【1章】
- これらはコスモンにおける”タエ”の言葉です。
「私は光です。私は中心であり無限です」
とジェホヴィは仰せになりました。 - 私はあなたたちに私の光を与えます。そしてあなたたちがそれを受け取ったら、こう叫ぶでしょう。
「見よ、自分は賢い!」 - あなたたちの肉体を私は創造し、あなたたちの実体を成熟させるため、その肉体に定着させました。
- 私がいなければ、あなたたちは生命を享受できませんでした。あなたたちは私の人格から発せられた一筋の光の終着点なのです。
- そしてあなたたちは物質的な肉体に焦点を合わせています。
- あなたたちの霊魂にとって、私は一筋の光線が集まる太陽のような存在です。
私はあなたたちの魂を照らす光です。 - 私から発する一筋の光は、”死の運命”に根を下ろしており、あなたたちはその産物であり、樹なのです。
- あなたたちは何もない存在でした。あなたたちを構成する全てのものは、それ以前に存在していたものから創り上げました。
- 私はこれらを結合させて、生命を与えました。
- こうして私はあなたたちを創造しました。
- 私があなたたちを肉体的に創造したのと同じように、私はあなたたちを霊的に、知的に創造しました。
- 私は物質からあなたの肉体を創造したように、私の光、すなわちわたし自身から、あなたの意識と共にあなたを霊的に創り上げました。
- あなたは、自らの意志と努力によって、肉体的な自分自身に一点たりとも加えることはできません。
- 血による吸収の過程は、私によって、私を通して、あなたに付け加えたのです。
- 私があなたに働きかける力によって、あなたの血は血管を流れているのです。
- 私が手を引いたら、あなたは死にます。生と死は私から出ているのです。
- それゆえ、あなたの物質的な部分は全て私から生まれており、わたしを通して存在しています。
- 同様に、あなたの霊魂も私から生まれています。
- あなたが物質的な自分に少しも加えることができないように、あなたの霊魂に対しても僅かでも加えることはできません。
- あなたの霊魂は私から生まれているのです。
- あなたは、自分の力で、新たな考え、理念、発明を一つも生み出したり、獲得したり、持ち込んだりすることはできません。
- あなたの持つあらゆる考え、知識、判断力を、私はあなたに授けました。
- 旋風が塵を集め、それを中心へと押し進めるように、私の宇宙の計画もそうです。
- あなたたちは中心であり、万物は外からあなたたちのもとに来るのです。
- 肉体同様に、あなたたちの知識も、外から、すなわちあなたたちの外側にあったものからもたらされるのです。
【2章】
- 「あなたたちは霊感によって造られました」
とジェホヴィは仰せになりました。 - 私はあなたたちを物質的な肉体として創り上げた後、そこに上書きしました。
それがあなたたちです。 - そして私は、あなたを感受性豊かな者にしました。そうすれば、あなた自身の外側にある全てのもので、あなたを書き足せるからです。
- これらの総和があなたの知識です。
- あなたに対してそうであったように、全ての人間、そして私が創造した全ての生き物にもそうです。
- 私が与えたもの以外の知識は、この世に存在しません。
- 全ては私の霊感によるものです。
- 人間は言いました。
「私はある尺度で以て息子に数学を教える」 - 「私は全てのものより古いのです」
とジェホヴィは仰せになりました。 - 私はあなたの父や、その祖先全員に教えました。
人間の知識の総和は、私の光を知覚する能力に過ぎません。 - 私はあなたを下僕とし、あなたの息子にある尺度で教えるようにしました。
これが、あなたの息子の魂が目的に向かって歩むための、私が築いた道でした。 - 人間は言いました。
「私は父よりも多くのことを知っています。しかし、父はその父よりも多くのことを知っていました。
私たちは互いに推論し、消化し、混ざり合うのです」 - 「私はあらゆる”外部のもの”です。私から小さな光が焦点を結んでいるのです」
とジェホヴィは仰せになりました。 - 人間は太陽に集光レンズをかざし、それによって火を灯しますが、レンズに熱を閉じ込めることはできません。
