったまま働くことができるでしょう」 - 神は王冠を作り、地球の五つの管区の主神として、
彼らに戴冠させました。
神は言いました。
「いったん退き、使者と役人を選びなさい。
そして彼らを任職させたのち、
あなたのために用意された王国へ出発しなさい」
主神たちは言いました。 - 「ジェホヴィよ、あなたの御名において、
あなたが私に課されたすべてを拝受します。
私の持つ叡智と力と愛のすべてを尽くして、
あなたにお仕えします。
御父ジェホヴィよ!」 - 主神たちは退きました。
するとエセナウルは、
百万を超える声で、斉唱しました。
【9章】
- 人類創造の後、
最初のダンの夜明けが終わりを迎えようとしていました。
このことは、解脱したジェホヴィの息子や娘たちが
数えきれぬほど住む精霊界の天界にも知られました。
そして予想された通り、
彼らはアーショングの働きをこの目で見届け、
将来、他の新たな世界を築く際の
教訓として受け取るため、
各方面から地球へ降臨することを決意しました。 - その結果、大宇宙の天幕に、
はるか遠方の星々が次々と姿を現し、
接近し始めました。
それらは、何千年ものあいだ
アーショングの名が知られていた
遠隔地にある精霊界の船でした。
彼らは四方から集まり、
次第に明るさを増し、
やがて大きさを増していきました。 - アーショングは仲間たちに語りました。
「愛すべき者たちよ、準備を整えなさい。
私の友人、そしてあなたたちの友人がやって来ます。
船を命じた通りに整え、
火の柱を灯し、帆を広げなさい。
ジェホヴィの御名のもとに、
それらが栄光を放つためです」 - 定められた者たちがこれを実行し、
イエシュアの東方に、
アーショングの精霊界の船は停泊しました。
その船は非常に巨大で、
アナカロンの精霊人に加え、
地球から救済された三億人以上をも
収容できるほどでした。 - アーショングは言いました。
「友人たちが到着したなら、
彼らと合流し、地球を巡る旅に出ましょう。
そこに秘められた、
後の時代に栄光となる可能性を見出すためです。
また、私がジヤのフーダウへ送った九億のドルジについては、
アナカロンへ向かう途中で経由することになります」 - 遠方の世界から降臨する精霊界の船と星々は、
ますます明るさを増し、
次第に巨大となり、
威厳をもってイエシュアへ近づきました。
アーショングは神々の慣例に従い、
玉座の足元に降りて座りました。
神は玉座を降り、
彼の手を取り、こう言いました。
「自らを人の中で
最も小さき者とするジェホヴィの息子よ、
立ち上がりなさい。
あなたの軍勢を率い、
ジェホヴィの船に乗り、
望むところへ行きなさい」
アーショングは立ち上がりました。
エセナウルとトランペット隊が演奏し、
歌い始めました。
アーショングは言いました。 - 「ジェホヴィよ、
私にはこの世界に、
なお一つの愛があります。
私はイエシュアを去りますが、
私の愛はそこに残ります。
神よ、私は希望と愛をもって振り返るでしょう。
なぜなら、あなたは私が育て上げた存在だからです。
あなたの主神たちに対して、
これ以上何を語る必要があるでしょうか。
そして、ここに残すすべての軍勢についても同様です」 - アーショングは神の右手に触れ、
ジェホヴィの”エム”の第三の御印をもって敬礼し、
出発しました。
元帥たちはアーショングを船まで見送りました。 - アーショングと精霊界の軍勢は、
光の帳の中から上昇しました。
やがて船は碇を解かれ、浮上し、
すべての天使が乗り込みました。
帆が広げられ、
無数のマストと弧を備えた船体の四方に
幕が垂らされると、
その全体は火の世界のように輝きました。
イエシュアの住民は、
神々と女神たちの偉大なる御業に畏れ慄きました。
出航する船内では、
百万を超える声でエセナウルが歌い、
イエシュアの人々もまた、その歌に合わせ、
畏敬と愛と賛嘆に満ち、
涙を流しながら心あふれるままに歌いました。 - 同じ時、はるか遠方の世界から、
他の男神女神が乗る精霊界の船々が降臨しつつあり、
その光景は、四方において
大宇宙が燃える世界で満たされたかのようでした。 - やがて精霊人たちは、
まず一隻、次にまた一隻と、
次々にアーショングの船に接続し、
ついには五百隻以上が結合して、
一つの強大な船となりました。
それでもなお、イエシュアを一望できるほど
近くに留まっていました。 - 彼らが合流した時、
数えきれぬほどの天使たちが
互いに顔を合わせました。
その多くは何千年も前からの知己であり、
地球よりも古く生まれ、
地球の歴史を知る者もいました。
彼らは同じほどの年齢を持つ仲間を有し、
他地域におけるジェホヴィの王国の中で、
物質的な地球型世界や星、太陽について
豊富な経験を積んでいました。 - これらの男神女神の叡智は実に偉大で、
地球の大気界に入るだけで、
定命の者たちの心と祈り、
そして地球に属する下天の霊魂の思考と願望のすべてを
読み取ることができました。
彼らすべてにとって、
ジェホヴィの声は常に身近であり、
その力は彼らの叡智と等しいものでした。 - ジェホヴィはこう仰せになりました。
「物質人には、一度に一つか二つのことを
聞き取る力を与えました。
しかし、わが神々は、
同時に何万人もの声を理知的に聞き分けることができ、
しかも、それらすべてに応答する術を持っています」 - 出航の準備が整うと、