- あなたたちはこのように知識を蓄積してきたのです。しかし、知識はあなた自身が生み出したものではなく、全ては私からもたらされたものです。
私はそれを全て与えました。 - 地上のあらゆる人種における知識の増加は、私が与えた増加に過ぎません。
人間はそのうちの一つでも創造したわけではありません。 - あなたたちは一つの思考も、一つの観念も、一つの衝動も創造できません。
- あなたたちは私の収穫物、あるいは私自身から集めることしかできないのです。
【3章】
- 「私は人間の目を、光によって知識を得るために創造しました。
しかし人間の耳を、闇から、しかも闇の中から知識を得るために創造しました」
とジェホヴィは仰せになりました。 - 私は人間に触覚の力を与えました。それによって人間は、物事が自分にどれだけ適応し、どれだけ適合し、どれだけ不適合であるかを知ることができるようになりました。
- 人間よ、これらは私があなたに与えた物質的な扉です。あなたたちはそれによって、私と私の創造物から、意識的に知識を受け取ることができます。
- これらを通して、あなたは絶えず受け取ります。これらを通して、あなたの魂は私の業に関する知識を蓄積していきます。
- 私の魂の扉に課せられるものは、全ては霊感です。
- パンを見たら、あなたは”食べる”という霊感を受け取ります。
馬を見たら、あなたは”乗りたくなる”という霊感を受け取ります。
刺草に触れれば、あなたは”痛みを感じる”という霊感を受け取ります。 - しかし、いずれにせよ、外的な事柄からもたらされる霊感を理解するには、まず訓練を積まなければいけません。
- 人間は言います。
「今日、私は長年会っていなかった友達を思い出しました」 - ジェホヴィはこう仰せになりました。
「私はあなたを倉庫として、また以前に書かれた書物として創りました」 - そして私は、あなたの魂の中にある、あなたの記憶と書物を再び読む力を与えました。
- これは私が以前あなたに与えた霊感の蓄積でした。
- あなたが熱病に冒されたり、陶酔したり、あるいは普段とは異なる行動を取っていると、あなたの魂はこれらの格納庫に入り込み、記憶が驚くほど鮮やかに浮かび上がります。
- これが、私が以前あなたに与えた霊感の顕現です。
- 私はあなたを創造しました。それは、あなた自身の外的世界からだけでなく、あなたの肉体の各部からも霊感を受けるためです。
- 私があなたに抱かせる”感動”も霊感です。しかし、私を知るためには、私の霊感を理解しなければいけません。
- 愚か者は火を手に持ってしまい、苦痛を感じます。しかし、彼はその苦痛の原因も、その根源も知らずにいます。
- 同じように、私はあなたのもとを訪れて霊感を与えますが、あなたは私を認識しません。
- ある人は私の存在と霊感を認識します。その者は私が話すのを聞き、私の人格を見ます。
- しかし、私はこのどちらに対しても同じ存在です。
- ある人が話そうとして口を開くと、私の言葉が発せられます。
- また別の人は言います。
「誰もジェホヴィを知らず、誰もジェホヴィのことを聞いたこともない」 - ある人は、まるで写真台紙のように敏感で、私の光を瞬時に捉え、それが私から出たものだと知ることができます。
- 別の人はこう言います。
「突然、思いが浮かんだ!」
しかし、それがどこから来たのかは分からずにいます。
【4章】
- 「幼児にとって、私の光は最初の知識です」
とジェホヴィは仰せになりました。 - 幼児は私を見て、私の声を聞きます。
また、私の天使たちを見て、私の声を聞きます。 - 私の光が物質界の目と耳に圧力をかけることで、幼児は肉体的に見聞きすることを学びます。
- これが二つの感覚の始まりです。
私は、この二つの感覚を互いに並行して成長させて、同じ強さになるように創造しました。 - しかし、幼児は物質界にいるので、霊的な感覚による訴えよりも、肉体的な感覚に訴えるものに心を奪われるのです。
- こうして成長して、私と私の天使たちを忘れてしまったとします。その者は無神論者です。
- しかし成長して、私と私の天使たちを覚えていたとします。その者は信仰者です。
- ご覧なさい、人間よ、あなたたちは彼らにこう尋ねたとします。
「”全人格”、創造主という観念はどこから来たのだと思いますか?」 - 彼らのうちの一人はこう答えました。
「それは生まれつきのものであり、自然なものです」 - しかしもう一人がこう答えました。
「それは愚かです。闇から来たのです」 - しかし人間よ、あなたたちに言います。
闇は概念を創造することはできません。
私がその傍らに作る光がなければ、闇さえも認識されないのです。 - あなたたちは太陽の下で、私が創造していない動物を想像することはできません。
- 人間は言いました。
「私は魚の頭とひれを持った馬を想像します」 - 「あなたが何を発明しようとも、それは私の創造物の一つの部分を抜き取って、それを他のものに当てはめているに過ぎないのです」
とジェホヴィは仰せになりました。 - もしあなたが新しい生き物を編み出せないのなら、あなたの先祖も私に対してそういう働きかけをしなかったということであり、それがあなたへの証拠となります。
- それでもなお、あなたは私と私の人格について考えだったり概念を抱いています。
- そしてあなたは死者の霊魂についての考えと概念を抱いています。
- 私の臨在とあなたへの霊感によって、私が”我在り”であり、一人の人格であることを教えました。
- 私の天使たちの霊感と臨在によって、私は彼らに教えました。
- 私の霊感は鳥に歌わせ、私の臨在によって巣の作り方を教えます。
- 私の臨在によって、私は一本のバラを赤く、そしてもう一本を白く染めます。
- 私の人格の証明は、全体の調和と、全てのものがそれぞれ人格を持ち、その秩序において完璧なことです。
【5章】
- 「私には二種類の声がある」
とジェホヴィは仰せになりました。
それは、沈黙の声と聞こえる声です。 - 私が創造した全ての人間は、私の声のどちらか一方に、そして多くの者は両方に、受け取れるように創造しました。
- ある者はそよ風の中に、雷鳴の中に、音楽の中に、私の声を聞きます。
- ある者は野花の中に、山々の風景の中に、私の声を聞きます。
- またある者は私の霊感を感じ、山の斜面を小躍りして登っても、途中で疲れることはありません。
- 私の霊感を見ず、感じない者は、大変苦労して山を登ることになります。
- 人間が肉体と霊において清らかであればあるほど、私の霊感を見分けることができます。
- そして、もし人間がさらに純粋さを高めるなら、私の光を物質的な言葉に形作ることができます。
- これらを”啓示の言葉”と呼ぶように、私は人間に教えました。
- しかし、私は肉体を持ついかなる人間も完璧には創造しませんでしたし、また、いかなる人間も私の言葉を完全に明らかにすることはできません。
- しかし、私は全ての人間に私を明らかにしようと努める道を開きました。
- 人間が完全な人間へと近づくにつれて、私の臨在とその言葉によって、私は人間に啓示していきます。
- 人間は人間として不完全であるため、私の霊感は人間の感覚に現れません。
- 私は可能な限り、肉体的と霊的の両方の感覚において完璧な人間を創造しました。
- 強い肉体的感覚と弱い霊的感覚は、人間を私の臨在から引き離し、私の人格に対して不信心感を募らせます。
- そのような人間は私の霊感と天使たちの霊感を否定します。その者は幹と多くの枝を持ちながら、その場所から動けない森の木に過ぎないのです。
【6章】
- 「我は一つの霊魂です」
とジェホヴィは仰せになりました。 - 私の生けるものの生命力は、この力によってすべてに宿ります。
それゆえに、彼らは生き、動くのです。 - 生けるもののそれぞれの構造に応じて、私の霊感は現れます。
- 臆病に逃げる者もいれば、ライオンのように獰猛な者もいれば、蛇のように分別のない者もいます。
- 人間について言えば、ある者は音楽に、ある者は数学に、ある者は予言に、といった具合です。
- これら全てにおいて、私は唯一であり、彼ら全員を動かす普遍的な霊感者なのです。
- それらは有機的な構造に従って、私の霊感を体現しています。
- 私は、最低の生き物として蛇を創造しました。
なぜなら、私は蛇に、自らを滅ぼすことのできる要素を与えたからです。 - 地球が毒ガスで覆われた時、私は毒の蔓、雑草、樹木、そしてあらゆる種類の草を創造し、それらが地上で豊かに生えるようにしました。