アーショングは言いました。
「イエシュアの上空を低く通過しましょう。
そうすれば、私が築いた新たな天界を、
あなたたちは見聞きできるでしょう」
仲間たちは言いました。
「ジェホヴィの御意志は成し遂げられました」
こうして彼らは進み、
イエシュアを訪れた後、地球へ降下し、
主神たちの領域を巡りました。
すべてを見終え、アーショングの仲間たちから
地球とその天界の状況について説明を受けると、
彼らはさらに高く上昇し、
アーショングが食事と交わりの場として招いた
アナカロンへ向けて航行したのでした。 - こうして精霊人は
地球と大気界から去りました。
これがすなわちダンの周期の始まりであり、
最初のダンの夜明けは閉じられ、
過去のものとなったのです。 - そして地球の神々、
すなわち主神たち(今やアドニアと呼ばれた者たち)は、
地球から産み出された者たちでした。
また、地球の大気界を支配していた神(単数)も
地球生まれであり、
同様に、大気界の天使たちも皆、
地球の産物として生じたものでした。 - そしてジェホヴィの御名のもと、
主神たちと神は、
それぞれの任地を治めるために任命され、
戴冠されました。
こうして彼らは、
ジェホヴィの栄光のための道具となったのです。 - ジェホヴィは仰せになりました。
「わが名において私に仕える者は誰であれ、
わが息子であり、わが娘です。
わが裁きの光は、その時と場所に足るだけ彼らの上に下ります。
あなたがたが彼らを敬うほどに、
あなたがたは私をも敬っています。
野の花を通して、
私は色と香りにおいて自らを表します。
ライオンとマストドンを通して、
私は力と貪食において自らを表します。
子羊と鳩を通して、
私は柔和と従順において自らを表します。
人間を通して、
私は言葉と行いにおいて自らを表します。
そしてすべての人間――賢者も無知なる者も――は、
私の表現の通路です。
中には舌が厚く、話し方の拙い者もいます。
されど彼らもまた、
わが幼子であり、わが息子であり、娘でなのです」 - ジェホヴィは仰せになりました。
「セムアンの時代の後、
私は精霊界の天界から息子や娘たちを地球へ与え、
彼らは定命の者たちと共に
三千年のあいだ住みました。
そして私の精霊人は
地上の諸地方にルーイを設けました。
さらに彼らはルーイに命じて言いました。
『あなたがたの職分は、
霊感によって定命の者たちを導き、
男と女が夫と妻として
共に住むようにさせることにあります。
そうして整えられた環境において、
その子孫は父母よりも、
叡智と愛と力において、
より高く上昇するでしょう』」 - ジェホヴィは仰せになりました。
「後の日に、私は賢者を惑わせるでしょう。
彼は、人間の男と女が、
獣のように節度なく無差別に生き、
無差別に交わらなかった理由を見出せないからです。
まことに、私は彼に示すであろう――
私を告白する者は私に導かれ、
私を否む者は、
節度なき無差別な交わりへと堕ちてゆくことを。
私の業からして、
地球の初期の日々の教訓は、
初めから私の手の働きが
そこにあったことを示すであろう。
私のルーイによって、
男と女は霊感を受け、
私と私の業を讃える息子や娘を
育て上げるように導かれた。
私のルーイによって、
私は定命の者たちの間に足場を保ってきたのです。 - 「私を理解し、
人格としての私の臨在が、
最終的には最高で最善の勝利をもたらす、と信じ得た者たちを、
私は”信仰者”と呼ぶよう命じました。
初めから私は、
地球とその天界に住むこの系譜に、
一筋の糸を保ってきたのです」 - 第二周期の終わりに、
大気界には六十億の天使がいました。
彼らの大半は暗闇の中にいて、
自分が何者であるか、どこに住んでいるかも知らず、
また、ほかに天界があるのかどうかさえ、
知ろうとも気にしようともしませんでした。 - そして今や、大気界で戦争が始まりました。
幾千の天使が幾千に対し、
幾百万が幾百万に対して争ったのです。 - 地球の領域と、
そこに住む定命の民を所有し支配するために、
これら何百万もの戦天使が出撃しました。
そして定命の者たちもまた戦争に陥り、
憑依する天使たちによって、
自らの町と王国を破壊させられました。 - この大いなる邪悪の“誘惑”によって、
ほかの天界の天使たちも学校と工場を捨て、
定命の者たちのもとへ降りて行きました。 - こうして神と主神たちの王国は再び無に帰し、
花嫁と花婿の収穫は、
すでに長らく絶えていました。 - 最初の収穫は二百年後であり、
花嫁と花婿は六億、
階級は九十二でした。 - 第二の収穫はさらに二百年後であり、
八億の天使、
階級は八十九でした。 - 第三の収穫はさらに六百年後であり、
二十億の天使、
階級は八十三でした。 - 第四の収穫はさらに五百年後であり、
二十三億の天使、
階級は七十四でした。 - 第五の収穫はさらに三百年後であり、
六億の天使、
階級は六十二でした。 - 第六の収穫はさらに四百年後であり、
九億の天使、
階級は五十一でした。 - そしてこれが最後の収穫となりました。
なぜなら精霊界の天界に住むに足る階級を持つ者が、
もはや一人もいなかったからです。
原文:OAHSPE – The 1882 Edition (English Edition)


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