- こうして、私は破壊的なガスと地上の物質から植物界を創造しました。
その日、私が創造した地上の全ての植物は、動物にとって毒でした。 - それから、私は蛇を創造した。あらゆる大きさの蛇を創造しました。
それらは毒でした。 - 私が創造した蛇は肉食で、互いに餌を食べ、自らを妊娠させるように創造しました。
- こうして私は大気の毒を植物界に、そして動物界に追いやりました。
こうして私は天界の空気を浄化したのです。 - これが私がこの世界に創造した最初の創造物でした。
- それから私は地球を星雲で覆い、地表に生えていた毒を覆い尽くしました。
するとそれらは油と石炭に変わりました。 - それから、私は新たに創造し、地球のために設計した動物たちに足と下肢と骨を与えました。
- 地球が人間にとって成熟すると、私は人間を創造しました。
第二の創造において、私は男と女を創造しました。 - 人間は他の動物のように口がきけず、言葉も理解力もなく、私が創造した他のどの生き物よりもさらに弱い存在でした。
- しかし私は、人間を創造する前から存在したあらゆる生物の分解された要素から人間を創造しました。
- そして人間は、第一の創造物と第二の創造物を得ることになりました。
地上のあらゆる動物の生態に倣って、私は人間を創造しました。
全ての動物のあらゆる特徴を備えるよう、私は人間を、男と女を創造しました。 - 人間は自らの創造に気づかず、自分がどこから来たのかも知らず、自分の種族が何であるかも知らずにいました。
- そこで私は天使たちを人間のもとに派遣し、人間が何者であるかを教え、私が創造した人間に本来備わっていた能力を発揮させました。
- 私の天使たちは人間から物質を引き出し、肉体的な姿を作りました。
天使たちは人間の助手として共に暮らし、人間に理解を与えました。
【7章】
- 「人間が独立した存在になることを学ぶため、私は最初から人間を創造しました」
とジェホヴィは仰せになりました。 - そして私の天使たちが人間に言葉を教え、世界中のあらゆる動物を、動物たちが呼ぶ名前をもとに名付けさせた後、私は天使たちに、しばらくの間、人間から離れるように命じました。
- 天使たちに私は言いました。
「ご覧なさい、私がこの世に創造した全ての動物の中で、人間だけが、言葉によって同胞に知識を伝える能力を得ました。 - 人間だけが、創造主である私についての考えを理解する能力を得ました。
- しかし、私は私が創造した全ての生き物に霊感を与えます。
しかし、彼らはそのことを知らずにいます。 - 私は蜘蛛に網を張らせ、鳥に巣を築かせ、雁に冬が来る前に南へ飛ばせ、牝馬に子馬を求めていななかせ、蟻に卵を産ませ、蜜蜂に女王蜂の巣に住まわせる、といったように、あらゆる生き物を私は霊感によって動かし、支配しています。
- 私は、男と女に、時と季節に応じて一緒になるように霊感を与えます。そして、妊娠中は別々に暮らすように。
これらを私は、”私の霊感の叡智”という教訓として、人間に教え続けています。 - 私は人間に、他の生き物の生態を通して私の業の術を観察することで、そこから知恵を得るという自由を与えました。
- 私はまた人間に、自分の周囲から受け取る霊感とは反対に、私の霊感を察知する能力を与えました。
- 私は他のいかなる創造物にもこの能力は与えませんでした。
- 私から生じるものは、誰に対しても苦痛や害がなく、全ての人間に自由を与えます。
これが私の霊感です。 - 人間は戦いを目撃すると、戦いへと感化され、平和と愛を目撃すると、平和と愛へと感化されます。
- 人間を調和と知恵、そして生命へと導くのは、私の霊感です。
- 人間を不調和と愚かさ、そして死へと導くのは、人間の周囲からの霊感です。
- 蛇に、噛み殺すよう霊感を私は与えました。なぜなら、私はそのように蛇を創造したからです。
これは罪ではありません。蛇はその務めを果たしたのです。
それは過去の時代の毒の残滓に過ぎません。 - 私は人間を破壊のためにではなく、生命と知恵、平和、そして全人類に愛をもたらすために創造しました。
- 人間が徳、知恵、真実、そして全人類への愛を実践するとき、その霊感は私から直接来ます。
- 人間が破壊と利己主義を実践するとき、その霊感は周囲の葛藤を通して、間接的に私から来ます。
- こうして人間は善ではなく悪となります。
- 直接の霊感によって、私は創造した全ての動物に働きかけます。
- 間接的な霊感とは別に、これを可能にするように私は人間を創造しました。
【8章】
- あらゆる霊感は、私から直接、全ての生き物に与えられますが、私はまた、私の全ての創造物から間接的に霊感を受けられるように人間を創造しました。
- 私から直接受け取るものは全て、私と同調しています。
- 百合と薔薇は、その秩序において完璧に創造されました。
雌鳥にも、季節が来れば巣を作るよう霊感を与え、それは秩序的に完璧に創造されました。 - 人間を除く、私が創造した全ての生き物も同様です。
他の全ての生き物は、私が創造した秩序において誤ることなく、私が創造した栄光を成就します。 - しかし、私は人間を万物から霊感を受け取れる能力が備わった状態で創造したので、人間は善と悪の両方が顕れます。
誕生したときと環境に応じて、人間は善や悪になります。 - しかし、私は人間を、これを理解する能力も備えて創造しました。なぜなら、私は最初から、人間が神へと昇り詰め、自分より下のものすべてを理解できるように設計したからです。
- そして私は天使たちを人間のもとに派遣し、人間に与えられた霊感の違いを識別する方法を教え、それに従って自らを律することができるようにしました。
- そして私の天使たちは人間に言いました。
「あなたの創造主と一つになりなさい。これらは創造主の直接の霊感です」 - 何よりも創造主を愛し、隣人を自分自身のように愛すること。
- 喜びのみを与え、苦痛を与えないこと。
- 殺さないこと。
- ジェホヴィの創造物に暴力を振るわないこと。
- 全ての生き物の自由に配慮すること。
- 他者の幸福と希望を妨げてはいけません。ただし、その代わりに超越的な栄光と希望を返してもらえる場合に限ります。
- これらはあなたの創造主から直接与えられた霊感です。
- しかし、人間よ、次のものはあなたの邪悪な霊感です。これらはあなたの生まれと環境から来ているものであり、かつて悪魔と呼ばれていました。
- 殺すこと。
- 中傷すること。
- 罰すること。
- ジェホヴィの創造物を滅ぼすこと。
- 他人よりも自分の利益を追求すること。
- 清らかさや知恵を犠牲にして肉欲を満たすこと。
- ジェホヴィに嘘を言うこと。
- 自分自身に嘘を言うこと。
- 偽りを口にすること。
- 他人のものを欲しがること。
- 妊娠期間中に同棲すること。
- 争いに加わったり、争いを助長したりすること。
これらは、出産の際に伝えられた”肉を主とする食物”の果実です。
【9章】
- 「私は人間を、私の直接の霊感と間接の霊感を区別する能力を備えて創造しました」
とジェホヴィは仰せになりました。 - そして、私の天使たちは人間に規則を与え、それによって人間は両者の違いを明らかにできるようになりました。
- 人間は言いました。
「見よ、誰でもこう言える。
『ジェホヴィはこう仰せになった!』と。
ある者は隣人を殺しながら『私はジェホヴィにそのように啓示されたのだ』と言う。
またある者はあらゆる善行を実践し、その言葉は知恵と理解力に満ちており、
『私はジェホヴィから啓示を受けたのです!』と言う」 - ああ、人間よ、私はあなたたちに言います。
このことに対しても、私はあなたに自由を与えました。
それゆえ、私から来たものと、その者の周囲(悪魔)から来たものなのかを、あなた自身で裁きなさい。 - あなたは全てのことにおいて、自分で裁かなければいけません。
- ご覧なさい、私は私の神をあなたを裁くために派遣しました。しかし、あなたもまたあなたの神の裁きを裁かなければいけません。
その後、同じようにあなた自身も裁かなければいけません。 - 私は永遠の審判者としてあなたを創造しました。それは、あなた自身と全世界を裁くためだけでなく、あなたの創造主である私をも裁くためです。
- 私はあなたに多くの聖典を与え、こう言いました。
- 「それらを裁かなければ、あなたは罠にかかってしまいます。
私はあなたに命じます。人から、天使から、神からも、何も受け入れてはいけません。 - しかし、あなたは創造主から受けたあなた自身の霊感に頼らなければいけません」
- これが、私があなたの魂に語りかける言葉です。
- 人間からあなたにもたらされるものは間接的な霊感であり、天使からもたらされるものも間接的な霊感であり、神々からもたらされるものも間接的な霊感です。
- 私からの直接の霊感は、書物や説教、あるいは私の全ての創造物からではなく、あなたの創造主である私からのみ与えられます。
- たとえ一人の人間が私から直接の霊感を受け、それを書物に記し、それがあなたに与えられても、それは間接的な霊感です。私があなたに直接与えた霊感によって、あなたがそれを受け入れるよう促された場合にのみ、あなたは拘束されません。
- しかし、私は全ての人間を、私を認識し、私の叡智を言葉で表現できるほど明晰に創造したわけではありません。
- この世の霊感から離れて、私のもとに辿り着ける者は少ないです。
- 言葉で私に懺悔する者は多いですが、彼らは私の霊感を実践しません。
- 私の言葉は心の清い者には容易に伝わり、私の叡智は彼らの言葉の中に現れます。
- なぜなら、私は動物に、私が創造した目的を完璧に、そして賢明に行うための霊感を与えるように、彼らに言葉を与えるからです。
- ご覧なさい、私は口のきけない蜘蛛に、幾何学的な網の編み方を教えます。
正義の者に知恵の言葉を与えること以上の奇跡などあるのでしょうか? - それとも、私の啓示を受けられないようにすることでしょうか?
- それとも、私の創造物の調和と栄光を人間に示すことでしょうか?
【10章】
- 「最初の創造において、誰も私の声を聞かず、私を見ようともしませんでした」
とジェホヴィは仰せになりました。 - そして今日に至るまで、多くの者が私と私の人格を否定します。
- 人間よ、兄弟の才能を思いやることをあなたに教えるために。ご覧なさい、私の神々とその天使たちにとって、なんと大変な苦労を味わっていることでしょうか!
- 私が創造したものを、二人として同じように見る人はいない、ということをあなたに示すために。
- 私の声を聞くことができないからといって、私の声を聞ける兄弟を裁いてはならないと、あなたに注意させるため。
- あなたの自由を侵害することなく、あなたをあれこれと導くために。
- あなたを注意深くさせ、あなた自身の霊感によって私から学ぶようにするため。
- 私の言葉に対する他人の解釈に疑いを抱き、同時に私の言葉と私の人格を、あなた自身の中に見出そうと努め、私を見聞きするようにするため。
- さて、ご覧なさい、昔は、全世界の各所で私を理解できるのは、ほんのわずかな人だけでした。
- あなたたちは野獣や、動物の中で最も知恵のある犬にこう言いました。
「ジェホヴィ!ジェホヴィ!」と。 - そして彼らはあなたの言うことを理解して聞かないでしょう。
- 昔、世界のほとんどがそうでした。
- 今日、私は多くの人々に命を与えました。
- 明日、世界中の全ての人々が私を知るでしょう。
- これが、私があなたに創造した”可能性”という進歩です。あなたはこの道を歩むでしょう。
- あなたは四方八方から私への道を塞ぎました。
- あなたは私を追い払い、こう言いました。
「自然法!道徳法!ディヴァン法!本能!反省!第六感!予知!」 - 私はあなたに言います。
「私はこれら全てを廃止しました。もはや、永遠にこれらを持たない!」と。 - 私は法を持ちません。
私は自らの臨在という美徳によってそれを実行します。 - 私は遠く離れているわけではありません。
ご覧なさい、私はあなたと共にいます。 - 私は太陽の下のいかなる生き物にも本能を与えませんでした。
彼らは私の臨在によって、それぞれがしたいことをするのです。 - 私は直感によって教えを与えることはありません。
私は万物の起源であり、万物のための起源なのです。
原文:OAHSPE – The 1882 Edition (English Edition)

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